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学問の創造 ペーパーバック – 1984/4/1
福井 謙一
(著)
- 本の長さ229ページ
- 言語日本語
- 出版社佼成出版社
- 発売日1984/4/1
- ISBN-104333011434
- ISBN-13978-4333011438
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登録情報
- 出版社 : 佼成出版社 (1984/4/1)
- 発売日 : 1984/4/1
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 229ページ
- ISBN-10 : 4333011434
- ISBN-13 : 978-4333011438
- Amazon 売れ筋ランキング: - 548,754位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 79,240位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地道に努力して着想を得ておられ、その着想を散歩によって育て、研究室で科学的・論理的に展開して理論を構築されていた実体が手に取るように判る。論理的思考の限界を打ち破るのに科学的直観で着想を得ておられた。このことは、アップル社のスチーブ・ジョブズに通じる。研究や開発で壁に付き当たった人は是非読んでほしい。力づけられます。
2018年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
程度良いにもかかわらず「メモ書き、アンダーライン」が各所にある。まだ古くて汚いほうが良い。
読んでいて非常に気になる。
読んでいて非常に気になる。
2020年5月23日に日本でレビュー済み
本書は、福井先生が科学者として生きることを目指している若者に対するメッセージとして書かれています。確かに、原子の組み換えである化学反応が、分子のどの部位で起こるかを予測する理論である「フロンティア軌道理論」を発見にいたる過程がくわしく述べられています。これまでに知られていた理屈とは異なった科学的な発見、すなわち新しく学問を創造するために、どういう姿勢・観点をもって努力してきたかを述べています。 この部分は多くの読者にとっては難しいでしょう。
ところが、読者に訴えようとするところは、「現代は科学とその知識を元にした技術の進歩が目覚ましいので、科学・技術に携わる人々は誰でも、①その努力の結果が何を生み出すかの先見性をもってほしい、②自分の専門分野だけではなくて広い分野の学問を学ぶことによって、生み出すものが地球の遺産の保全、人類の存続を目指すものでなければならない」ということです。一度、二度、三度と読んでみるとそれが分かります。
また、この本が出版されたのは今から36年前です。2011年の東日本大震災によって引き起こされた福島原子力発電所の大災害、最近の新型コロナウィルスの大流行、地球温暖化による人類存亡の危機のおそれは、科学者の予言や警告にもかかわらず、それを無視してきた企業経営者、世界の政治家、ならびに一般大衆の無知によることを予言しているような気がします。「人間は、利便や安楽のためではなく、自然を含む地球の遺産の保全と、人類の持続的な生きながらえのために学び、創らなければならない。私はそう思うのである」と。
「このためには何が大切になるか。この本の中でたびたびくり返してきた先見性である。...では、この先見性は何によって養われるのか。それは広く学ぶことからだ、と私は考えるのである。」とあります。その先見性を磨くために、若者だけではなく大多数の人々が、学んでほしいと願っていると感じております。
ところが、読者に訴えようとするところは、「現代は科学とその知識を元にした技術の進歩が目覚ましいので、科学・技術に携わる人々は誰でも、①その努力の結果が何を生み出すかの先見性をもってほしい、②自分の専門分野だけではなくて広い分野の学問を学ぶことによって、生み出すものが地球の遺産の保全、人類の存続を目指すものでなければならない」ということです。一度、二度、三度と読んでみるとそれが分かります。
また、この本が出版されたのは今から36年前です。2011年の東日本大震災によって引き起こされた福島原子力発電所の大災害、最近の新型コロナウィルスの大流行、地球温暖化による人類存亡の危機のおそれは、科学者の予言や警告にもかかわらず、それを無視してきた企業経営者、世界の政治家、ならびに一般大衆の無知によることを予言しているような気がします。「人間は、利便や安楽のためではなく、自然を含む地球の遺産の保全と、人類の持続的な生きながらえのために学び、創らなければならない。私はそう思うのである」と。
「このためには何が大切になるか。この本の中でたびたびくり返してきた先見性である。...では、この先見性は何によって養われるのか。それは広く学ぶことからだ、と私は考えるのである。」とあります。その先見性を磨くために、若者だけではなく大多数の人々が、学んでほしいと願っていると感じております。
2007年8月26日に日本でレビュー済み
・大学時代、湯川秀樹氏の「旅人」を幾度も読み返した。自分もひとかどの学究を志していたのだ。その後福井氏もノーベル賞を受賞されたので、湯川氏とは別の意味で紐解いた。湯川氏よりは肩肘張らぬ文体で、読みやすかった。氏は化学(工学部)を専攻したが、京大の自由な学風で物理学(特に量子論:理学部)に傾倒し、それを化学に生かしたという。特に湯川氏の著書にある数式を自分で導き出すまでは納得しなかったという件に筆者らしさを感じた。博識でなくとも深く考えられることが大切という主張にも、学問観が表れていた。湯川氏と共通していたのは、最先端の研究ではどこかに同テーマを追求する人がいることである。私には湯川氏や朝永氏の先例もあり、アカデミックは京都学派という印象が強い。(江崎氏は旧制三高、利根川氏も京大出)じっくりと読んでみて下さい。元気がもらえると思います。