項目別に上手くまとめてある。
特に日本の歴代建築家の師弟系列が分かりやすい
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現代日本建築家列伝---社会といかに関わってきたか (河出ブックス) 単行本(ソフトカバー) – 2011/10/8
五十嵐 太郎
(著)
建築家の果たしてきた役割を無視して現代社会は語れない。丹下健三から今世紀に頭角を現した新世代まで、彼らはいかに時代と格闘してきたのか。写真80点超。建築家系譜図付き。
- 本の長さ284ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2011/10/8
- 寸法13.2 x 2 x 18.2 cm
- ISBN-104309624359
- ISBN-13978-4309624358
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商品の説明
著者について
1967年生まれ。建築史家・建築批評家。東北大学大学院工学研究科教授。『新編 新宗教と巨大建築』『戦争と建築』『過防備都市』『現代建築に関する16章』『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』など多数。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2011/10/8)
- 発売日 : 2011/10/8
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 284ページ
- ISBN-10 : 4309624359
- ISBN-13 : 978-4309624358
- 寸法 : 13.2 x 2 x 18.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 569,878位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,364位建築 (本)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年9月23日に日本でレビュー済み
丹下健三から石上純也まで戦後の主要な建築家を多数取り上げていますが、さすがにこのボリュームでは全て網羅というわけにはいかず、扱っている作家でも分量が足りないものもあります。しかしあらゆる建築内外の文献、公園での発言などを調べ上げて書いているので大変な労作に違いはありません。個人的には黒川紀章のメタボリズム理論と伊藤豊雄のせんだいメディアテークについての話が面白かったです。若い世代では藤本壮介の仕事がわかりやすく好感が持てます。
2011年12月1日に日本でレビュー済み
戦後の丹下健三に始まる建築家について年代順に語られています。
年代順にくくられていますが、1950年代生まれの世代までは
なんとか分かりますが、1960年以降の世代は未知の世界でした。
筆者は、1970年代生まれの建築家の石上純也を天才と言っていますが
本を読んだ限りでは、たしかに発想が天才かもしれません。
普通の人には、リンゴが落ちるのが見えますが、
ニュートンには、万有引力が見える。
と言ったタイプの万有引力の見える人のようです。
最近の建築の動きが分かりやすく概観できる本でした。
年代順にくくられていますが、1950年代生まれの世代までは
なんとか分かりますが、1960年以降の世代は未知の世界でした。
筆者は、1970年代生まれの建築家の石上純也を天才と言っていますが
本を読んだ限りでは、たしかに発想が天才かもしれません。
普通の人には、リンゴが落ちるのが見えますが、
ニュートンには、万有引力が見える。
と言ったタイプの万有引力の見える人のようです。
最近の建築の動きが分かりやすく概観できる本でした。
2011年12月15日に日本でレビュー済み
全く新しい空間体験、現代の都市からしか生まれないデザイン、今までにない画期的な構造、、、。終戦から現在まで、本書は、日本を代表する建築家たちが、何を求めて、どのように闘ってきたか、そのコアとなる概念と、表出としての「作品」について、実に明晰に、門外漢にも分かりやすく語ってくれる。「70年代生まれ」といった世代別にグルーピングした建築家たちの特徴をうまくとらえ、建築を取り巻く社会史の中に巧に位置づける手腕はさすがであるし、巻頭に掲げられた建築家系譜図はありそうでなかった労作であり、作品を見るうえでの一つの物差しとしてかなり有用だ。
ただ、一方で、本書における「英雄」の選択は、著者の価値観によるものであり、その裏には黙殺されている建築家たちの系譜も(決して少なからず)存在することは指摘しておくべきだろう。
彼ら(伊東豊雄が言うところの「茶碗を撫でる建築家」と重なる人々か?)は、前衛として全く新しい空間を作り出すことはなかったかも知れないが、建築の文化を深め、社会の中に静かに根を下ろす役割を果たしてきたはずだ。「建築」は不可避的に社会の中に埋め込まれた存在であり、芸術作品だけで都市が構成されることはない。
本書もまた、あくまで「列伝」であり、いわゆる「正史」としてとらえない態度が読者には求められる。
ただ、一方で、本書における「英雄」の選択は、著者の価値観によるものであり、その裏には黙殺されている建築家たちの系譜も(決して少なからず)存在することは指摘しておくべきだろう。
彼ら(伊東豊雄が言うところの「茶碗を撫でる建築家」と重なる人々か?)は、前衛として全く新しい空間を作り出すことはなかったかも知れないが、建築の文化を深め、社会の中に静かに根を下ろす役割を果たしてきたはずだ。「建築」は不可避的に社会の中に埋め込まれた存在であり、芸術作品だけで都市が構成されることはない。
本書もまた、あくまで「列伝」であり、いわゆる「正史」としてとらえない態度が読者には求められる。