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(005)音 (百年文庫) 文庫 – 2010/10/12

4.7 5つ星のうち4.7 3個の評価

障子のむこうで音がする。人の温もりが聞こえてくる。 幸田文『台所のおと』 川口松太郎『深川の鈴』 高浜虚子『斑鳩物語』
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商品の説明

著者について

幸田文こうだ・あや 1904-1990東京・向島生まれ。父・露伴の厳しい家庭教育を受ける。文筆活動を始めたのは43歳と遅く、露伴の晩年を綴ったのが最初だった。以後すぐれた文章家として活躍。代表作に『黒い裾』『流れる』『おとうと』など。

川口松太郎かわぐち・まつたろう 1899-1985東京・浅草生まれ。早くから自活しながら文学修業に励み、1935年に第1回直木賞を受賞。庶民の心情を描いて一世を風靡し、映画界、演劇界の発展にも大きく貢献した。代表作に『鶴八鶴次郎』『愛染かつら』など。

高浜虚子たかはま・きょし 1874-1959愛媛県生まれ。本名清。中学時代に正岡子規の知遇を得、虚子の号を受ける。雑誌「ホトトギス」の主宰・発行人として、すぐれた俳人・小説家を世に送り出す一方、自らも作家として多くの名作を残した。代表作に『鶏頭』『俳諧師』『柿二つ』など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ポプラ社 (2010/10/12)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/10/12
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 165ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4591118878
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4591118870
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 3個の評価

著者について

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幸田 文
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(1904-1990)東京生れ。幸田露伴次女。

1928(昭和3)年、清酒問屋に嫁ぐも、十年後に離婚、娘を連れて晩年の父のもとに帰る。露伴の没後、父を追憶する文章を続けて発表、たちまち注目されるところとなり、1954年の『黒い裾』により読売文学賞を受賞。1956年の『流れる』は新潮社文学賞、日本芸術院賞の両賞を得た。他の作品に『闘』(女流文学賞)、『崩れ』『包む』など。

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
3グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年11月8日に日本でレビュー済み
ポプラ社はどうかしたとしか思えない。
水嶋ヒロですっかり有名になったけど、その前から賞金2000万という破格の賞金をかけて小説を募集するわ、本にしたそれはあまり話題にならないわ、「忍たま乱太郎」は実写映画になるわ、「おまえうまそうだな」はアニメになるわ、そしてこの新しいレーベルの発行だ。

なんと一挙50巻、2011年までに地デジ化…じゃなくて、毎月発行して100巻とのことです。

思い切ったー!!!

初版は6500セットだそうです。
うち半分くらいは日販、トーハン、大阪屋の取次3社が買い取ったということで公共・学校図書館に配布されるらしい。
1冊750円。

この電子書籍ブームに真っ向から戦いを挑んだ、って感じで、書店の店先に燦然と並ぶ白い表紙たちを見ると、これを機会に書籍も元気づいてくれればなあと願わずにはいられません。

装丁は漢字1文字でお洒落。静かな迫力に満ちています。
しかし漢字って力あるよね。必ずどの字かは気になるもの。
実はこの白いカバーの下はすべて装丁が違うのですよ。版画のイラストがついている。集めるのも楽しくなる。

そして、なんといっても特筆すべきはその中身。
短編が三冊入っているんだけど、よくこれだけタイトルにぴったりな話を集めたな、と。

私は幸田文が気になったので彼女の入っている「音」という本を買ったんだけど、幸田文の「台所の音」という話は確かに音が主人公。文章では聞こえてこない音が耳の奥で聞こえてくる、その音の表現の見事さ。
そして驚くのはほかの二作。高浜虚子、川口松太郎という作家の作品では音は主役ではなく脇役だけど、非常に重要な役どころ、よくこれをもってきたな、と感心する。

選者は5人の編集者が5年間を費やして国内外の文学作品およそ2万5000冊を読破して選んだもの。つまり一人1年1000冊。仕事しながらよく読んだ! 
収められている作品は「文学」の名にふさわしく、まさしく100年200年と読みついでほしい。
文字も大きく読みやすくとっつきやすいので、ふっと何か読みたいけど何を読めばいいかわからないってときはこの百年文庫の中から一冊、目を閉じて選んでほしい。

ただ大きさがちょっと微妙なので書店員さんがカバーをかけるのがむずかしそうだった。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年5月4日に日本でレビュー済み
収録されている3作品はタイトル通り、何れも「音」が重要な役割を果たしている。

幸田文の「台所のおと」は病床についた夫が妻の台所の調理の音から妻の心理状況まで聞き分けるというまさしく「音」が主人公の作品。川口松太郎の「深川の鈴」は少し変化球気味だが、確かに鈴の音が印象として残る作品。高浜虚子の「斑鳩物語」は終盤の機織りの音が余韻を残す作品だ。

何れも短編小説としての完成度も高く、味わい深い佳作が収録されている。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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