西田先生の著作では『西夏文字―その解読のプロセス』が有名ですが、西夏語の入門としてはこちらを強くお勧めします。
基本的な語彙から始まって簡単な文章を読めるようになるまで、一般的な外国語の入門書と同じような構成で書かれており、非常に勉強しやすいです。
特に後半部分が素晴らしく、一つの基本的な字形から他の字形を樹形図のように示してあり、芋づる式に西夏文字を覚えることができます。
より深く勉強したい方は、『西夏文字―その解読のプロセス』のほか、西田先生の論文が一部オンラインで閲覧できるので、そちらも参考にすると良いと思います。
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西夏文字の話: シルクロードの謎 ペーパーバック – 1989/2/1
西田 龍雄
(著)
- 本の長さ173ページ
- 言語日本語
- 出版社大修館書店
- 発売日1989/2/1
- ISBN-104469211516
- ISBN-13978-4469211511
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登録情報
- 出版社 : 大修館書店 (1989/2/1)
- 発売日 : 1989/2/1
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 173ページ
- ISBN-10 : 4469211516
- ISBN-13 : 978-4469211511
- Amazon 売れ筋ランキング: - 981,789位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 916位中国語の学習法
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2009年3月8日に日本でレビュー済み
私が学生の頃、西夏文字は学校の世界史の教科書に「未解読」の文字として載せられており、そのあまりに複雑な形状から、「こんなの解読できるのか?」と思った記憶がある。
その文字を解読した本人が、西夏文字について優しく語るのが本書。
解読者が語るのだからリアリティがあるし、説明も非常にわかりやすいものだ。
一見複雑な西夏文字は、いくつもの要素が合体したものだからであり、それら各要素を個別に認識することができれば、一気に視界が開けてくる。
それにしても、西夏文字のシステマティックさには驚かされる。
たとえば、「頭」という文字と「先」というつくりを組み合わせると「始め」になり、「前」と組み合わせると「顔」になるという。
あるいは「混ぜる」と組み合わせると「髷」になるということで、西夏人は髷というものを「頭を混ぜるもの」と解釈していたことになる。
このように見ていくと、まさに西夏文字は西夏人の思想を閉じ込めた小宇宙の感がある。
個人的には、この西夏文字の解読プロセスや、音としてはどう読まれたかなどについてもう少し知りたかったが、限られた紙面では限界なのだろう。
ちょっとした拾い読みでも十分に楽しめ、驚ける本です。
その文字を解読した本人が、西夏文字について優しく語るのが本書。
解読者が語るのだからリアリティがあるし、説明も非常にわかりやすいものだ。
一見複雑な西夏文字は、いくつもの要素が合体したものだからであり、それら各要素を個別に認識することができれば、一気に視界が開けてくる。
それにしても、西夏文字のシステマティックさには驚かされる。
たとえば、「頭」という文字と「先」というつくりを組み合わせると「始め」になり、「前」と組み合わせると「顔」になるという。
あるいは「混ぜる」と組み合わせると「髷」になるということで、西夏人は髷というものを「頭を混ぜるもの」と解釈していたことになる。
このように見ていくと、まさに西夏文字は西夏人の思想を閉じ込めた小宇宙の感がある。
個人的には、この西夏文字の解読プロセスや、音としてはどう読まれたかなどについてもう少し知りたかったが、限られた紙面では限界なのだろう。
ちょっとした拾い読みでも十分に楽しめ、驚ける本です。