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大江健三郎とその時代: 「戦後」に選ばれた小説家 単行本 – 2019/9/9

4.3 5つ星のうち4.3 10個の評価

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文学と時代の相克

生誕から現在まで、戦後文学の頂点を極めた作家の全貌に迫る

四国の山深い地に生まれ、上京後まもなく東大生作家としてデビュー、23歳で芥川賞を受賞、1994年にはノーベル文学賞受賞。華々しい活躍とともに時代の寵児となった小説家は、核や憲法九条など戦争と平和をめぐる問題について社会的発言を続けた知識人であり、オピニオンリーダーでもあった。本書では、半世紀以上にわたり書き継がれた数々の作品と発言を隅々まで渉猟し、相互に影響し合った作品と時代の関係を丹念に解き明かしていく。気鋭の戦後史研究者が挑む、画期的評伝。

「本書は、大江健三郎の文学と発言とを辿りながら、戦後日本社会を論じていくが、大江に注目するのは、単に彼が「有名人」だからではない。そうではなくて、大江自身が、近代日本をめぐる思想史的関心を持続させてきたからこそ、彼を軸にすることができるのだ。より具体的に述べると、「共同体」と「超越性」という二つの概念を意識しながら、大江の試みを戦後史のなかに置き直していく。その上で、大江健三郎を主人公にして戦後日本社会の諸問題や論点とその変化を記述したい。」(本書より)
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商品の説明

著者について

山本 昭宏(やまもと・あきひろ) 1984年、奈良県生れ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、神戸市外国語大学総合文化コース准教授。著書に『核エネルギー言説の戦後史1945~1960 「被爆の記憶」と「原子力の夢」』(人文書院、2012年)、『核と日本人 ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ』(中公新書、2015年)、『教養としての戦後〈平和論〉』(イースト・プレス、2016年)、共編著に『希望の歴史学 藤間生大著作論集』(ぺりかん社、2018年)、訳書にスペンサー・R・ワート『核の恐怖全史』(人文書院、2017年)がある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 人文書院 (2019/9/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2019/9/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 327ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4409520792
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4409520796
  • 寸法 ‏ : ‎ 14 x 2.8 x 19.4 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 10個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
10グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年10月22日に日本でレビュー済み
大江作品を時代との関連で俯瞰した好著である。初期から後期までの作品群を見事に読み解いている。こうしてみると、①学生運動時代に書かれた『セブンティーン』などの作品群。②障害を抱えた子どもー家族との共生を描いた作品群。③四国の森で神話や伝説の力を借りて信仰共同体を作り上げる『燃え上がる緑の木』に代表される作品群。④老境を迎え、友人と共に生と死を見つめる『水死』などに代表される後期作品群。大江が各時期に取り組んだ文学的課題が見事に浮かび上がる。これだけ全体を俯瞰した評論はなかったであろう。文芸誌では、最近「大江健三郎の現代性(アクチュアリティ)」をテーマにした座談が評判になっているが、現代性を問うためには作品の俯瞰が必要である。その点において、本書は格好の全体像を提供してくれる。
ひとつ欲を言えば、大江健三郎が岩波新書新赤版の創刊号として執筆した『新しい文学のために』への言及が欲しかった。大江は東大仏文科出身で、渡辺一夫を師とする学者としての顔も持つ。ミハイル・バフチーンのカーニヴァル論など新しい文学理論をどのように作品に反映させてきたのかについても触れて欲しかった。
とは言え、大江文学を語るのに本書は欠かせない参考文献になるであろう。
お勧めの一冊だ。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の著者についての知識はゼロだった。それを調べてから購入すべきだったと後悔している。最初に著者が1984年生まれと知ったとき一抹の不安が頭をよぎった。私が大江健三郎を初めて読んだのは1966年、予備校に通っているとき。当事、『大江健三郎全作品』6巻が新潮社より出ており、『奇妙な仕事』から『個人的な体験』までの全ての小説を読むことができた。私はこれを全て読み、エッセイ集『厳粛な綱渡り』を読んだ。大江健三郎は私より12歳上だが、当事は日本の「若手作家」の中核と目されていた。翌年、大学入学時に『万延元年のフットボール』が出、その後、新作が出る度に全て読んできた。私は大江健三郎に惹きつけられた。まさしく、彼は同時代の作家であり、その後の私の人生の暗闇を照らす灯台の灯りのように読んできた。何か社会的問題が生じると「大江健三郎ならどう考えるだろう」と想像するのが私の習い性となったし、それは今も変わらない。この本の著者は大江健三郎と距離がありすぎる。年齢的にやむを得ないのだが、私にはこの著者のように大江健三郎を俯瞰的に見ることは不可能だし、するべきではないと思っている。大江健三郎は戦後民主主義の守護神と自ら任じていたし、戦後民主主義が危機に瀕している現在、大江健三郎の問題意識を日本人全体が「厳粛」に受け止める必要があると思っている。同時代の作家として大江健三郎を歓迎してきた私には大江健三郎をこの著者のように客観的に見ることは到底できないし、したくもない。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年12月13日に日本でレビュー済み
生い立ちから始めてから最後の小説『晩年様式集』までを総覧した評伝として小谷野敦の『江藤淳と大江健三郎』が既にあるが、あの本は今現在となっては世界的な文学者の大江と並べて論じるほどの人物なのか甚だ疑わしい江藤とのW伝記である都合上、重要とも思われない江藤絡みのエピソードが重点的に拾われていたり、それ以外の記述も、小谷野一流のゴシップ趣味でエピソードが取捨選択され、それがただ羅列されているだけで、大江についての一定以上の知識を持っている人間がトリビア集として楽しむにはうってつけだが、作家の実像がきちんと立ち上がってくるとは到底思えない散漫なシロモノであった。それに引き換え本書は、著者の専門は社会史なのだそうで、その強みを生かし、大江が生きてきた時代ごとの世相や思潮を手際よくサマリーした上で、それが大江の問題関心とどう重なり、どう作品に反映されているのか、をきっちりと追いかけている。更に時代時代の主題の変遷を追うに留まらず、それらを一気通貫する生涯の大主題として「共同体」と「超越性」というテーマを抽出し、大江の文業を一貫したパースペクティブにおいて捉えている。優れた仕事である。大江のように、若干の断筆期間はあったものの50年もの間旺盛に執筆し続けた作家の全貌は、かなりの数の作品点数を読まないと見えてこない。ファンを自認する人の中でも特定年代の作風を偏愛するなどして全体像を見渡していない人は少なくないかもしれない。そういう中で、この本の果たす役割は大きいだろう。ただ全く難点がないかというとそうではなく「小説を書くこと」それ自体がテーマとなり、「ズレを含んだ繰り返し」で自己言及を重ねていくゼロ年代以降の後期作品群には、上手く切り込めていないように見える。ここは著者の専門によるアプローチの仕方とは食い合わせが悪く致し方ないというところだろう。文学方面の研究者の奮起が待たれる。いずれにせよ大江ファン、これから大江文学に取り組もうという人には必携の一冊といえそうだ。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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