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クラカトアの大噴火 単行本 – 2004/1/26

3.7 5つ星のうち3.7 11個の評価

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『博士と狂人』の著者による最新ノンフィクション大作。
直接の被害だけでなく、政治や経済の変化、科学の発達などの転機にもなったクラカトア島の大爆発をめぐる一大歴史ノンフィクション。クラカトアの噴火はヨーロッパ列強の植民地支配、動植物の分布、海洋学、プレートテクトニクス、ジャーナリズム、政治経済への影響、新しい科学的手法、芸術などのさまざまな分野に影響を及ぼしたが、それぞれに関与した多くの人々の物語を紹介しながら、この火山爆発がいかに歴史上大きな役割を果たしたかを、膨大な資料をもとに描く。

クラカトア火山・・ジャワ島とスマトラ島の間に位置したこの火山は、1883年8月27日、史上最大規模の大爆発を起こし、世界に甚大な被害を与えた。30メートルもの高さの津波により、のべ36000人以上が死亡し、多くの船が転覆、沈没、崩壊した。
 スンダ海峡には動植物の種類を隔てる境界線があり、この興味深い性質はウォーレスを初めとするヨーロッパの科学者を惹きつけた。ウォーレスの研究成果は、ダーウィンに進化論の根拠を提供した。また「ウォーレス線」は後年プレートテクトニクス論の根拠にもなった。また、クラカトアの爆発は世界を4周以上もする衝撃波を放ったが、この観測のために世界中の気圧計データが収集され、これは世界規模での気象観測という初の試みとなった。また、火山噴火で完全不毛の地となったクラカトアは、生物活動がどんな順番で
始まるかを示す貴重な場所となり、科学者たちの自然観測のメッカとなった。
 クラカトア爆発は植民地時代に発達した海底ケーブルを使った電信技術によって、初めて世界的に伝えられる自然災害となった。それにより、世界中の人々は身近に起こっている異常気象などの原因を知ることとなった。
 また、火山爆発が引き起こした長期的な天候不良と農作物の不作は、オランダ人の支配への不満を引き起こし、イスラム原理主義的な地元民の蜂起が各地で起こり、植民地体制をゆるがした。
 クラカトアが引き起こした空気中の粉塵は、ヨーロッパの夕焼けをも七色に変えた。多くの芸術家たちはこの空に感化され、色鮮やかな多くの作品を残している。
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

死者3万6千人。だが、史上最悪の火山爆発がもたらしたのは、それだけではなかった。信じ難いほど壮絶な天災の真実と、はからずもそれが後の政治や科学に与えた意外かつ決定的な影響を、人に焦点を当てて描く。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2004/1/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/1/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 466ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4152085436
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4152085436
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 11個の評価

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クラカトア火山は記録が残る範囲では最大の噴火といわれています。

この火山の噴火により、人類の歴史は様々な形で塗り替えられていくことになる。

人間の力で多くの問題を解決してきました。しかし大規模な自然活動の前では人類は無です。壮大な地球のパワーを感じれます。

人間は地球の上に生きている、地球の活動の営みによって影響を受けることを感じれる書籍です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大規模な火山噴火は、地球規模の大凶作をもたらして来た。近年は 比較的に安定した気候に恵まれて来たと言えそうだけど、噴火災害は 避けることはできない地殻変動の産物なので、災害史を読んで対応策を考えておく事は 日本人の必須科目と言えましょう。その良い教材として本書が役立つと思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年1月4日に日本でレビュー済み
インドネシア、ジャワ島とスマトラ島の間に位置した「クラカトア」と呼ばれるこの火山は、1883年8月27日、史上最大規模の大爆発を起こしました。本書はこの大噴火がなぜ起きたのか、3万6千人以上の人々はなぜ犠牲になったのか、大噴火は世界中にどんな影響を与えたのかを人文社会科学、自然科学の面から立体的に描くノンフィクションの大傑作です。

クラカトアの大噴火は、「現在、知られているすべての火山噴火の中で5番目に大きい、火山爆発指数6.5の噴火、およそ25立方キロメートルの岩石や火山灰、軽石、粉塵を何万キロメートルも上方、成層圏下層にまで吹き上げ、爆発音を4800キロメートル先まで轟かせ、大変な力と高さをもっと巨大津波を生み、衝撃波を世界の果てまで4回送り出し、ほとんど3回迎え受け」た大噴火です。

本書の読みどころは以下の3点です。

1)大噴火発生の地質学的背景
著者はかなりのページを割いて、地質学に関する科学史的な説明を行っています。これだけで、1冊の新書となりうるような濃い内容です。
バリ島とロンボック島の25キロメートル幅の海峡にアジアとオーストラリアの動物区の境界線(ウォーレス線)があります。例えば、西にはオラウータンがいて、東にはサイがいるという境界線です。この境界線は大陸移動説のひとつの証拠となります。本書は大陸移動説からプレートテクトニス論を展開し、火山大噴火のメカニズムを説明します。これは科学読み物としては面白いのですが、ウォーレス線、プレート境界、クラカトアの位置関係については読み取れず、若干消化不良という感じがしました。
それでも、ウォーレスとダーウィンの葛藤、著者自身が学生時代にグリーンランドで古地磁気サンプル(岩石などに残留磁化として記録されている過去の地球磁場を示す試料)の採集の手伝いをした話、残留磁化が大陸移動説の独立的な証拠になる話(北米大陸とヨーロッパ大陸のそれぞれの磁北極移動軌跡が時間的にずれていて、大陸が移動していることの証拠となる)など、面白いエピソードが並びます。

2)大噴火の経緯と被害状況
最初に書くべきでしたが、クラカトアという島は、現在は存在しません。1883年の大噴火で島そのものがぶっ飛んだからです。それほどの大噴火でした。本書はクラカトアの大噴火の予兆から3万人以上を飲み込んだ大津波、余震を描きます。資料としても貴重と思います。
津波は35メートルの高さに達したといいます。オランダの砲艦「ブラウ号」は津波によって高く持ち上げられ、西に400mほど運ばれたところで波が砕けると、クリパン川の河口にたたきつけられました。船は転覆しなかったものも、落下の衝撃で乗組員全員が死亡したと考えられてます。
空中には衝撃波が走りました。コロンビアのボゴタ付近まで到達し、両側から伝わって来た波が衝突して、そこでまた生じた反射波は帰路についてクラカトアに戻りました。世界各地で衝激波が記録されています。互いに衝突しては反射をくり返した結果、衝撃波は7回地球上を往復したことになります。
爆発音は4,800キロメートルも離れたマダガスカル島の東方ロドリゲス島にまで聞こえ、人々は大砲の音と勘違いしたとあります。
また、クラカトア爆発は植民地時代に発達した海底ケーブルを使った電信技術によって、初めて世界的に伝えられる自然災害となりました。ジャワ島からモールス信号で発せられた情報は3時間で欧州に到着しています。
著者は、クラカタウの大噴火をきっかけに人々が「それまで限られた自分の視野の向こうへ、有史以来初めて、夢中になった。彼らは外界に目を向ける新しい世界の住人になっていったのだ」と断言します。大惨事の報道によってマスメディアが大衆まで降りていったのです。

3)大噴火の影響
クラカトアが引き起こした空気中の粉塵は、ヨーロッパの夕焼けをも七色に変えました。粉塵が成層圏まで達し、長い間止まったからです。また、バタビア(現ジャカルタ)の気温は8度下がりました。
噴火の被害と荒廃により、もともと貧しいジャワの人々の生活はますます悲惨なものになります。著者は、「抜け目ないイスラム教徒」が彼らの窮状を利用して東インド会社や異教徒に対する宗教的運動、政治的運動を展開し、代表的な事件であるバンテン農民反乱(1888年)の「因縁のこだま」としてバリ島のテロ(2002年)が発生したと考察します。原文を読んでいないので、「因縁のこだま」の意味が良くわかりませんが、少し違和感のある考え方と思いました。19世紀末の支配者に対する反乱と独立国におけるテロを比較するのは、少々無理があります。
ーーーーーーーーーーー

多少、理解に苦しむ箇所はありますが、冒頭に書いた通り、人文社会・自然科学ノンフィクションの大傑作です。ただ、460ページを超えるハードカバーで、読み始めるには多少の覚悟が要ります。それでも、娯楽性に富み、読書の楽しみを味わえる本です。★★★★★

以下、蛇足です。
1)クラカトア島は1883年の噴火で消滅しましたが,1928年にアナック(子供)・クラカトア島が現れ,それ以後噴火を繰り返しながら,成長を続け,既に標高500 mを超える火山になっています。
2)クラカトアの大噴火直前はバタビア(現ジャカルタ)の最盛期でした。当時は「東洋の真珠」と呼ばれていたそうです。
「バタビアにはエキゾチックこのうえない国際都市の雰囲気があった。ターバンを巻いたマカッサル人、髪の長いアンボン人、黒髪を弁髪に垂らした中国人、バリのヒンズー教徒、野菜の行商をする黒いポルトガル人、ケララから来たムーア人、タミル人、ビルマ人、そして日本から来た傭兵もいくらかいた」。
現在もジャカルタ北のコタ地域に行くと当時の雰囲気を味わえます。ファタヒラ広場には多くの洋館が立ち並び、カラフルな自転車を借りて回ることができます。運河には当時の跳ね橋もあります。本気で整備すれば、世界遺産になれるくらい重要性のある地区と思いますが、あまりにも汚いです。特に跳ね橋付近の悪臭は我慢できません。個人的には、国債を発行してでも整備して欲しいです。魅力的な地域になり、インバウンドを呼び込めると思います。
3)インネシアでは、クラカトアとは言わず、クラカタウと言います。クラカトアという名前は、モールス信号を打ったときに誤って伝わったとあります。
因みにクラカタウは某オランダ人が現地の人に「あの島の名前は?」と聞いたら、返ってきた答えが「知りません(ngak tahu)」。この「ンガッタウ」がクラカタウという名前になったと本書にありました。これは知りませんでした。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年12月25日に日本でレビュー済み
はじめに、2018.12.22(現地時間 夜)Krakatoa(Krakatau)周辺の津波で被害に遭われたかたにお見舞い申し上げます。

ここでは、感想や あら探し を極力抑えて、この本の「諸元」を中心に書きます。ご参考まで。
各章のページ開始位置を下記に示しました。(各章の見出しは Amazon の「目次を見る」のページにあります)

p.011 序 (注: 以下、本文は縦書き)
p.019 第 1 章
p.049 第 2 章
p.067 第 3 章
p.137 第 4 章
p.173 第 5 章
p.205 第 6 章
p.227 第 7 章
p.239 第 8 章
p.357 第 9 章
p.381 第 10 章
p.411 エピローグ
p.431 推薦図書・映像 (注: ここは横書きで、p.442 から右へ読む)
p.443 謝辞
p.449 訳者あとがき
p.453 索引 (注: ここは横書きで、p.466 から右へ読む)

図表数(章見出しの挿絵を除く)は数十(正確に数えましたが、支障があるといけないのでここでは伏せます)。
脚注は第 8 章だけで数十(同)。
推薦図書・映像の数は約 100。ただし、URL は一つも書かれていません。

時間軸で大雑把に分けると、1883 年の大噴火の「前」が第 1~7 章、「発生近辺」が第 8 章、「後」が第 9 ~ 10 章、というところでしょうか。第 8 章だけで全体の約 1/4 のページを費やしています。ハードカバーの本の厚さが 37~38 mm もあるので、この章だけ分冊にしても需要があるかもしれませんね。

一方で、地殻、マントル、海洋、気象、生物相といった「自然科学的」な話題は、ボルネオ島(カリマンタン島)とスラウェシ島の間を間を通るという生物相の境界に関する第 3 章、1883 年以前の噴火を扱う第 4 章あたりから徐々に増えていき、第 8 章まで続きます。ただし(既に他のかたもコメントされているとおり)、自然科学的でない話題がどの章にも(半分以上??)含まれている気がします。

防災、減災、予兆、調査などに着目して読もうとすると、ヒントは随所にありそうで、一ヶ所に固まっていないようなので、全文を 15 分くらいでざっと読み返したほうがよいかもしれません。

著者 Simon Winchester の略歴(例えば geology を "read" するために Oxford に入いったとか、East Greenland に探検に行ったなど)は彼の公式サイトで確認できます。

あと、この本に限ったことではないですが、
Amazon.com での原語版の review(本著については現時点で 438 件)のタイトルだけ眺めても参考になります。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これは,実に困った本である.クラカトア(普通はクラカタウ)の大噴火について,あまり書いてないのだ.1883年8月27日の歴史的事件は,全10章の第8章でやっと現れる.この噴火は,ミニ版核の冬を起こした事だけでも意味があるのに,気象への影響なども第8章に入れられている.では何が書いてあるのか.プレートテクトニクスが不正確に書いてある.著者は火山を知らないらしく,プレートさえ書けば火山の説明になると思い込んでいるらしい.火山の個性的振舞いは,まだ科学の手の届かない所にある.それだけに,クラカタウの噴火をとことん調べてほしかったのだが.訳者のご苦労は察するに余りある.1893年に完成したムンクの不気味な "叫び"が,オスロで見た核の冬だ,との指摘が訳者あとがきにある.
27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年1月6日に日本でレビュー済み
オランダの繁栄を支えた東インド会社の支配するインドネシアで発生したこと
当時勃興しつつあった地質学の見地から関心が寄せられたこと
完成したばっかだった海底ケーブルで世界に広く報道されたこと
衝撃波がガスタンクの圧力計に詳細に記録されたこと
アジアの広い場所に津波が押し寄せたこと
イスラム教徒の反乱が発生したこと
幅広い分野から一つの火山島の噴火を捕らえた本である
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年5月5日に日本でレビュー済み
世界最大級の火山の爆発とその余波を記録したノンフィクション。
ここで寡聞にして初めて知ったクラカトアという火山の爆発が如何に凄まじいものであったかを読みましたが、その巨大な被害とその後の様々な歴史に影響を及ぼした余波の壮絶さに圧倒されました。何しろその火山のあまりにも巨大な噴火のせいでその島そのものまで無くなってしまったという事実に驚愕を憶えない人はまずいないのではないかと思いました。そしてこの巨大な噴火からその後の地球の構造を研究して様々な学説に発展していったという歴史的事実にも人類の叡智を見る思いがしました。あと、その噴火の余波で近隣の植民地の人たちがナショナリズムに目覚め、独立の気運が高まったという事実にも興味深いものを感じました。
総じて、火山や地震等の自然災害に遭遇した時、人類が如何に矮小な存在であるかを改めて思い知るという読書体験でありました。私個人も何とちっぽけな存在なのであろうとその小ささに己の弱さを悟るはめになりました。
歴史ノンフィクションの大傑作。是非ご一読を。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年12月5日に日本でレビュー済み
 大火山の巣窟であるインドネシア。1883年にそこで起こった大噴火に関しては、生物の再侵入についての科学調査(本書の中でも解説されている)が有名だが、本書はさらに当時の人間社会をも含めながらクラカタウ大噴火を描き出した労作である。恐るべき大噴火の臨場感が肌に直接伝わってくるようだ。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート