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人質カノン (文春文庫 み 17-4) 文庫 – 2001/9/4
宮部 みゆき
(著)
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- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2001/9/4
- ISBN-104167549042
- ISBN-13978-4167549046
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2001/9/4)
- 発売日 : 2001/9/4
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4167549042
- ISBN-13 : 978-4167549046
- Amazon 売れ筋ランキング: - 252,028位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960年生まれ。東京都出身。東京都立墨田川高校卒業。
法律事務所等に勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。
1992年 「龍は眠る」で第45回日本推理作家協会賞長編部門、 同年「本所深川ふしぎ草紙」で第13回吉川英治文学新人賞。1993年 「火車」で第6回山本周五郎賞。1997年 「蒲生邸事件」で第18回日本SF大賞。1999年 「理由」で第120回直木賞。2001年 「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞、第5回司馬遼太郎賞 、 第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門をそれぞれ受賞。2007年 「名もなき毒」で第41回吉川英治文学賞受賞。2008年 英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award 受賞。2022年 第70回菊池寛賞受賞。
イメージ付きのレビュー
2 星
人質カノン
7作の短編集。一番良かったのは『過去のない手紙』。祖父の死後遺書が見つかった。しかも2.26事件直後に書かれたものでそうたいして重要な中身ではない。祖父の友人を探し出し2.26事件のにかかわった祖父の真相を少年と老人のかかわりに安らぎを感じる。一般文学通算2348作品目の感想。2019/11/26 14:10
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上位レビュー、対象国: 日本
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2017年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単行本は、あまり見かけなかったのでよかったです。全体的によかったです。
2009年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気持ちの深いところと浅いところのちょうど真ん中辺りに
響きます。疲れずゆったりと、すらすら読めました。
響きます。疲れずゆったりと、すらすら読めました。
2013年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。
2021年2月21日に日本でレビュー済み
収録されている「八月の雪」には本当に感動した。
今現在、自身の生活や将来に息苦しさや行き詰まりを感じている人に、ぜひ読んでいただきたい作品。
今現在、自身の生活や将来に息苦しさや行き詰まりを感じている人に、ぜひ読んでいただきたい作品。
2020年4月22日に日本でレビュー済み
7編の短編が納められた作品集です。
読んでみると、子どものイジメや男に捨てられた女性を題材にした作品が多いなど、人生の理不尽や、やるせなさが息苦しいほどに迫ってくる先品集であり、どの作品も重苦しくほの暗いイメージがします。
しかし、その中にも、宮部みゆきさんの、弱者である子どもや女性に寄り添った気持ちが感じられ、多くの作品でラストは生きることの希望を見出す作品が多いです。なので、暗いわりに読後感はけっして悪くはありません。
宮部みゆき作品らしい、ていねいに紡がれた作品ばかりであり、私は、1日1~2話づつ丁寧に読ませていただきました。読む価値の十分にある短編集と思います。
なお、私は文庫本ではなく、ハードカバーの単行本(1996年1月30日発刊)で読んだのですが、カバーの絵のデザインや色合い、紙質は不思議に印象に残ります。装画は井筒啓之、装幀は木本百子の各氏となっており、作品のほの暗い静けさとていねいな作風と相まって、この本の空気感を形作っています。作品だけでなく、本としての作りもていねいさを感じる、良い本と思います。
読んでみると、子どものイジメや男に捨てられた女性を題材にした作品が多いなど、人生の理不尽や、やるせなさが息苦しいほどに迫ってくる先品集であり、どの作品も重苦しくほの暗いイメージがします。
しかし、その中にも、宮部みゆきさんの、弱者である子どもや女性に寄り添った気持ちが感じられ、多くの作品でラストは生きることの希望を見出す作品が多いです。なので、暗いわりに読後感はけっして悪くはありません。
宮部みゆき作品らしい、ていねいに紡がれた作品ばかりであり、私は、1日1~2話づつ丁寧に読ませていただきました。読む価値の十分にある短編集と思います。
なお、私は文庫本ではなく、ハードカバーの単行本(1996年1月30日発刊)で読んだのですが、カバーの絵のデザインや色合い、紙質は不思議に印象に残ります。装画は井筒啓之、装幀は木本百子の各氏となっており、作品のほの暗い静けさとていねいな作風と相まって、この本の空気感を形作っています。作品だけでなく、本としての作りもていねいさを感じる、良い本と思います。
2018年12月19日に日本でレビュー済み
あまり関連のない短編集に思えるが、本来あまり関りのない、違う世代の人間が関りを持つことによって、人間性を回復する、と言った話が多いと思った。中でも良かったのは「八月の雪」。それも含めていじめの問題が多く取り上げられているが、同じ世代同士では解決の糸口がつかめない問題が、違う世代との関わりの中で何らかの突破口が見つかることもある、と言うのは説得力がある。
どの話も単調な予定調和に終わらず味わい深いのは、さすがのストーリーテリングである。宮部みゆきは力の入った長編も良いが、短編を書かせても一級品だと再確認。
どの話も単調な予定調和に終わらず味わい深いのは、さすがのストーリーテリングである。宮部みゆきは力の入った長編も良いが、短編を書かせても一級品だと再確認。
2016年5月4日に日本でレビュー済み
どれも素晴らしい短編揃いですが、ここでの評価も高い「八月の雪」は本当に良かった。
世の中に絶望して自暴自棄気味の少年・充が、
亡くなった祖父が過去に書いたという遺書をきっかけに変わりはじめる。
若い頃の壮絶な経験を、正しいと思っていたことが裏切られた過去をいつか笑って話せるのか?
それを知るために充は生きていこうと思う。
その思いに至るまでの過程も短編と思えないほど丁寧に描かれていると感じます。
また自分も、当時の出来事を教科書上で習った過去の事実としてだけでなく、
実感できるくらいに、知りたい・知る必要があると思った。
世の中に絶望して自暴自棄気味の少年・充が、
亡くなった祖父が過去に書いたという遺書をきっかけに変わりはじめる。
若い頃の壮絶な経験を、正しいと思っていたことが裏切られた過去をいつか笑って話せるのか?
それを知るために充は生きていこうと思う。
その思いに至るまでの過程も短編と思えないほど丁寧に描かれていると感じます。
また自分も、当時の出来事を教科書上で習った過去の事実としてだけでなく、
実感できるくらいに、知りたい・知る必要があると思った。
2021年10月5日に日本でレビュー済み
7作の短編集。
一番良かったのは『過去のない手紙』。
祖父の死後遺書が見つかった。
しかも2.26事件直後に書かれたものでそうたいして重要な中身ではない。
祖父の友人を探し出し2.26事件のにかかわった祖父の真相を少年と老人のかかわりに安らぎを感じる。
一般文学通算2348作品目の感想。2019/11/26 14:10
一番良かったのは『過去のない手紙』。
祖父の死後遺書が見つかった。
しかも2.26事件直後に書かれたものでそうたいして重要な中身ではない。
祖父の友人を探し出し2.26事件のにかかわった祖父の真相を少年と老人のかかわりに安らぎを感じる。
一般文学通算2348作品目の感想。2019/11/26 14:10
7作の短編集。
一番良かったのは『過去のない手紙』。
祖父の死後遺書が見つかった。
しかも2.26事件直後に書かれたものでそうたいして重要な中身ではない。
祖父の友人を探し出し2.26事件のにかかわった祖父の真相を少年と老人のかかわりに安らぎを感じる。
一般文学通算2348作品目の感想。2019/11/26 14:10
一番良かったのは『過去のない手紙』。
祖父の死後遺書が見つかった。
しかも2.26事件直後に書かれたものでそうたいして重要な中身ではない。
祖父の友人を探し出し2.26事件のにかかわった祖父の真相を少年と老人のかかわりに安らぎを感じる。
一般文学通算2348作品目の感想。2019/11/26 14:10
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