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暴走する文明: 「進歩の罠」に落ちた人類のゆくえ 単行本 – 2005/12/1

4.3 5つ星のうち4.3 2個の評価

商品の説明

出版社からのコメント

「京都議定書第一回締結会議」が開催された環境先進国カナダでベストセラーになったのを皮切りに、アメリカ、イギリスでも出版の運びになったという異色ノンフィクションです。
 孤高の天才画家ゴーギャンは、自然がありのままの姿を残す憧れの南国で、巨大な傑作「われわれはどこから来たのか? われわれは何者か? われわれはどこへ行くのか?」を描きました。本書はこの最初の二つの問いの答えを探りながら、最後の問いの答えを見つけようとする試みです。
 人類は、人類として地球上に一歩踏み出したときから、進歩するだけの一方通行の道を信じて歩んできました。そして文明は絶対に後戻りすることはないのだと、思い込んできました。しかし、じつはイースター島、古代マヤをはじめ「進歩の罠」にはまった文明が、これまでいくつも滅亡してきたことを私たちは見て見ないふりをしてきただけなのだと著者は言います。今、現代文明の高速船は、巨大ながら世界にたった一隻の船となり、その船の沈没は人類の滅亡を意味するということをきちんと考えなければならないときにきています。
 ぜひ心新たに読んでいただきたい作品です。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ NHK出版 (2005/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 221ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4140810807
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4140810804
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 2個の評価

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ロナルド・ライト
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上位レビュー、対象国: 日本

2011年4月27日に日本でレビュー済み
管啓次郎氏の『 斜線の旅 』を読んでいたら、本書のことが書かれており、興味を惹かれたの読んでみることにした。なお、本書に触れた部分が書かれたのは、本書の邦訳がでる以前なので、書名は『進歩小史』となっている(原題は『A Short History of Progress』)。

大ざっぱに書けば、現代文明への警告の書であるが、単純な温暖化批判や反グローバリズムについて書かれているわけではない。ゴーギャンが作品のテーマとした「われわれはどこから来たのか? われわれは何者か? われわれはどこへ行くのか?」、この3つの疑問に対する著者の回答を書いたものである。

クロマニヨン人とネアンデルタール人の比較やその争い、モアイ像を残したイースター島と人類最初の文明・シュメールの興亡、古代ローマと古代マヤの盛衰、現代史の殺戮と愚行にふれながら、「農耕」や「進歩」が持つ功罪について、具体的でありながら、簡潔かつ説得力のある記述に満ちている。
なかでもイースター島に関し、1722年にオランダ人が辿りついた時に島に1本の木もなかったことに触れ、最後の1本を切り倒した人間が確かにいたという指摘は、書かれてみると当然のことだが、怖くなってしまう。著者は、小高い山の頂上からならイースター島は全島を見渡せる以上、木がなくなりつつあることも、木が最後の1本だけになってしまったことも島民は知っていたはずであると主張し、その1本を切り倒すまで突き進まないとすまなかったイースター島の「文明」の愚かさを暴いていく(『
6度目の大絶滅 』145〜146ページに、イースター島の緑の破壊は、人間と一緒にやってきたネズミが原因であるという説が紹介されている)。
しかし、その「愚かさ」は果たして彼らだけのものだろうか。
現時点での世界は、政治体制や経済体制の選択を単純に論じる以前に、本書で著者が使う「進歩の罠」という言葉を、真剣に問い直すことが求められているように感じる。

本文は、邦訳で150ページ足らず。かなり詳細な原註(38ページ)と参考文献(12ページ)と索引が巻末についている。参考文献で邦訳のある場合は、そのことも記されている。
ただし、原註に些細とはいえ、人口統計に関する数値などに校正ミスが見られるのと、参考文献中にも邦訳がありながらも抜けているものがかなりあるのは残念でならない。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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