スポーツ経済学としてはあくまでも入門書。難しい話はほとんどありません。
むしろスポーツと都市の関わり方を学ぶ上でいい参考書になるのではないでしょうか。
どんな都市にも盛衰はあります。
都市が衰退していくとき、どのようにそれを悔い止め、活性化させるのか。
そこで考えられる選択肢の一つがスポーツです。
前半ではスポーツと都市の関係を古代ローマまで遡り、現代へと向かいます。
オリンピックやW杯をはじめ、スポーツイベントと都市の関係は重要なポイントになります。
後半では海外での成功事例や、国内で達成するためのヒントが紹介されています。
全体的に数字が多く使われていて、感覚的な理解を助けてくれます。
スポーツによる都市活性化は今後ますます盛んになっていくと思われます。
しかし、それについて言及された本は多くありません。
入門書的な内容ではありますが、興味があれば読んでおいて損は無いはずです。
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スポ-ツイベントの経済学: メガイベントとホ-ムチ-ムが都市を変える (平凡社新書 145) 新書 – 2002/6/1
原田 宗彦
(著)
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2002/6/1
- ISBN-104582851452
- ISBN-13978-4582851458
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登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2002/6/1)
- 発売日 : 2002/6/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 222ページ
- ISBN-10 : 4582851452
- ISBN-13 : 978-4582851458
- Amazon 売れ筋ランキング: - 528,130位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年10月23日に日本でレビュー済み
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2013年9月10日に日本でレビュー済み
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スポーツイベントに参加することはありますが、運営側の意図は考えてなかったので、新鮮でした。
2011年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はじめ、スポーツの歴史をたどっていくため、ギリシャローマ時代の話などがありますが
オリンピックの発展、課題、現在に至るまでが順番に書かれていて、おもしろいです。
メガスポーツイベントに興味のある人には買って損のない本だと思います。
オリンピックの発展、課題、現在に至るまでが順番に書かれていて、おもしろいです。
メガスポーツイベントに興味のある人には買って損のない本だと思います。
2018年10月2日に日本でレビュー済み
古代オリンピックは約1200年続いたとか、中世暗黒時代はスポーツにとっても暗黒時代だったとか、歴史的な話もあって興味深く読める部分もあった。現代のオリンピック、サッカーワールドカップなどの歴史も読ませる。(1、2章)
「アメリカナイゼーションされたスポーツは「善」の象徴であり、努力とハードワークが栄光と成果を生むといったピューリタニズムをフィールドやアリーナで具現する象徴的な行為でもあり、すべての人々に抵抗なく受け入れられるだけの大衆性と娯楽性を備えていた」からインディアナポリスは都市活性化にスポーツを使ったとか。哲学者の多木浩二の引用もあり。
メガイベントは都市間競争においてイメージを一新するインパクトがあると。シドニーは成功例らしい。(3章)
4章はピンとこない。本の書かれた2002年の感覚だとJリーグは成功なのか。
5章は「ポストモダン産業」であるスポーツが、地域を活性化する触媒になるうんぬんの抽象的な著者の提言というところ。スポーツの祝祭性というのはわかるが、Jリーグは地域ありきで失敗したのかな。
エピローグで札幌ドームの成功を取り上げているが、そこは時代を感じた。あと、このころはまだ景気が良かったんだな、という感もある。
「アメリカナイゼーションされたスポーツは「善」の象徴であり、努力とハードワークが栄光と成果を生むといったピューリタニズムをフィールドやアリーナで具現する象徴的な行為でもあり、すべての人々に抵抗なく受け入れられるだけの大衆性と娯楽性を備えていた」からインディアナポリスは都市活性化にスポーツを使ったとか。哲学者の多木浩二の引用もあり。
メガイベントは都市間競争においてイメージを一新するインパクトがあると。シドニーは成功例らしい。(3章)
4章はピンとこない。本の書かれた2002年の感覚だとJリーグは成功なのか。
5章は「ポストモダン産業」であるスポーツが、地域を活性化する触媒になるうんぬんの抽象的な著者の提言というところ。スポーツの祝祭性というのはわかるが、Jリーグは地域ありきで失敗したのかな。
エピローグで札幌ドームの成功を取り上げているが、そこは時代を感じた。あと、このころはまだ景気が良かったんだな、という感もある。