大学生の時からずっと読もうとして挫折していたルバイヤート。岡田さんの訳はとても美しく、読みやすいです。
良い詩は時代をこえるのですね。
中古とのことでしたが、新品同様でした。
私の好きな詩はこれです。
創造主が自然の万象をつくりあげたとき、
なぜそこに、欠如し破損したものを入れたのか。
もし美しいものであったなら、なぜそれを壊すのか、
もし見事な形でなかったのなら、それは誰の咎。
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ルバーイヤート (平凡社ライブラリー お 21-1) 単行本 – 2009/9/1
- 本の長さ197ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2009/9/1
- ISBN-10458276679X
- ISBN-13978-4582766790
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登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2009/9/1)
- 発売日 : 2009/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 197ページ
- ISBN-10 : 458276679X
- ISBN-13 : 978-4582766790
- Amazon 売れ筋ランキング: - 619,335位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2015年5月8日に日本でレビュー済み
岩波版と違い、1ページにつき1歌なので紙に余白があり、現代語訳もあいまって非常に読みやすいです。
ですから、よりゆったりと詩の世界に身を任せて酔いしれます。
内容に関しては他の方々が書かれているので、ここでは、印象に残った詩の一部を書いてみようと思います。
一滴の水があって、それが海にのみこまれ、
一粒の砂塵が、地に紛れ込む。
この世にきて立ち去るお前、それは何か、
一匹の蠅があらわれて消える、つかの間だ。
われらが消えても、永遠に世はつづき、
われらの生の痕跡も、名も残りはしない。
われらが生まれるまえ、この世に欠けたものはなにもなく、
われらの死後、なんの変化もあるまい。
恋に迷う者、酒におぼれる者は地獄に堕ちるという。
信じ難い戯言にすぎぬ。
恋をし、酒をのむ者が地獄にいくなら、
明日の天国は、掌のように人影がなくなろう。
明日のことは誰にも分らぬ、
明日のことを思うは無益なこと。
心が覚めているのなら、この一瞬を無駄にするな、
命の残りは限りあるものだから
ですから、よりゆったりと詩の世界に身を任せて酔いしれます。
内容に関しては他の方々が書かれているので、ここでは、印象に残った詩の一部を書いてみようと思います。
一滴の水があって、それが海にのみこまれ、
一粒の砂塵が、地に紛れ込む。
この世にきて立ち去るお前、それは何か、
一匹の蠅があらわれて消える、つかの間だ。
われらが消えても、永遠に世はつづき、
われらの生の痕跡も、名も残りはしない。
われらが生まれるまえ、この世に欠けたものはなにもなく、
われらの死後、なんの変化もあるまい。
恋に迷う者、酒におぼれる者は地獄に堕ちるという。
信じ難い戯言にすぎぬ。
恋をし、酒をのむ者が地獄にいくなら、
明日の天国は、掌のように人影がなくなろう。
明日のことは誰にも分らぬ、
明日のことを思うは無益なこと。
心が覚めているのなら、この一瞬を無駄にするな、
命の残りは限りあるものだから
2021年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ペルシャ語の原詩から訳出されているので、オマル・ハイヤームを知るだけでなく、当時の(11世紀―12世紀)のペルシャの雰囲気や時代背景なども知ることができます。この点が、他の訳出本と違います。
2011年8月26日に日本でレビュー済み
私は岩波版ルバイヤートも読んだことがあるが、訳が新しい分、読み易く親しみ易い。
岩波では「酒姫」と書かれていたサーキーが「酌人」と書かれているのも良い。
訳者のエッセイじみた短文に対してやたらに頁が割かれているのが気にならなくもないけれど……。
岩波では「酒姫」と書かれていたサーキーが「酌人」と書かれているのも良い。
訳者のエッセイじみた短文に対してやたらに頁が割かれているのが気にならなくもないけれど……。
2013年2月26日に日本でレビュー済み
詩歌の分からなかった自分が、たちまちにハイヤームの言葉に酔わされました。また章の間にはいる著者のエッセイも気分を高め、また、ペルシャ文学理解を深める知識も入っています。
詩本体と著者のエッセイが一体となり、全体で読者を中世ペルシャの詩情に誘う、まさにベスト入門書かつ名著と言えましょう。
詩本体と著者のエッセイが一体となり、全体で読者を中世ペルシャの詩情に誘う、まさにベスト入門書かつ名著と言えましょう。
2010年4月12日に日本でレビュー済み
他社のルバイヤートは未読なので比較はできませんが非常に読みやすい訳で気に入ってます。
「何処(クー)にいるか、壺(クーゼ)造り、それを売る人、買う人」(原文より)といった感じでリズミカルな訳も多く、思わず音読したくなります。
彼――ハイヤーム――の刹那的な詩は言葉や文化の壁を超え、あなたの胸にも深く突き刺さることでしょう。
また、注釈もそれなりに豊富にあり、文化の違いなども理解しやすくなっています。
各章の頭には訳者のイランに関する経験談が挿入されており、かの国に興味を持つきっかけにもなるでしょう。
なお、この本に収録されている詩は「後世の詩人が加えたものを除き、ハイヤーム作だとみなされたものを中心に100編を選定したもの」ということになるそうです。
「何処(クー)にいるか、壺(クーゼ)造り、それを売る人、買う人」(原文より)といった感じでリズミカルな訳も多く、思わず音読したくなります。
彼――ハイヤーム――の刹那的な詩は言葉や文化の壁を超え、あなたの胸にも深く突き刺さることでしょう。
また、注釈もそれなりに豊富にあり、文化の違いなども理解しやすくなっています。
各章の頭には訳者のイランに関する経験談が挿入されており、かの国に興味を持つきっかけにもなるでしょう。
なお、この本に収録されている詩は「後世の詩人が加えたものを除き、ハイヤーム作だとみなされたものを中心に100編を選定したもの」ということになるそうです。