昭和のモダニズムの名建築、東京郵便局がが再生され（一時、取り壊すか否かで問題になりました）、
その施設＜KITTE＞の2F,3F に日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館（UMUT）が協働で運営を行う新たなミュージアムが出来ました。
定休日は月曜、年末年始で、開館時間は11：00〜18：00（但し、木、金、は11：00〜20：00）で入場料は無料です！
常設展示は、東京大学コレクションで、東京大学が明治10年（1877年）の創学以来積み重ねてきた学術文化財、
動物の骨標本、はく製、鉱物、昆虫、産業プロダクツ・・・等が展示されています（旧帝国大学時代のものが多いようです）。
元々、2F、3Fは、郵便集配に使われていた長さ66メートル、幅12メートル、高さ5．5．メートルの及ぶ単一空間で、
その空間を利用しているため、展示方法もユニークなものになっています。
本書ではその展示物数百点をカラー写真で紹介しています。
私は、まだここを訪問したことがないのですが、本書を見ていくと、巨大な空間を利用して、かなり巨大な骨標本も展示されています。
また、動物、鳥のはく製、巨大なサンゴも展示されています。
中には、赤瀬川原平の大日本零円札のようなものも展示されています。解説を読むと第1級の位格を有する貴重なものばかりだそうです。
展示物の解説がない、年代が記されていない、展示物が統一されていない、触れない（これは当然だと思いますが）などの批判があるようですが、
これらは、このミュージアムの考え方、戦略ではないかと思います。
なお、東京大学は、すでに2つの博物館を有していますが、このインターメディアテクは、アカデミズムと実験性のあるものを両方やっていく方針だそうです。
そのため、旧来の2つの博物館は休館して、リニューアルするそうです。
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