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NHKさかのぼり日本史 外交篇[3]大正・明治 帝国外交の光と影 なぜ、欧米列強とならぶ「一等国」になりえたか 単行本(ソフトカバー) – 2012/10/26
北岡 伸一
(著)
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大正・明治帝国外交の光と影-なぜ、欧米列強とならぶ「一等国」になりえた
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2012/10/26
- 寸法13 x 1.8 x 18.2 cm
- ISBN-104140815639
- ISBN-13978-4140815632
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登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2012/10/26)
- 発売日 : 2012/10/26
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 208ページ
- ISBN-10 : 4140815639
- ISBN-13 : 978-4140815632
- 寸法 : 13 x 1.8 x 18.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 629,941位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 399位明治・大正時代
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2013年11月1日に日本でレビュー済み「歴史をさかのぼって逆から観る」ことの新鮮さは十分に感じることができたのだが、やはり長年の習慣で時空列の流れがどうしても混乱してしまうのも事実。ただし、本書は完全に最終章まで読み終わったときに、ぼんやりとではあるが「鹿鳴館時代〜第一次世界大戦」までの経過が見えてきた。
(本書の意図に反するかもしれないが、時空列どおりにまとめてみます)
「鹿鳴館時代」からの悲願は条約改正であり、治外法権の撤廃と関税自主権こそが国としての最大目標化する。そこから、ナショナリズムの勃興や国民意識の高揚が生まれ、賢明なリーダーシップによって導かれてゆく。明治の元勲たちは文官ではあるが、もともとは武士階級の出身がほとんどであったため、政府や軍、政党間の共通認識である「富国強兵」についての決定的な対立はなかった。
しかし、かつての「宗主国」にも近い存在の清国を「日清戦争」によって勝利したことにより、アジア全体の構造が大きく変化する。「日本に学ぶ意識」が生まれてくるのだが、日本は「大国意識」が芽生えだす。そこへ露独仏による「三国干渉」が行われて、主導線と利益線という考え方から大きな危機感、絶望感を抱くことになる。
露仏独VS日英米清という対立構造のなか、当時の陸軍、政界は形式的秩序にとらわれることなく、対露作戦に陸軍大臣まで経験した児玉源太郎を抜擢し作戦を成功させてゆく。けれども、可能な限り実施した近代化路線は継承されず、卓越した指導や精神力の強調のみが受け継がれる皮肉な結果を生む。さらに、日英同盟を軸とした国際関係を構築することにより勝利が可能となった、という側面も忘れ去られていく。
さらに、満州権益安定と軍、元老を抑えて外務省に外交をすべて一元化するという悲願に向けて、もともと積極的ではなかった海外派兵をおこなって第一次世界大戦に参戦することになる。
という流れを逆説的に描いてくれたのが本書。もちろん、テレビ番組の書籍化であるので、論文集のような重厚さはないが、ひじょうにわかりやすく問題点の提起も的確であり、逆に歴史の「連続性」をはっきりと読むことができる好著作。
- 2015年1月3日に日本でレビュー済み外交を軸にしつつ、明治・大正の日本史がコンパクトにまとめられている。また、細かいが重要な史実がエピソードのように挟み込まれていて、新しい発見も多くあった。山縣有朋は古いリーダーで、下の年代は扱いに困っていた等。ただ、テレビ番組で感じられたらさかのぼりという面白さはなく、不自然さの印象の方が強かった。