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日本人の論語 上: 童子問を読む (PHP新書 207) 新書 – 2002/6/1
谷沢 永一
(著)
江戸初期の儒学者、伊藤仁斎は、学問とは知識の競い合いではなく、人間性の修練であると唱えた。そして、『論語』『孟子』の精髄を読み抜き、日本人の感性に即した儒学を、師と弟子の問答形式を用いて叙述した。それが『童子問』である。本書は、全百八十九章から成る『童子問』を現代人が読みこなせる言葉に訳し、さらに要諦を解説する。
仁斎は儒学を支那から取り寄せ、そのままを暗唱するのではなく、儒学の真髄を把握したいと考えた。儒学の目的は人間の生きるべき道を深く学び、それを実践する強い意志であることを悟り、これこそが、本来の学問であるという信念を持った。仁斎の出現により儒学は輸入学ではなく、日本人が人生の生き方を社会生活の中で、工夫する手立てとなったのである。仁・義・礼・智とは何か。人間関係の心得とは何か。人生における永遠のテーマを、親しみと温かみをこめて、諄々と説く。古典の碩学が、老若男女すべてに贈る、普遍の人間学。
- 本の長さ307ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2002/6/1
- ISBN-104569622240
- ISBN-13978-4569622248
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2002/6/1)
- 発売日 : 2002/6/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 307ページ
- ISBN-10 : 4569622240
- ISBN-13 : 978-4569622248
- Amazon 売れ筋ランキング: - 463,933位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 264位日本思想史
- - 622位東洋哲学入門
- - 640位日本の思想(一般)関連書籍
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上位レビュー、対象国: 日本
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2015年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ところところに汚れがありましたが、読むのに支障はありませんでした。
2003年6月8日に日本でレビュー済み
論旨明快の好著ですが、文章の調子に慣れる必要があります。『論語』と『孟子』をどう解釈し、どう生きるか、が『童子問』テーマです。そこも興味深いのですが、谷沢永一氏が現代の事例を挙げている点も勉強になります。
文章構成は『童子問』の筆者である伊藤仁斎の①主張、続いて②意訳、最後の③復習で谷沢氏の解説となっています。古典文学に素人の読み方としては『童子問』を原文から理解するよりも、まずは谷沢氏の言葉からその雰囲気を感じ取ることをお勧めします。つまり、意訳の部分を読み飛ばして、①主張→③解説を読む方法です。一読して、『童子問』に興味があれば意訳、次いで『日本古典文学大系97近世思想家文集(1966、岩波書店)』に挑戦してはいかでしょうか。
ちなみに伊藤仁斎は江戸!初期の儒学者で、その学風は「真の学問とは典籍を暗記し、物知りぶることではない。人生をいかに生きるべきか心の修練を重ねる努力」というものです。『童子問』は仁斎が最も執着し、注力した作ですが、他の著作に比べて素の思いを語るような親しみがあります。これらの学問姿勢や『童子問』のもつ雰囲気を挙げて谷沢氏は『童子問』を「日本人の論語」と高く評価しています。
文章構成は『童子問』の筆者である伊藤仁斎の①主張、続いて②意訳、最後の③復習で谷沢氏の解説となっています。古典文学に素人の読み方としては『童子問』を原文から理解するよりも、まずは谷沢氏の言葉からその雰囲気を感じ取ることをお勧めします。つまり、意訳の部分を読み飛ばして、①主張→③解説を読む方法です。一読して、『童子問』に興味があれば意訳、次いで『日本古典文学大系97近世思想家文集(1966、岩波書店)』に挑戦してはいかでしょうか。
ちなみに伊藤仁斎は江戸!初期の儒学者で、その学風は「真の学問とは典籍を暗記し、物知りぶることではない。人生をいかに生きるべきか心の修練を重ねる努力」というものです。『童子問』は仁斎が最も執着し、注力した作ですが、他の著作に比べて素の思いを語るような親しみがあります。これらの学問姿勢や『童子問』のもつ雰囲気を挙げて谷沢氏は『童子問』を「日本人の論語」と高く評価しています。