山中恒「「少年Hの盲点」を読みました。
1997年に発表された妹尾河童の自伝的小説「少年H」は、340万部の大ベストセラーとなりました。
テレビドラマ化、映画化になりアニメも作られました。
舞台は私の故郷の神戸です。
少年の目を通して見聞きし、体験した大東亜戦争中の戦時下での生活、戦争体験が数々のエピソードで書かれています。
単なるノスタルジアだけではなく若い人や巾広い年齢層に読まれています。
この本の時代考証に多くの間違いがるとクレームを付けたのが山中恒です。
重箱の隅を突っつくような細かいことにアレコレとチャチャ入れしています。
少年の大意に何らの影響もないのことでのミスを、針小棒大に叫び、鬼の首を取ったように書いています。
この人は、オールドレフトで日本大嫌いな人物です。
この本の後半は、戦前の国家神道、国体思想、教育勅語、靖国神社などを非難攻撃の文章です。
日本共産党の赤旗を読まされているようで、気分が悪いです。
久しぶりにクダラナイ本を読み、反省です。
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少年Hの盲点: 忘れられた戦時史 単行本 – 2001/8/1
- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社辺境社
- 発売日2001/8/1
- ISBN-104326950315
- ISBN-13978-4326950317
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「少年H」に描かれたエピソードに立脚しながら、今日の盲点にもなりかねない問題に挑戦した論集。教科書問題から学校行事、儀礼や靖国参拝がなぜ問題なのか。その原点をつくことで、戦後史観の壁が隠した史的盲点に迫る。
登録情報
- 出版社 : 辺境社 (2001/8/1)
- 発売日 : 2001/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 286ページ
- ISBN-10 : 4326950315
- ISBN-13 : 978-4326950317
- Amazon 売れ筋ランキング: - 776,415位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 141,921位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年5月14日に日本でレビュー済み
個個の史実には冷静沈着に向き合い、その真偽はもちろん、時系列や因果の正確さは、とくに厳しく精査するのが、史家のみならず、文筆家・作家の本分です。
その点、著者山中 恒氏の史実に対する真摯で厳粛な姿勢には、尊敬の念を抱きました。
読者によっては確かに「重箱の隅をつつく」ような内容に感じるかもしれませんが、戦時体制の現実を体験したはずの人、つまり当時の神戸二中の「少年H」(=妹尾 肇氏、現在の妹尾 河童氏)による著作『少年H』は、作者自身の鮮烈な記憶を土台にしてはいるのでしょうが、山中氏の表現を借りれば、「年表と新聞の縮刷版をふくらませて作り上げたような作品」という指摘も、至極妥当な判断だとわたしは思います。
とくに山中氏が断っているとおり、―『少年H』の方法論に基づく間違いと史実誤認および歪曲について論じている(11p)―のであって、同書に対する全面的否定ではないことを明言していますが、何よりも史実に対する妹尾氏の粗雑な扱いは、この本を読み進めば大変よくわかります。
それは講談社が『少年H』の単行本を文庫化した際に敢行した、何箇所もの訂正や変更や削除の部分を、この本の中でひとつひとつ丁寧に対比参照できるよう取り上げているからです。
なお、この本で取り上げられている戦時中の史実の掘り起こしには、素晴らしいものが幾つもあります。
とくに「事変」と「戦争」の違い、「日の丸(国旗)」の由来、「国体(国體)」などの解説記事は、国家総力戦を余儀なくされた特異な時代を理解し、現在および未来に生かすための必読の内容だと思います。
その点、著者山中 恒氏の史実に対する真摯で厳粛な姿勢には、尊敬の念を抱きました。
読者によっては確かに「重箱の隅をつつく」ような内容に感じるかもしれませんが、戦時体制の現実を体験したはずの人、つまり当時の神戸二中の「少年H」(=妹尾 肇氏、現在の妹尾 河童氏)による著作『少年H』は、作者自身の鮮烈な記憶を土台にしてはいるのでしょうが、山中氏の表現を借りれば、「年表と新聞の縮刷版をふくらませて作り上げたような作品」という指摘も、至極妥当な判断だとわたしは思います。
とくに山中氏が断っているとおり、―『少年H』の方法論に基づく間違いと史実誤認および歪曲について論じている(11p)―のであって、同書に対する全面的否定ではないことを明言していますが、何よりも史実に対する妹尾氏の粗雑な扱いは、この本を読み進めば大変よくわかります。
それは講談社が『少年H』の単行本を文庫化した際に敢行した、何箇所もの訂正や変更や削除の部分を、この本の中でひとつひとつ丁寧に対比参照できるよう取り上げているからです。
なお、この本で取り上げられている戦時中の史実の掘り起こしには、素晴らしいものが幾つもあります。
とくに「事変」と「戦争」の違い、「日の丸(国旗)」の由来、「国体(国體)」などの解説記事は、国家総力戦を余儀なくされた特異な時代を理解し、現在および未来に生かすための必読の内容だと思います。
2014年8月28日に日本でレビュー済み
批判にもかかわらずまたもやこちらにも「少年H」のタイトルをつけています。
ここまでくると妹尾氏の個人攻撃になりますね。呼んでいて、この人、みっともないな、と
思ってしまいました。
「間違いだらけの少年H」については、確かにすごい研究をされていて、事実はこうなんだ、
知ってほしいんだ、ということもよくわかりました。研究も本当にすごいと思いました。
「間違いだらけの少年H」のレビューにも書きましたが、
「この物語は本当に僕が経験したことです。でも幼い記憶なので、当時の情報を調べて書いたフィクションです」
という記載さえあれば、こんな本も出版されなかったことでしょう。
だからもういいのに・・・まだ出版するのか?って感じです。再びはないでしょう。
ここまでくると妹尾氏の個人攻撃になりますね。呼んでいて、この人、みっともないな、と
思ってしまいました。
「間違いだらけの少年H」については、確かにすごい研究をされていて、事実はこうなんだ、
知ってほしいんだ、ということもよくわかりました。研究も本当にすごいと思いました。
「間違いだらけの少年H」のレビューにも書きましたが、
「この物語は本当に僕が経験したことです。でも幼い記憶なので、当時の情報を調べて書いたフィクションです」
という記載さえあれば、こんな本も出版されなかったことでしょう。
だからもういいのに・・・まだ出版するのか?って感じです。再びはないでしょう。
2008年3月3日に日本でレビュー済み
少年Hの文章を重箱の隅まで突付くように間違いを指摘しています。だから全部間違いだ、ということが言いたいのか、それともそれにかこつけて、靖国参拝はいけない、日本は侵略国家だったから原爆を落とされても文句は言えない、といいたいのかよくわかりません。間違いと指摘した例として、「少年H」の会話の中、「土石流」という言葉を使っていたが、「土石流」という言葉は最近使われるようになったのだから戦時中に使われるはずがない、だから間違いだ、としています。戦時中の話ですが、書いたのは最近なのですから、言葉として出てきても多少はしょうがないと思うのですが。それをいうなら戦前の話を書くなら旧かな、旧字体で書けということかといいたくなります。多くの資料をあげて間違いを指摘していますが、それがいいたいこととつながらず読んでいて非常に疲れました。