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安楽死で死なせて下さい (文春新書 1134) 新書 – 2017/8/18
橋田 壽賀子
(著)
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購入オプションとあわせ買い
92歳「渡る世間は鬼ばかり」の人気脚本家が語る究極の往生論
衝撃の問題提起で2016年「文藝春秋読者賞」受賞!
NHKクローズアップ現代+「92歳の“安楽死宣言" 橋田壽賀子 生と死を語る」で話題沸騰。
著者が「終活」を始めたのは89歳の時でした。きっかけは著者のことをママと呼んで親しくしている女優の泉ピン子さんから「ママはもう90なんだから、じゅうぶん歳を取ってるんだよ」と言われたことでした。夫に先立たれ、子供もなく、親しい友人もいない天涯孤独。仕事もやり尽くし、世界中の行きたい所へも行きました。やり残したことも、会いたい人もいない、もう十分に生きたと思いました。遺言は80歳の時に作っておいたので、まずは物の整理から始め、今までのドラマの原稿、ビデオテープ、手紙類などを大量に処分しました。あとは人に知られずにひっそりといなくなり、死んだことも公表せず、葬式や偲ぶ会もしないと決めたのです。
ただ、唯一気がかりなことは、病気になったり、認知症になったりして、人さまに迷惑をかけることです。それは著者の尊厳の問題でした。死ぬ時に痛いのや苦しいのも勘弁してほしい。いつどうやって死ぬのかはやはり自分で決めたいと思った時に考えたのが「安楽死」です。しかし、現在の日本の医療現場で安楽死は許されていません。ヨーロッパの国やアメリカの州のいくつかで合法化されていますが、日本人が安楽死を希望する場合はスイスのNPOを頼ることになります。そのため著者は、日本でも法を整備し、自らの死に方を選択する自由を与えてほしいと主張します。もちろん、あくまで本人が希望し、周りの人の理解が得られた場合です。
著者が2016年12月号の「文藝春秋」に寄稿した「私は安楽死で逝きたい」は大きな反響を呼び、第78回文藝春秋読者賞を受賞しました。読者の方からは「私も賛成です」「法制化の旗振り役になってください」など多くの賛同の声が寄せられました。本書には、病気で苦しむ妻に悩む男性や、進行性の難病を抱える男性と著者との手紙の対話も収録しています。
衝撃の問題提起で2016年「文藝春秋読者賞」受賞!
NHKクローズアップ現代+「92歳の“安楽死宣言" 橋田壽賀子 生と死を語る」で話題沸騰。
著者が「終活」を始めたのは89歳の時でした。きっかけは著者のことをママと呼んで親しくしている女優の泉ピン子さんから「ママはもう90なんだから、じゅうぶん歳を取ってるんだよ」と言われたことでした。夫に先立たれ、子供もなく、親しい友人もいない天涯孤独。仕事もやり尽くし、世界中の行きたい所へも行きました。やり残したことも、会いたい人もいない、もう十分に生きたと思いました。遺言は80歳の時に作っておいたので、まずは物の整理から始め、今までのドラマの原稿、ビデオテープ、手紙類などを大量に処分しました。あとは人に知られずにひっそりといなくなり、死んだことも公表せず、葬式や偲ぶ会もしないと決めたのです。
ただ、唯一気がかりなことは、病気になったり、認知症になったりして、人さまに迷惑をかけることです。それは著者の尊厳の問題でした。死ぬ時に痛いのや苦しいのも勘弁してほしい。いつどうやって死ぬのかはやはり自分で決めたいと思った時に考えたのが「安楽死」です。しかし、現在の日本の医療現場で安楽死は許されていません。ヨーロッパの国やアメリカの州のいくつかで合法化されていますが、日本人が安楽死を希望する場合はスイスのNPOを頼ることになります。そのため著者は、日本でも法を整備し、自らの死に方を選択する自由を与えてほしいと主張します。もちろん、あくまで本人が希望し、周りの人の理解が得られた場合です。
著者が2016年12月号の「文藝春秋」に寄稿した「私は安楽死で逝きたい」は大きな反響を呼び、第78回文藝春秋読者賞を受賞しました。読者の方からは「私も賛成です」「法制化の旗振り役になってください」など多くの賛同の声が寄せられました。本書には、病気で苦しむ妻に悩む男性や、進行性の難病を抱える男性と著者との手紙の対話も収録しています。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2017/8/18
- ISBN-104166611348
- ISBN-13978-4166611348
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商品の説明
出版社からのコメント
病気になったとき、認知症になって自分自身のことが分からなくなったとき、どのように最期を迎えたいと思うでしょうか。立つ鳥跡を濁さずというのは日本人の美徳の一つ。子供や他人に厄介をかけず、苦しまず逝きたいと考える人が増えてきています。そんな世の中にあった小さな声を代弁したのが本書です。医療といえば延命という常識はまだ続きそうですが、今後は「渡鬼」の英作さんのように、看取り医も増えるのかもしれません。
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2017/8/18)
- 発売日 : 2017/8/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4166611348
- ISBN-13 : 978-4166611348
- Amazon 売れ筋ランキング: - 133,905位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
常日頃、病院に携わる仕事をしていて末期医療の酷さに心が痛みます。ときに医師より介護する看護師さんたちのほうが重労働だと思いますし、一番かわいそうなのは判断能力のなくなった患者さんがただ苦しんで死ぬのを待つだけしか選択肢のないことです。日本は、なぜ企業が過去最高益をあげてるのに国は赤字なの?と公務員の友人に聞くと、社会保障と税でくいつぶされるからと。だけど現場の苦労もわかってほしい
2019年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もう何十年前だろう。和田教授が独断で脳死判定をし、移植手術をして、脳死の問題が大きくクローズアップされた。論を引っ張たのは立花隆さん。脳死とは人の死か、何をもって脳死とするのか、その判定はどうやってするのか・・・・。当時十冊以上の本を読んだ。当然、その絡みで「安楽死」「尊厳死」の本も読んだ。ただ、この時の主題は臓器移植を進めたい派と人の死は慎重に考えるべきだとの論争であったが、今回の本の内容とも通底している。その時の私の結論は「脳幹脳死は人の死ではない。全脳死になれば、ポイント・オブ・ノーリターン」との認識の下、一般論として脳死は人の死ではないという立場を維持しながら、自分がそうなったら、死として良いという考えであった。この考えは今も変わっていないし、夫婦で共有しているし、延命措置は望まないことも共有している。また、そういう本を読んでいるときに柳田邦夫さんの息子が30才そこそこで自死し、柳田さんはそれを本にしている。あれだけ科学的な事件の原因究明に本職をかけていた人が、人工呼吸器で行かされている息子を目の当たりにして、「死んでるとは思えない。生きているとしか思えなかった」と告白している。これほど死とは難儀な事柄である。いっぽう、橋田さんが望む死もある。私自身も同様の思いを持っている。私は安楽死(積極的安楽死)についてはまだ確固とした結論は出していないが、尊厳死(消極的安楽死・医療的行為はしないが、水分および流動食でも食べられれば食べさせ、痛み等のケアーはする、そして自然死を待つ)は、きちんと認められるべきだ(法制化)と考えている。
2018年1月29日に日本でレビュー済み
そもそも在宅緩和ケア医の私は安楽死に反対です。
その私が橋田壽賀子さんの「安楽死で死なせて下さい」を読みました。
私にとってはどれだけ納得できない本なのだろうと思って読み始めましたが、さすが長年の売れっ子脚本家であって共感しながら(変な言い方ですが)面白く読み切りました。
生い立ちから書かれた自伝的な話の流れで橋田さんの言い分もよくわかるなぁとの感想を持つと思います。
是非みなさんも読んでください。
しかし私の20年間の医師経験・10年間の在宅緩和ケア医経験で私は違和感を持ち、論理的に考えると橋田壽賀子さんはズルいと思いました。
それぞれの問題で微妙に論点(立場や視点)をずらしているのです。
(厳しい話になると、あくまで私個人の考えとしたり医師・弁護士・第三者機構に責任を任せたりしています。)
橋田さんの趣旨をまとめると以下のようです。
「私が希望する安楽死はうつ病などの病気や経済的理由や家庭問題で自殺するのとは違います。私は人生に満足しており、子供や家族がおらず誰も心配する人はいないし高齢であり今後介護が必要になって社会に迷惑をかけたくないから、喜んで安楽死を受けたいのです。」
あくまで橋田さん自身の身の上の話(もちろん他の人に強制するつもりは全くない)としていますが、私自身のうがった見方かもしれませんが(自分や他人にかかわらず)自死者・身寄りのない方・高齢者・介護を受けている方への潜在的な差別意識を感じます。
橋田さんの意見として
① 「安楽死は医師や弁護士のジャッジが必要」(P174)
→私:医師や弁護士にも判断できません。弁護士のことはわかりませんが私は医師なので、安楽死の適応を正しく判断できると言う医師がいたら、人として信用できません。
② 「死なせるべき人は死なせてあげるし、生かすべき人は生き直させる」(P175)
→私:判断力と倫理観に優れた人間がいたとしても、死なせるべき人と生き直させる人の区別ができる人間がこの世にいるのでしょうか?
③ 「制度を作ると安楽死をする人が続出するから良くないという人がいるが第三者チェック機構がしっかり働けば大丈夫」(P175)
→私:人の死を決定する問題の最終責任を第三者(チェック機構)に任せて良いのでしょうか?
そんな理想的な第三者チェック機構を実際に作れるのでしょうか?
橋田さんは「早く安楽死がしたい」と言っていますが、この本をよく読めば「早く大往生がしたい」と言っているのがよくわかります。
追伸:すぐにでも安楽死したい橋田さんですが、日本でできないのでいずれスイスに行って安楽死するとのことです。
本の最後(P187~188)で、スイスに行くタイミングが難しくまだ勇気がでないと書いており、どないやね~んと笑って突っ込みました~。
その私が橋田壽賀子さんの「安楽死で死なせて下さい」を読みました。
私にとってはどれだけ納得できない本なのだろうと思って読み始めましたが、さすが長年の売れっ子脚本家であって共感しながら(変な言い方ですが)面白く読み切りました。
生い立ちから書かれた自伝的な話の流れで橋田さんの言い分もよくわかるなぁとの感想を持つと思います。
是非みなさんも読んでください。
しかし私の20年間の医師経験・10年間の在宅緩和ケア医経験で私は違和感を持ち、論理的に考えると橋田壽賀子さんはズルいと思いました。
それぞれの問題で微妙に論点(立場や視点)をずらしているのです。
(厳しい話になると、あくまで私個人の考えとしたり医師・弁護士・第三者機構に責任を任せたりしています。)
橋田さんの趣旨をまとめると以下のようです。
「私が希望する安楽死はうつ病などの病気や経済的理由や家庭問題で自殺するのとは違います。私は人生に満足しており、子供や家族がおらず誰も心配する人はいないし高齢であり今後介護が必要になって社会に迷惑をかけたくないから、喜んで安楽死を受けたいのです。」
あくまで橋田さん自身の身の上の話(もちろん他の人に強制するつもりは全くない)としていますが、私自身のうがった見方かもしれませんが(自分や他人にかかわらず)自死者・身寄りのない方・高齢者・介護を受けている方への潜在的な差別意識を感じます。
橋田さんの意見として
① 「安楽死は医師や弁護士のジャッジが必要」(P174)
→私:医師や弁護士にも判断できません。弁護士のことはわかりませんが私は医師なので、安楽死の適応を正しく判断できると言う医師がいたら、人として信用できません。
② 「死なせるべき人は死なせてあげるし、生かすべき人は生き直させる」(P175)
→私:判断力と倫理観に優れた人間がいたとしても、死なせるべき人と生き直させる人の区別ができる人間がこの世にいるのでしょうか?
③ 「制度を作ると安楽死をする人が続出するから良くないという人がいるが第三者チェック機構がしっかり働けば大丈夫」(P175)
→私:人の死を決定する問題の最終責任を第三者(チェック機構)に任せて良いのでしょうか?
そんな理想的な第三者チェック機構を実際に作れるのでしょうか?
橋田さんは「早く安楽死がしたい」と言っていますが、この本をよく読めば「早く大往生がしたい」と言っているのがよくわかります。
追伸:すぐにでも安楽死したい橋田さんですが、日本でできないのでいずれスイスに行って安楽死するとのことです。
本の最後(P187~188)で、スイスに行くタイミングが難しくまだ勇気がでないと書いており、どないやね~んと笑って突っ込みました~。
2017年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
橋田さんの事は「おしん」で存じ上げてましたが、
吉永小百合主演の「愛と死をみつめて」
もそうだったんですね。
内容は期待を裏切らないと言うか、
私的には大ヒットでした。
上野千鶴子さんの「おひとりさまの老後」
楠木 新さんの「定年後」以来の大ヒットです。
私は50手前なんですが、
祖母が施設に入って看取りの状態、
また私自身も独身なので、
この本は生きて行く上でとても参考になりました。
今、90代の方の本が売れに売れてますが、
私はこの本がぴか一だと思いますし、
独身者、既婚子無しの方には必読だと思います。
吉永小百合主演の「愛と死をみつめて」
もそうだったんですね。
内容は期待を裏切らないと言うか、
私的には大ヒットでした。
上野千鶴子さんの「おひとりさまの老後」
楠木 新さんの「定年後」以来の大ヒットです。
私は50手前なんですが、
祖母が施設に入って看取りの状態、
また私自身も独身なので、
この本は生きて行く上でとても参考になりました。
今、90代の方の本が売れに売れてますが、
私はこの本がぴか一だと思いますし、
独身者、既婚子無しの方には必読だと思います。
2020年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルがドギツイのと、こうなり名とげた脚本家氏の本ですので、期待感が高かったのですが
な~~~んだ、と、肩透かし。
お金を出すほどの価値はゴザイマセン。
な~~~んだ、と、肩透かし。
お金を出すほどの価値はゴザイマセン。
2024年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この著者は脚本家であるにもかかわらず、あまり知的ではない。そして本書は知性ではなく感情だけで書かれた安楽死論である。しかも自分の利益だけを考えていて社会的視野がない。単に自分が高齢になって死にたいから死なせてくれ、というだけの本であって、何の思索も触発しない。これが発売当初にベストセラーになったというのは、日本語の読者が知的にいかに貧困であるかを示しているのではないか。
この著者の最大の問題は、死が個人のものであるという感情を当然の前提として疑わないことにある。私は死は個人のものであるという感覚を持っているが、これは歴史的、地理的に変化する感覚であって、自殺や安楽死の権利を訴えるならば、死が家族や家族を越える何らかの共同体のものでもあるかも知れないことを考えなければならないはずであるが、著者はそうした問題に気付いてさえいない。
読んで損をした。
この著者の最大の問題は、死が個人のものであるという感情を当然の前提として疑わないことにある。私は死は個人のものであるという感覚を持っているが、これは歴史的、地理的に変化する感覚であって、自殺や安楽死の権利を訴えるならば、死が家族や家族を越える何らかの共同体のものでもあるかも知れないことを考えなければならないはずであるが、著者はそうした問題に気付いてさえいない。
読んで損をした。
2017年8月25日に日本でレビュー済み
橋田壽賀子にはいいイメージを持っていなかった。橋田ファミリーのドンと
いうのも嫌だったし、泉ピン子との二人旅の番組。あれは接待番組だろう。
社会の公器を使って臆面もなくよくやるなと思っていた。もちろん「渡鬼」なんて
見たことはない。それが数年前にNHKの「おしん」の再放送を見て評価が一変した。
30年以上も昔の番組なのにすこしも色褪せてない。面白い。次の日が待てないくらい
わくわくした。これを初放送の時に見た人たちは、実際に自分たちが苦労して生き
ぬいた時代を描いたドラマだったから感動したに違いない。しかも面白いと同時に
一本筋が通っていると思った。今の朝ドラは視聴者の意見を忖度してヤワなものが
多いが、「おしん」にこめられた反戦思想はすさまじい。
この本の前半は橋田壽賀子の「私の履歴者」だ。自分の歩んだ道を述べつつ
「死」との関わりを語る。後半は安楽死や尊厳死についての日本や世界の現状を
紹介し橋田壽賀子の考えと訴えを述べる。
橋田壽賀子は少し変っている。というか、考えが乾いている。ウェットじゃない。
例えば、大阪空襲で母親が死んだと聞いた時の反応。
「ああ、お母さん、死んでよかったね。早く死んで楽になってよかったね」
そして実は生きていたときいて
「あ、なんだ、生きていたのか」とがっかりした。
実にあっけらかんとして橋田らしいエピソードだ。
こういう橋田壽賀子。大きな仕事をされていまは92歳。もうこれだけ
頑張って生きて来たんだから安楽死したいという。
・・もしも「安楽死させてあげる」って言われたら、「ありがとうございます」と
答えていますぐ死にます。生きていたって、もう人の役に立ちませんもの。・・
私もできれば安楽死したい。安らかに楽に死にたい。安楽死賛成。法的には安楽死の
実現はむつかしいだろうけど。でも、世の中がその方向にむかって少しずつ動いて
いるのはわかる。例えば2017年8月22日の日経新聞。
・・自宅で最期を迎えたいと考える終末期の患者の意思に沿った
医療を提供するため、厚生労働省は今秋から、自治体や病院などが
患者の意思を共有する仕組み作りに乗り出す。・・
この本を読んで興味深いのは「死」を取り扱っているのに、仏教とかお坊さんとか
死後の世界とかの話がなにもでてこないこと。はなから無視している。
お葬式も要らない。(葬式は人を差別することにつながるからいやだと手きびしい。)
お別れの会もばかばかしいから要らない。お骨を墓にいれるだけで死亡通知さえ
要らない。「あれっ、いつのまにか亡くなっていたのね」とひとに言われるのが
理想らしい。究極の断捨離である。普通のひとはしがらみをたくさん持っていて
なかなかこうはいかない。うらやましい。
いうのも嫌だったし、泉ピン子との二人旅の番組。あれは接待番組だろう。
社会の公器を使って臆面もなくよくやるなと思っていた。もちろん「渡鬼」なんて
見たことはない。それが数年前にNHKの「おしん」の再放送を見て評価が一変した。
30年以上も昔の番組なのにすこしも色褪せてない。面白い。次の日が待てないくらい
わくわくした。これを初放送の時に見た人たちは、実際に自分たちが苦労して生き
ぬいた時代を描いたドラマだったから感動したに違いない。しかも面白いと同時に
一本筋が通っていると思った。今の朝ドラは視聴者の意見を忖度してヤワなものが
多いが、「おしん」にこめられた反戦思想はすさまじい。
この本の前半は橋田壽賀子の「私の履歴者」だ。自分の歩んだ道を述べつつ
「死」との関わりを語る。後半は安楽死や尊厳死についての日本や世界の現状を
紹介し橋田壽賀子の考えと訴えを述べる。
橋田壽賀子は少し変っている。というか、考えが乾いている。ウェットじゃない。
例えば、大阪空襲で母親が死んだと聞いた時の反応。
「ああ、お母さん、死んでよかったね。早く死んで楽になってよかったね」
そして実は生きていたときいて
「あ、なんだ、生きていたのか」とがっかりした。
実にあっけらかんとして橋田らしいエピソードだ。
こういう橋田壽賀子。大きな仕事をされていまは92歳。もうこれだけ
頑張って生きて来たんだから安楽死したいという。
・・もしも「安楽死させてあげる」って言われたら、「ありがとうございます」と
答えていますぐ死にます。生きていたって、もう人の役に立ちませんもの。・・
私もできれば安楽死したい。安らかに楽に死にたい。安楽死賛成。法的には安楽死の
実現はむつかしいだろうけど。でも、世の中がその方向にむかって少しずつ動いて
いるのはわかる。例えば2017年8月22日の日経新聞。
・・自宅で最期を迎えたいと考える終末期の患者の意思に沿った
医療を提供するため、厚生労働省は今秋から、自治体や病院などが
患者の意思を共有する仕組み作りに乗り出す。・・
この本を読んで興味深いのは「死」を取り扱っているのに、仏教とかお坊さんとか
死後の世界とかの話がなにもでてこないこと。はなから無視している。
お葬式も要らない。(葬式は人を差別することにつながるからいやだと手きびしい。)
お別れの会もばかばかしいから要らない。お骨を墓にいれるだけで死亡通知さえ
要らない。「あれっ、いつのまにか亡くなっていたのね」とひとに言われるのが
理想らしい。究極の断捨離である。普通のひとはしがらみをたくさん持っていて
なかなかこうはいかない。うらやましい。
2018年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「会いたい友達や思いを残す相手もいないし、生きていて欲しいと望んで
くれる人もいません、あとはもう他人に面倒をかけたくないだけ」表舞台
で活躍し名声を得た作者の言葉はインパクトがある、そして安楽死を望む
作者の考えに共感できる人が多いことも理解できる内容である。
くれる人もいません、あとはもう他人に面倒をかけたくないだけ」表舞台
で活躍し名声を得た作者の言葉はインパクトがある、そして安楽死を望む
作者の考えに共感できる人が多いことも理解できる内容である。