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ベルンシュタイン: 亡命と世紀末の思想 単行本 – 1995/2/1
亀嶋 庸一
(著)
- 本の長さ223ページ
- 言語日本語
- 出版社みすず書房
- 発売日1995/2/1
- ISBN-104622036509
- ISBN-13978-4622036500
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「社会主義の最終目標などに興味はない」、あらゆる権力を相対化する亡命者ベルンシュタインの思想に、現代への示唆を読み取る。初めての思想史的アプローチによるベルンシュタイン研究。
登録情報
- 出版社 : みすず書房 (1995/2/1)
- 発売日 : 1995/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 223ページ
- ISBN-10 : 4622036509
- ISBN-13 : 978-4622036500
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,201,620位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2022年12月20日に日本でレビュー済み
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ベルンシュタインは現在の日本ではなかなか読めないが、コンパクトな紹介として好感がモテる。
2015年3月27日に日本でレビュー済み
よく知られたベルンシュタイン評価は、「修正主義者」というものである。すなわち、1890年代、彼は急進的マルクス主義者から議会主義的、改良主義的な立場に転向したというものである。本書は、そうしたステロタイプ的な評価への批判を目指している。著者によれば、いわゆるベルンシュタインの「修正主義」は、大衆化と官僚制化が進んでいった世紀末のペシミスティックな政治的・知的状況との対峙の末に生まれたものである。オプティミズムを排し、「民主主義」や「社会主義」に対しても幻想を持たず、それらを徹底的に脱神話化することで確立したのが、彼の社会民主主義であった。そこには、社会主義も民主主義も、明るい未来を約束するものではなく、積極的なものですらないという冷めたベルンシュタインの政治観があった。社会主義は「協同組合的であること」以上のものではありえず、民主主義も「共同体の全成員の同権」以上のものではありえない。「民主主義とは、手段であると同時に目的でもある。それは社会主義を勝ち取るための手段でもある。それは社会主義実現の形態でもある」というのが、ベルンシュタインの社会民主主義観であった。それはまた、ミヘルスやウェーバーら、同時代人の現実的・悲観的な社会学者らの視点と同質のものであったことも、本書は指摘する。