暗号というとスパイ物みたいな話が思い浮かびますが,今のインターネット社会においても不可欠な技術となっています.本書では,暗号の歴史,技術,各国の政策などについて述べています.
暗号の中でも公開鍵暗号は,電子商取引を実現する上で非常に重要な役割を担っており,これなくして今のインターネットの発展はあり得なかったでしょう.著者も言っているとおり,公開鍵暗号の発明者にノーベル賞を差し上げたいというのには全く同感です.
技術の説明のところでは,なるべく数式を使わずに平易に解説しようと試みているのですが,残念ながらこれは成功していないようです.ある程度数学的に書いてもらった方が分かりやすかったように思います.
暗号のことをある程度ご存じの方には物足りないと思いますが,一般教養として知りたいという方には良い本です.
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暗号と情報社会 (文春新書 78) 新書 – 1999/12/1
辻井 重男
(著)
インターネットや電子マネー、電子署名など、電子情報社会の現代を根底から支える画期的な暗号技術の最前線を平易に説き明かす
- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1999/12/1
- ISBN-104166600788
- ISBN-13978-4166600786
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1999/12/1)
- 発売日 : 1999/12/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 238ページ
- ISBN-10 : 4166600788
- ISBN-13 : 978-4166600786
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,737,811位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 835位情報社会
- - 1,900位文春新書
- - 87,505位語学・辞事典・年鑑 (本)
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