小学校で学ぶ教育漢字に絞って甲骨文字の成り立ちが辞書風に解説されている。漢字は形・音・義(意味)の三点から考察するのが基本になっている。その基本に則って漢字学の大家といわれる加藤常賢・藤堂明保・白川静の説を引用しながらも、批判すべき時は批判して落合氏の見解を述べている。
本の中身は1・2章は漢字概説で3〜10章が実際の漢字の考察の各論である。その各論は、例えば人の姿を元にした文字や自然物を元にした文字などある観点からの分類されているため読者にとって見易いと思われる。
概説で出た用語が各論でしばしば顔を出すが、ありがたいことに巻末に用語解説があるので助かる。ただ私が知りたかった「道」の漢字考察が載っていないのには失望した。近いものとしては「首」があがってはいたが、自分で考えろということか。また、本場の中国の学者の説が全く掲載してないのはどういうことか。一般向きの甲骨文字字典といえよう。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
甲骨文字小字典 (筑摩選書 13) 単行本 – 2011/2/16
落合 淳思
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥2,090","priceAmount":2090.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,090","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"ULsVTflUkzCspnHIPMdhuuLVMZ0ojuQFYesV7qlHENLwkq1vl9kac3JMsZ5pC%2F7ABlFXgcbgwabxr79HfzDEM4ATvHVVPl6fALhSqnyL8oluCNoTHFpT4Is%2B3KP3waAtNiJx3DoUaXU%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}]}
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ348ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2011/2/16
- 寸法13.2 x 2.4 x 18.8 cm
- ISBN-104480015094
- ISBN-13978-4480015099
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 甲骨文字小字典 (筑摩選書 13)
¥2,090¥2,090
最短で5月29日 水曜日のお届け予定です
残り1点(入荷予定あり)
¥1,760¥1,760
最短で5月28日 火曜日のお届け予定です
残り6点(入荷予定あり)
¥880¥880
最短で5月28日 火曜日のお届け予定です
残り7点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2011/2/16)
- 発売日 : 2011/2/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 348ページ
- ISBN-10 : 4480015094
- ISBN-13 : 978-4480015099
- 寸法 : 13.2 x 2.4 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 332,474位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 22,355位語学・辞事典・年鑑 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
我らの意思疎通手段の最たるものが文字の記録手段ですが、そのものの発達手段・経過等を興味深く解説してあり、私の暇潰しと飽きっぽい性格・興味等を癒してくれそう・・・。学術的な位置付け等は解りませんが、しばらくは楽しめそうです。ありがとうございました。
2017年3月31日に日本でレビュー済み
甲骨文字の研究成果を元に、漢字学の大御所の説に敢えて異を唱えている点はもちろんおすすめポイントだが、それよりもこの字典での字の分類がこれまでの漢字の分類とは違うことが面白い。
甲骨文字から大きく形が変化した漢字が結構あって、もともとどういう形でどういう部首に分類されているのか。それが新鮮だ。
また、今使っているような意味というのは漢字の歴史的にはだいぶ後から付いたものであり、もともと人名や地名であった漢字が多いのも発見である。
漢字自体が好きな人はたまに適当なページを開くだけでも十分楽しめるに違いない。
甲骨文字から大きく形が変化した漢字が結構あって、もともとどういう形でどういう部首に分類されているのか。それが新鮮だ。
また、今使っているような意味というのは漢字の歴史的にはだいぶ後から付いたものであり、もともと人名や地名であった漢字が多いのも発見である。
漢字自体が好きな人はたまに適当なページを開くだけでも十分楽しめるに違いない。
2011年6月18日に日本でレビュー済み
甲骨文字、西周金文、戦国籀文、秦代篆書(てんしょ)、漢代隷書(れいしょ)、楷書、新字体を網羅する字に関する辞典なので字典ということだ。
残念なのは「小」字典なので、漢字を網羅していないこと。
できれば、中字典、大字典へと発展して欲しい。
残念なのは「小」字典なので、漢字を網羅していないこと。
できれば、中字典、大字典へと発展して欲しい。
2011年10月24日に日本でレビュー済み
漢字の成り立ちについてはかねてから関心があった。藤堂明保や白川静の著書も何冊か読んだが無理なこじつけが多く、しかも両者の説明はほとんど一致していない。もっとまともな本はないかと探したところ見つけたのが落合淳思氏の本『甲骨文字に歴史を読む』と『甲骨文字の読み方』である。個々の文字の説明は納得のいくものであった(もっとも、「我」の原義をのこぎりとするなど??な説明もたまにあるが)。
でもいかんせん説明している漢字が少なすぎる。もっとたくさんの漢字について書いてもらえないだろうかと思っていたところ本書が出た。面白い。続けて3回読んだ。
ただ、収録文字がまだまだ少ない。他のレビューにもあるが、落合氏には続けて『甲骨文字中字典』『甲骨文字大字典』を書いてもらいたい。また、西周時代以降にできた漢字についての説明も読んでみたい。
でもいかんせん説明している漢字が少なすぎる。もっとたくさんの漢字について書いてもらえないだろうかと思っていたところ本書が出た。面白い。続けて3回読んだ。
ただ、収録文字がまだまだ少ない。他のレビューにもあるが、落合氏には続けて『甲骨文字中字典』『甲骨文字大字典』を書いてもらいたい。また、西周時代以降にできた漢字についての説明も読んでみたい。
2021年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
素晴らしいご解説により、書体の変遷が理解できます。