タイトルにあるように「叱る」というテーマで共通したいくつかの章からなるが、一貫した論旨やテーマがあるという印象はない。
ややとりとめのない「エッセイ」というのが適切かと思われる。豊富に挙げられた古今東西の実例は興味深く、筆者の鋭い洞察力がうかがわれる。
まえがきによれば、一応七つの「叱る」ポイントを指摘して日本語を立派に成長させ、思考を確かなものにし、世直しにつなげたいらしいのだが、そこまで難しく考えずに読み流せる言語論エッセイとみるべきであろう。
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日本語を叱る! (ちくま新書 590) 新書 – 2006/4/1
加賀野井 秀一
(著)
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- 本の長さ190ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2006/4/1
- ISBN-10448006298X
- ISBN-13978-4480062987
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2006/4/1)
- 発売日 : 2006/4/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 190ページ
- ISBN-10 : 448006298X
- ISBN-13 : 978-4480062987
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2006年4月24日に日本でレビュー済み
2012年3月13日に日本でレビュー済み
某大学二年生の試験答案の一節として紹介されている「文章」です。
p120
設問は「携帯電話の功罪について論ぜよ」です。
仲間といて仲間に仲間はずれにされても一人でメールをうって自分にはこんなんじゃないぞと仲間にやり逃げれること。
(中略)
ついでに、「テレビの功罪について論ぜよ」への解答も、あわせて挙げておきましょう。
テレビで戦争の映造が流れていてもスーパー行くから、すぐに消してスーパーに行ったりなど。自分で好き勝手に見たり消したりできる。
にわかには信じがたい、大学生の答案です。
ゆゆしき事態です。
あな、わびし。
p120
設問は「携帯電話の功罪について論ぜよ」です。
仲間といて仲間に仲間はずれにされても一人でメールをうって自分にはこんなんじゃないぞと仲間にやり逃げれること。
(中略)
ついでに、「テレビの功罪について論ぜよ」への解答も、あわせて挙げておきましょう。
テレビで戦争の映造が流れていてもスーパー行くから、すぐに消してスーパーに行ったりなど。自分で好き勝手に見たり消したりできる。
にわかには信じがたい、大学生の答案です。
ゆゆしき事態です。
あな、わびし。
2022年6月2日に日本でレビュー済み
本書は、『日本語の復権』、『日本語は進化する』の続編です。しかしまあ、陳腐で無内容。
現代日本でよく使用されている抽象的な漢語、例えば「社会」や「自然」といった用語は、実のところ、明治期に西洋文明を咀嚼するために新造された漢語で、漢語の顔をした西欧語である、といった指摘は興味深いと思います。
ただそれは、これ以前の著作ですでに指摘されていた内容と記憶します。
「すべからく」を音の類似から「すべて」といった意味として誤解しているのは、よく見かけますが、著者もご同様で、「総じて」くらいの意味で使用しています。「すべからくこうした厚化粧はごめんこうむりたい」(p.46)、「すべからく翻訳である」(p.168)。
すべからく著者の日本語を叱らねばならない。
一知半解のメラニー・クライン学説への論及(p.70)も鼻白む。著者は、「一知半解」が好きな四字熟語のようで、多用する。たとえば100頁と101頁の見開きだけで、3回も使用するのはいかがなものかと思います。
現代日本でよく使用されている抽象的な漢語、例えば「社会」や「自然」といった用語は、実のところ、明治期に西洋文明を咀嚼するために新造された漢語で、漢語の顔をした西欧語である、といった指摘は興味深いと思います。
ただそれは、これ以前の著作ですでに指摘されていた内容と記憶します。
「すべからく」を音の類似から「すべて」といった意味として誤解しているのは、よく見かけますが、著者もご同様で、「総じて」くらいの意味で使用しています。「すべからくこうした厚化粧はごめんこうむりたい」(p.46)、「すべからく翻訳である」(p.168)。
すべからく著者の日本語を叱らねばならない。
一知半解のメラニー・クライン学説への論及(p.70)も鼻白む。著者は、「一知半解」が好きな四字熟語のようで、多用する。たとえば100頁と101頁の見開きだけで、3回も使用するのはいかがなものかと思います。