テレビでおなじみの齋藤精一郎氏によるこれからの日本経済への提言である。
まず著者はバブル崩壊後に「15年デフレ」に突入した日本がこれを脱却するためにとった様々な政策がことごとく失敗し、小泉首相になってようやく脱却できたのはなぜかを分析している。
「小泉パラドックス」と著者は言っているが、政府が何もしなかったためにかえって、企業は政府を頼らずようやく雇用にメスを入れ、結果として、今の景気回復がもたらされた。
一方、その副作用として現れてきたのが、今の「格差現象」である、という。
以上を概観した上で、日本が進むべき道を「海外投資立国モデル」「人材ハイブリッド立国」「ハイブリッド・コミュニティモデル」の3つを挙げ、これをベースに経済成長を果たせば、大幅な歳出削減や増税なしに財政健全化が果たせるとしている。
私なりに解釈すれば、日本の文化には世界に類をみない独自性がある。日本的なものを輸出していくことが日本の生き残っていく道である、ということであろうか。
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大転換: 日本経済・2007年~2015年 単行本 – 2006/11/1
斎藤 精一郎
(著)
今、日本経済はようやくデフレという長いトンネルから脱却しよ
うとしている。おそらく2007年は「デフレ脱却元年」という日本経済史にとっ
て新たな一歩となる年になるだろう。
これからの時代を読むキーワード、それは「人と地域の格差」「グローバリゼー
ション3.0」「逆サプライズド・ショック」「人材力のダイバーシティ」「ハイ
ブリッド・コミュニティ」だと著者はいう。
フラット化し、国際競争がますます激化する世界、少子・高齢化......。これま
でとはまったく異なる状況で新成長神話を築いていくための条件とは何か。世
界経済を席巻し、勝ち続ける2015年の日本が存在するために、著者が渾身の力を
込めて、そのとるべき舵の方向を明確にする。
うとしている。おそらく2007年は「デフレ脱却元年」という日本経済史にとっ
て新たな一歩となる年になるだろう。
これからの時代を読むキーワード、それは「人と地域の格差」「グローバリゼー
ション3.0」「逆サプライズド・ショック」「人材力のダイバーシティ」「ハイ
ブリッド・コミュニティ」だと著者はいう。
フラット化し、国際競争がますます激化する世界、少子・高齢化......。これま
でとはまったく異なる状況で新成長神話を築いていくための条件とは何か。世
界経済を席巻し、勝ち続ける2015年の日本が存在するために、著者が渾身の力を
込めて、そのとるべき舵の方向を明確にする。
- 本の長さ343ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2006/11/1
- ISBN-10456965889X
- ISBN-13978-4569658896
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2006/11/1)
- 発売日 : 2006/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 343ページ
- ISBN-10 : 456965889X
- ISBN-13 : 978-4569658896
- カスタマーレビュー:
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