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パリの美術館で美を学ぶ ルーブルから南仏まで (光文社新書) 新書 – 2015/1/15

4.4 5つ星のうち4.4 12個の評価

一度は見たい名画から、
20世紀アート、巨匠のアトリエまで
あらゆる美がここにある

【内容紹介】
本書は、パリの美術館ガイドであると同時に、美を知るためのガイドでもある。
1区から16区までかたつむりの渦のような形になっているパリの街。
その順番に沿った地理的な構成で、ルーブルから美をめぐる旅をはじめよう。
パリのかたつむりのような渦巻は、やがて郊外へ飛び出し、
ジヴェルニーやヴィリエ・ル・バークルなどの村にある画家のアトリエを訪ねる。
さらにその渦の行先は大きくなり、南仏のニースやマルセイユにある美術館にも話は及んでいく。
その渦の先には、何があるのか。
パリの美術館から、どんな美がみえてくるのだろうか――。

【目次】
第1章 西洋美術の入門
第2章 20世紀アート
第3章 パリには中世の美術もある
第4章 やはり、フランスの近代絵画
第5章 美のある暮らし
第6章 さらに、こんな美術館も
第7章 パリの郊外へ
第8章 南フランスへ
第9章 パリへ帰る

【著者プロフィール】
布施英利(ふせひでと)
批評家。1960年、群馬県生まれ。東京藝術大学美術学部卒業。
同大学院美術研究科博士課程修了。学術博士。
東京大学医学部助手(解剖学)等を経て、現在に至る。
著書に『構図がわかれば絵画がわかる』『色彩がわかれば絵画がわかる』(以上、光文社新書)、
『脳の中の美術館』『体の中の美術館』『子どもに伝える美術解剖学』(以上、筑摩書房)、
『美の方程式』『「進撃の巨人」と解剖学』(以上、講談社)などがある。
芸術と科学の交差する、美術の理論を研究している。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2015/1/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/1/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 253ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334038379
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334038373
  • 寸法 ‏ : ‎ 18.2 x 10.5 x 1.7 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 12個の評価

著者について

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布施 英利
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布施英利(ふせひでと)

芸術学者、批評家。1960年群馬県生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業、同大学院美術研究科博士課程(美術解剖学専攻)修了。学術博士。大学院在学中に最初の著書『脳の中の美術館』を出版。以後、これまでの著書は60冊ほど。東京大学医学部助手(養老孟司研究室)を経て、現在は東京藝術大学美術学部教授。著書に『脳の中の美術館』をはじめ、『死体を探せ!』『子どもに伝える美術解剖学』『構図がわかれば絵画がわかる』『人体 5億年の記憶』『洞窟壁画を旅して』など多数。オンラインでは電脳アカデミア「美の教室」と「自然の教室」の講座に取り組んでいる。

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
12グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年11月9日に日本でレビュー済み
お手軽美術散策、想い出の旅。ルーブルはもちろん敬愛するギュスターブ・モローのアトリエ、
駅が美術館になったオルセー、静かに瞑想できそうなギメ、焼け落ちる前のノートルダム、
一角獣に出会ったクリュニー中世美術館、シャルトルのステンドグラスを仰ぎ見た冬の日、
印象派、モネに圧倒されたオランジェリーやマルモッッタン。
ロダンを取り巻く愛憎劇に複雑な気持ちになり、
エゴンシーレ展を開催し夜10時まで開いていたポンピドーセンターを思い出しながら、
駆け足で本のページをめくる。想い出をたどり、未知の美術館を夢見る。
発売当時、この値段でざっとパリの美術館を散歩した気分になった。
持ち運びに便利な新書版で写真は小さいが、オールカラーなのが有り難い。
他の書籍では画質も紙質も落としてワンコイン高いが、
良心的な値段で発売できたのは、10年近い前だから。
今はキンドルしかないようだ。
2021年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おそらく誰でも「ああ、あれね」と頭に浮かぶ「モナリザ」を糸口に、ルーブルの他の部屋や、周辺の美術館へと散歩の足を伸ばしながら、西洋美術の面白さに導いてくれる良書です。
個人の趣味や見方の押し付けではなく、パリ及び近郊で見られるものから名作をバランスよく選び、美術史上の位置付けもさりげなく踏まえながら、楽しむためのポイントを初心者にもわかりやすく丁寧に説明してくれています。
あのピカソがモナリザ盗難事件の容疑者として逮捕されていた話、藤田嗣治が当時権威の黒田清輝に対して抱いていた激しい反発と、それにも関わらず受けていた深い影響が見られる晩年の作品への考察、などのエピソードもこの本で知って興味深く読みました。
美術をもっと楽しんでみたいけど、どこから始めたらいいのかな?と思う人にぜひおすすめしたいです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年7月19日に日本でレビュー済み
フランスには美術のすべてが集まると言いたげな筆者が、パリから各地の美術館を訪ねて回った記録。なかなか普通にはできないことだが、本を読んで追体験させていただけるのは、楽しいことだ。

たしかに、写真が小さく、説明が短い。何枚かは大きな写真を載せた方が良かった。
フランス、イタリア、オランダなど西洋美術への巡礼は、明治以来の日本のインテリの作法だが、以前は自分のお気に入り作品に沈潜して、その深い意味や価値を読み解こうとするエッセイが多かった。しかしこの本は、そうした、ヨーロッパ文化を絶対化できる幸せな時代が終わったことを、感じさせる。筆者はフランス美術に関心と敬意を持ちつつも、専門家として大量の情報を集め、できるだけ多くの作品を観察し検討しようとするのだ。それは羨ましい半面、京都で開催中のルーブル美術館展に3回くらい通う方が幸せかな(しかし混雑している?)、と思うところもある。

この本のもう1つの値打ちは、終わり近くで、筆者が追いはぎに見舞われた経験を詳しく書いていることだ。たいへん参考になる。フランスが美術と料理だけの国でないことを、多面的に理解できる。
事件は、マルセイユ駅に夜の10時に到着し、歩き始めてすぐにナイフを使う強盗に所持品すべてを奪われたというもので、お気の毒だ。
強盗に差し出すための財布を、用意していなかったようだ。

私も旅行の行程がゆっくり気味で、夜の駅にまつわる記憶を、思い出した。
かなり昔、深夜のミラノで準環状線の駅(ローマからパリへの夜行列車が停車する)に向かって歩いていて、2人組にたぶん襲われそうになり、走って逃げてタクシーに乗った。もっとも、タクシーに乗らなければ列車に乗り遅れていたかもしれないが。
夜11時のアムステルダム副都心駅では、背の高い若い女性が向こうから親切に道を教えてくれて、近くのホテルまで歩いてしまった。
夕方7時にデンバー駅に着いたときは、アメリカなのですぐにタクシーに乗ってホテルに直行した。
ケルンやチューリヒなどドイツ系の都市では、中央駅から路面電車が何本も発着するので、夜も人が多く安心感がある。
一部の国や地域以外では、大都市の夜の駅は、結構危ないということです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年4月17日に日本でレビュー済み
 パリの街区は、1区から20区まで時計回りの渦巻き状で区が配置されています。
 本書は、1区のルーブル美術館、オランジェリー美術館に始まって、3区ピカソ美術館、4区ポンピドーセンターというふうに、街区順に有名な美術館を紹介していきます。そして、本書の後半ではパリ以外の美術館も紹介し、最後にパリに戻ってくる構成です。

 多くの美術館をとりあげているので、ルーブルが多くの分量を占めているのを除いて、ほとんどが簡単な紹介にとどまっています。
 解説も、その多くが簡単な紹介にとどまっていたり、単なる雑感である場合がほとんどであり、「この程度の解説なら素人でも書ける」と思わせるような内容が多いように思います。
 また、「セザンヌの絵のモチーフは、静物でも人物でも風景でもない、アトリエだと思った」とか、「ルーブルにある『モナリザ』、『聖アンナと聖母子』、『洗礼者ヨハネ』は3枚セットの3連画の可能性がある」というような、根拠不明(意味不明)の解釈もところどころに出てきます。
 写真も、(長所でも短所でもあるとは思いますが)著者自身が撮ったものであり、とても小さいサイズなので、「写真を見て楽しむ」という要素もありません。
 なので、この本は、かなり魅力に乏しい本と言わざるを得ません。

 それでも、私は本書を読みながら、「久しぶりにヨーロッパの美術館めぐりがしたい」と感じ、感慨をもって読みました。
 著者の筆力はさておき、本書は固い「よそ行き」の絵画解説ではなく、いわば「普段着」の鑑賞記録なので、ヨーロッパの美術館の素晴らしい雰囲気を感じとれます。
 簡単な文章で気軽に書かれており、すぐに読了できるので、読んでもいい本かもしれません。(積極的にお薦めしませんが・・・・・)
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年6月14日に日本でレビュー済み
熱が伝わらないのは文章力の問題か仕方ない仕事だからか。
2015年2月5日に日本でレビュー済み
ピカソは子どものような絵を描いたが、子どもはピカソのようには描けない。
ステンドグラスを見たければ、シャルトルに行け。
ゴシックの建築を見たければアミアンに行け。
外壁に設置された彫刻の躍動する生命みたいなものに触れたければランスに行け。
キリスト教の伝統的な絵画の展示法に「三連画」というのがある。
3枚の絵を一組として一つの絵画世界を作る手法だ。
一番大きな「聖アンナと聖母子」は中央に、
「モナリザ」と「洗礼者ヨハネ」を両脇に。
「モナリザ」を向かって右に。「洗礼者ヨハネ」が左にくると、
顔の向きや手の位置など収まりが良い。
自分で撮影した写真を挿絵に使用しているようです。
パリの美術館は写真撮影自由でいいですよね!
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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