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アレント入門 (ちくま新書1229) 新書 – 2017/1/5

4.1 5つ星のうち4.1 30個の評価

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人はなぜ〈悪〉を為すのか!?
全体主義と戦った思想家のエッセンスを
主著を読み解きながら明かす


ユダヤ人として生まれ、生涯を賭してナチス体制に代表される全体主義と対峙した
思想家ハンナ・アレント。
その思考の源泉を、ナショナリズムや公共性の問題から検証し、
『全体主義の起原』『人間の条件』『イエルサレムのアイヒマン』などの
代表作に跡づける。
その思考は、今なお全体主義的な体制を経験している私たち自身の
経験と現在を考えるための重要な手掛かりになるに違いない。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2017/1/5)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2017/1/5
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 230ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480069402
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480069405
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.7 x 1.3 x 17.4 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 30個の評価

著者について

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中山 元
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中山さんの本は初めてかな。よかった。思考するとは、「自分の中にいるもう一人の自分と対話すること」みたいなフレーズがあった。これが一番よかった。

この定義からすると、イデオロギーに基づいて党派的な主張をしている人も、「思考していない」ってことになりそうですね。
2024年1月21日に日本でレビュー済み
ウクライナ戦争勃発の原因はNATOの東方拡大に対するロシアの反発という国際政治学的な対立構造も大きいのかもしれないが、プーチン政権下のロシアの全体主義化こそが戦争の最大の原因であることは明らかだと思う。プーチン独裁下の異常なロシア社会からの支持抜きに旧ソ連諸国に対して理不尽な侵略を続けられるはずがない。そう思ってナチスドイツを分析した『全体主義の起源』の著者として名高い政治哲学者ハンナ・アレントの思想の優れた解説書を読んでプーチン政権下のロシアが全体主義化した原因の手がかりを探すことにした。

ヒトラーが撒き散らした異常で馬鹿げた幻想を教養ある理性的な人々までもが信じこんでしまえたのは何故なのかという重大な疑問に対するアレントの解答は、大衆社会では人々は公共的な関心を喪失して共通の利害でまとまる組織に組み込まれずに孤立化したからだとする。中間団体の弱体化によって防護膜を失い剥き出しになった個人は権威のプロパガンダの直撃を受けやすくなるということだ。近代化の後発国だったドイツでは議会制民主主義が未成熟だったために公共的関心を共有・討議する場(ハーバーマスの言う「市民的公共圏」と同じものを指していると思われる)もまた未成熟だったことはやはりナチズムの影響力の拡大の背景として大きかった。

そうしたドイツの近代国家としての後進性は国民のナショナリズムのあり方をも規定し、国民国家を長らく作れずにいたドイツのナショナリズムは英仏のような既にある国民国家を枠組みとしたナショナリズムにはならず、歴史的風土に根差した「血の絆」のような反都市文明的な「種族的ナショナリズム」になってしまった。それがアーリア人種の優越論となってナチス政権によるユダヤ人差別・ジェノサイドの国策化を生み出し、さらにはドイツ語を話す人々の住む土地を全て併合しようとするヒトラーの恐るべき領土的野心をも生み出した。

ロシア語を話す人々の住む土地をロシアに併合しようとしているプーチンの野望はヒトラーの野望とそっくり瓜二つであるし、ロシア国民が戦争を正当化するプロパガンダを信じこまされているのもよく似ている。(さらにはウクライナ戦争はブチャの虐殺に明らかなようにロシア人によるウクライナ人差別の帰結としてのジェノサイドなのではないかとも思えてくる。)ソ連崩壊からわずかに三十年で市民的公共圏も成熟しようがなかった議会制民主主義の後進国ロシアがかつての後進国ドイツや日本と同じ運命をたどったと見るべきなのだろう。

ソ連解体後、ロシアはまがりなりにも資本主義自由経済と議会制民主主義の国としての歩みを始めたが、社会の混乱から経済が崩壊して第一次大戦敗戦後のドイツと同様に極度に悲惨な時期を過ごすことを強いられた。プーチン政権が天然ガスなどの資源輸出によって経済を建て直すことに成功するも、その資源輸出依存の歪んだ経済構造は活発な企業活動による経済成長を妨げてしまった。政府と結び付いて利権を手に入れた者のみが富む不公正な社会では誰もが政府に媚を売るばかりで健全な批判勢力が育たず民主主義が成熟しない。全体主義化に抵抗しうる市民的公共圏は形成されなかった。

ソ連崩壊直後の混乱と貧窮の時代に戻りたくないロシア国民はかつてのドイツ国民同様、批判が許されない抑圧的体制と議会制の形骸化を安定の代償として受け入れた。かくして独裁者プーチンの全体主義体制はヒトラーのそれとよく似た形で出現したのであった。しかしながら、資源依存ゆえに経済成長が止まったことで国民の不満が次第に高まった。国民の不満をそらすためにプーチンは旧ロシア帝国領土のロシア帰属を主張するロシアナショナリズムの高揚と対外的な危機意識を煽ることで旧ソ連構成国内で苦しむロシア系同朋の救出を訴えて国際秩序を破壊する侵略行為を開始した。かつてのドイツナショナリズムと同様ロシアの国民国家としての未成熟が帝国の時代の栄光を誇る形の異様なロシアナショナリズムを生み出してしまったのである。

ソ連の全体主義からの解放がまさか新たな全体主義、それも自らに楯突いた者を次々に粛清していくスターリンのような独裁者の再来に行き着くとは誰も予想できなかった。しかしプーチンの独裁は理論的に予想外のことが起きているわけではない。むしろヒトラーの前例から十分に予想可能なことだったように思われる。アレントの全体主義分析でもってプーチンのロシアの全体主義をも適切に説明できる。ナチスドイツの教訓を活かせずプーチン独裁の出現を許してしまったことをあの世のアレントも悲しんでいるに違いない。本書が見事に要約してくれたアレントの全体主義論は期待に違わず極めて有用なものでした。ありがとうございました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年11月13日に日本でレビュー済み
昔から「ちくま新書」はどうも相性が悪いのだが、これもそうだった。シュミットの解説のところで、集団的自衛権あたりを当てこすった感じで言及したり(本の刊行は2017年)、ドイツの国民国家の成立が遅かったという話から「多数の藩に分かれていた日本の幕藩体制についても、同じことが言えるだろう」と言ってみたり。(反論するのも面倒だが、明治維新1868年とドイツ統一1871年が近いのと、その後の日独が英仏等と違った歩みをしたのは似ているが、ちょっと雑な言及だろう)

まあ、良い感じに意訳していて読みやすいとも言えるし、ちょくちょく著者のキャラクターが顔を出してきて合う合わないがあるかも、くらいのところ。
「悪の凡庸さ」というのは、強固な意志というよりも、むしろ想像力の欠如と思考の停止というところから「巨悪」が行われるといった感じ。このあたり、原爆開発のオッペンハイマーとかどういう評価だったのだろう。「凡庸」という評価なのかしら。

まあ、分業制が良くないね。アーレントの思想も射程が広いようでいて、死角があるような気も。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年3月25日に日本でレビュー済み
本書は、その第一に歯切れがよいこと、第二にハンナ・アレントの主要三著作、1)『全体主義の起源』、2)『人間の条件』、3)『イエルサレムのアイヒマン』を発行順に並べ、三論文の関連性、連続性をきちんと捕らえている点において、数あるアレント入門書を卓越していると思う。

さらに、アレント晩年の諸論文が参照されている。私は上記三作品のうち2)と3)しか読んでなく、3)に対するユダヤ人社会からのごうごうたる非難を(ある程度は)納得できると考えてきただけに、その後の彼女がこれとどう向き合おうとしていたかに関心があった。本書のこれに答えようとする姿勢を称えたい。

「歯切れがよい」と書いたが、根拠がある。本書が各処で俎上させる問題を徹底的に三要素に分節化し、その一つ一つに順序良く答えてゆくというスタイルをとっている点だ。問題を三分割する手法は、講演などでの「判りやすさ」を強調するテクニックとして知られているが、論旨明快な印象を与え、説得力に富むことは明白だ。

さて、著者が読み取った各書の主張を私の理解する限りで要約してみたい。

最初の『全体主義の起源』では、ドイツにおけるナチズム誕生の原因を探る。弱小国が分立した封建制が長く続いたドイツでは、「市民」の誕生が遅れ、国民国家の理念よりも、「血の絆」のような幻想的「種族的なナショナリズム」を願う国民感情が強く育った。この情念は人種民族差別意識を必然的に生み出さざるを得ないものであって、ヒトラーの「人種の疑似階層的な原理を組織原理に転化させる」反ユダヤ主義観念の展開を容易にした、とする。

次の『人間の条件』では、こうした観念の史的観察が行われる。まず古代ギリシャにおける人間の働きは、生命維持のために私的空間で行われる「労働」、人間の創造的表現としての「仕事」、明確なアイデンティティを持った人々が議論したり行動したりする「活動」に分類される。その活動の場が「現われの空間」(ポリス)であるとする。これと反対にアリストテレスなどの哲学者は「神の観想」という私的な領域での営みを重視した。

中世のキリスト教時代になると、この「神の観想」が人の生の基本となり、ポリス的人間は影をひそめていったが、近代の到来とともに、労働と仕事の領域が混ぜあった「社会」が生まれ、公人と私人の区別はさらにあいまいになった。「社会」発生のもう一つの特徴は「経済学」の誕生で、人はそれぞれの私的利益を最大にすることを目指して行動する「ホモ・エコノミクス」(経済人)となる。このような「顔のない無名の群衆」として登場する人の価値は、他者による評価に依存する。人の「物心化」であり、人は孤立する。この孤立した大衆社会の隙間に発生したのが、二つの全体主義-まずマルクス主義が生み出したスターリニズムと、その対照としてのナチズムだとする。

最後の『イエルサレムのアイヒマン』はこうした論旨の帰結を述べる。600万人のユダヤ人を死に送った親衛隊のアイヒマン中佐は「私は一人も殺さなかった」とうそぶく。彼は狂信者ではなかった。ナチは慎重に、倒錯者やサディスト等精神異常者を組織から除外していたという。事実アイヒマンは「恐ろしいほどノーマルな」な小市民だった。彼の喜びは命令に最大の能力を費やし、能吏として認められることだった。

アイヒマンは「自分はカントの定言命法に従って行動した」と述べる。定言命法は「あなたの意志の格率が常に同時に普遍的な立法の原理として妥当しうるように行為せよ」とする。アイヒマンにとっての「立法の原理」はヒットラーだった。

アレントはカントの「普遍的な立法」は一地方的な法を指すのではなく、世界法(道徳律)のことだと反論するが、ドイツにおけるアイヒマンの違法性を明白に断じることができず、巨大な悪をなしたアイヒマンを「悪の凡庸さ」と思考能力の停止という言葉でとらえるのが精いっぱいだった、と読める。この論文はむしろユダヤ人の絶滅計画に手を貸した上層ユダヤ人の告発で話題を呼び、ユダヤ人社会から村八分的な仕返しを受けることになる。私も冒頭で述べたように、アレントの学者としての見識に敬服しながらも、この書では虐殺されたユダヤ人は鎮魂されないと感じたのだった。

『イエルサレムのアイヒマン』が出版されたのが1963年、彼女が69歳で亡くなったのは1975年である。この間著作を世に問うこともなく何をしていたか気がかりだった。本書が「晩年」のアレントを紹介しているのが魅力だ。第三の主著となるはずの『精神の生活』三部作を執筆中だったが、未完のままに亡くなったという。

だが著者がここで取り上げるのは、連続講座の講義録「道徳哲学のいくつかの話題」である。悪の凡庸さと思考能力の停止が再び論じられる。アレントは「思考停止」したはずのドイツ人の中にも少数だが、その弊害に染まらなかった「無辜の」人々がいたことを例に挙げる。親衛隊への入隊を拒んで死刑となった二人の兄弟は「わたしはこんなことをすべきではない」ではなくて、「わたしにはこんなことはできない」と言ったという。

アレントはこの事例に対してソクラテスの『ゴルギウス』の対話集を引き合いに出す。論旨は難しいが、「わたしという自己のうちにもう一人の『わたし』がいて、わたしは常にこのもうひとりの『わたし』と調和していなければならない」という。これが思考の本質的な特徴であるとともに良心の機能を告げているものだ。この機能は誰の中にもあり、知識とも善悪とも関わりない、と言う。

このもう一人の「わたし」は「個人的なもので個人的なものではない」。この思考回路は、人間集団が「手本」として育て上げてきたものだ。「手本」とは、「客観的な妥当性を備えていない命題でありながら、それでいて普遍的な妥当性が含まれる命題」のことを言う。すべての人がアイヒマンを敵とみなせばアイヒマンには地上で暮らす場所がないし、わたしが「自分の手本を選択することができない場合、あるいはそもそも選択する意志がない場合」は、私の生きる道は閉ざされてしまう。これがアレントのいう道徳の原理である。

著者は最後に「わたしたちは他人の立場に立って、創造力を働かせて考えることをやめた瞬間から、凡庸な悪を体現しながら、人道に反する悪の片棒を担ぐ道を歩み始めるかもしれないのである」と書いて書を締めくくる。結局は「汝の隣人を愛せ」と謳うキリストへ戻るのかと思い、善の「凡庸さ」に驚きつつも、真理は一つに過ぎないのだとも思うのである。
53人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年6月2日に日本でレビュー済み
うーん、やっつけ仕事感がありますね。
整合性のなさと記述の雑さが目につきました。全体に。
2022年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在進行形である。
本棚に立てていたのをたまたま手にして
読んだ。
ナチスの罪とロシア・プーチンの蛮行が
重なった。
悪を強力に推し進める力が表に
出たとき、配下の国民には止める力は
なくなるのだ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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