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憲法政治 ――「護憲か改憲か」を超えて (ちくま新書) 新書 – 2022/1/7
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- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2022/1/7
- 寸法10.7 x 1.5 x 17.3 cm
- ISBN-104480074473
- ISBN-13978-4480074478
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2022/1/7)
- 発売日 : 2022/1/7
- 言語 : 日本語
- 新書 : 320ページ
- ISBN-10 : 4480074473
- ISBN-13 : 978-4480074478
- 寸法 : 10.7 x 1.5 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 543,954位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 516位憲法 (本)
- - 1,184位日本史ノンフィクション
- - 1,211位東洋史
- カスタマーレビュー:
著者について
1964年京都府出身。私立ヴィアトール学園洛星中・高等学校から86年東大法学部(政治コース)卒、日本経済新聞記者に。政治部、経済部、ジュネーヴ支局長を経て2004年からコラム担当の編集委員。日経電子版に隔週火曜日に「政治アカデメイア」を連載中。専門は現代日本政治、統治構造論。
最新刊は「小泉進次郎と権力」(2019年)。自民党と日本政治の次代のリーダー候補・小泉進次郎の知られざる過去10年の政治行動の実像をあますところなく描き出した骨太なノンフィクションである。
前作は「平成デモクラシー史」(2018年)。1990年代から政治改革、橋本行革、司法制度改革、地方分権改革などが次々に進められた壮大な「統治構造改革の政治史」を描く。小泉劇場、民主党政権の挑戦と挫折、安倍一強などのドラマを通じ、自民党一党優位で「派閥と族議員・官僚」が主役だった「1955年体制」が、「政権交代と首相主導」をガバナンスの両輪とする新たな政治システム「平成デモクラシー」へと変貌を遂げたプロセスを活写する。
さらにその前作が「財務省と政治~『最強官庁』の虚像と実像」(2015年)。1990年代以降の政治改革、橋本行革などの統治システム改革の中で、政治と財務省・大蔵省の力学がどのように変容したかを赤裸々に描いた。「消費税~政と官との十年戦争」(増補文庫版2015年)は小泉内閣から第2次安倍内閣まで、足かけ10年に及ぶ「消費税10%」決定への攻防の舞台裏を詳細に検証した政治ドキュメント。
「ゼミナール 現代日本政治」(2011年)は佐々木毅元東大総長ら政治学者との共編著。現実政治の流れに則し、ジャーナリズムとアカデミズムの融合を狙った新しい政治学の教科書。著者は第1部で、民主党政権の実相を「政治主導システムの模索と混迷」という切り口で詳細に論述している。
それ以前の単著に「官邸主導~小泉純一郎の革命」(2005年)、「経済財政戦記~官邸主導・小泉から安倍へ」(2007年)、「首相の蹉跌~ポスト小泉・権力の黄昏」(2009年)のいわゆる「官邸主導3部作」がある。小泉純一郎首相の時代を中心に「内閣総理大臣の権力とは何か」を詳細に分析した。
「首相の蹉跌」で週刊東洋経済・09年上半期政治書ランキング第1位。「ゼミナール現代日本政治」で同11年上半期政治書ランキング第3位。「経済財政戦記」で同07年上半期経済書・ビジネス書ランキング第3位。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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具体的には、2011年10月から始動した衆参両院の憲法審査会を舞台とした論議、および改憲に本気で挑む構えを見せた第二次安倍政権での動きを追う。「安倍流改憲は何より目まぐるしくターゲットを変え、焦点が定まらなかった。」(本書11ページ)というのが著者の評価であり、改憲手続きを定めた九六条改正を目指した2012年から2013年(第一章)、集団的自衛権と九条をめぐって、結果として解釈改憲に舵を切った2013年から2015年(第二章)、天皇退位で改憲論議に空白が生まれた2015年から2016年(第三章)と、その時期時期の動きを詳細に書いていく。内閣による改憲の発案について議論になった2016年から2017年(第四章)、自衛隊の明記を提唱した2017年から2018年(第五章)と、まさに焦点が定まらなかった時期について触れる。そして、当初は政局から分離して粛々と開催されてきた憲法審査会が与野党の攻防の舞台となり、開催されなくなった2018年から2019年(第六章)、コロナ禍で浮上した緊急事態に関する議論など2020年以降(第七章)の動きもまとめている。
最後に、著者なりの憲法改正論議の三原則を掲げて終わる(終章)。迷走とまでは言わないまでも、掛け声のわりに実りが少なかった第二次安倍政権下の改憲の動きを丁寧にまとめた労作である。
結局、第二次安倍政権は、強過ぎたことがかえって仇となり国民の広範なコンセンサスを形成することができず改憲に失敗したが、その過程をつぶさに見ることは今後の憲法改正を考える上で重要であり、何より面白い。
日本国憲法がかくも長きに亘って改正されなかったのはなぜか。それは端的に言ってその簡潔さにあり、多くを下位の法令に譲っているため、改正の必要がなかったからと言える。逆にそれは、特に小選挙区制の下で与党と首相官邸の力が強くなり過ぎた現状では、立憲主義の観点から問題だと著者は指摘する。
にも拘らず改憲への動きがやまないのはなぜか。
一つは憲法にお馴染みの”押付け憲法論”、国のかたちや理想を見る向きだ。憲法を一種の経典と捉え信仰の対象とするものであり、法制度の冷静な議論の対象とはし難い。もう一つ、政府のコロナ対策の迷走ぶりと緊急事態条項の論議を見ると、法令の範囲で対応できるにも拘わらず、責任回避のために憲法の後ろ盾を欲しがっているように見える。これもまた国民としてまともに相手にする気になれない。
著者の改憲への提案は、いわゆる改憲勢力の狙い目とは正反対なので受け入れられるとは思えないが、リーズナブルであり、今後、誰もが踏まえるべき論点であろう。
平成天皇の譲位がなければ、改正の発議までたどり着けたのだろうか?と言う巨大なifが残る。
あと、優秀なルポタージュが突然「あるべき論」になって面食らう。
その分☆一つ減とする。