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昭和の作曲家たち――太平洋戦争と音楽 単行本 – 2003/4/26

5.0 5つ星のうち5.0 2個の評価

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現代からは断ち切られたように見える戦前の作曲家たちが、どのような状況にあって、
どのように考え、作曲してきたのか。
菅原明朗、諸井三郎、中原中也、内海誓一郎、石川義一、伊藤昇、原太郎、守田正義、
露木次男、吉田隆子、清瀬保二、松平頼則、山根銀二、宮沢縦一、一條重美、永井荷風、
早坂文雄…、楽団スルヤ、プロレタリア音楽活動、新興作曲家聯盟…、多くの個人、グループ、
そして幅広く史資料を渉猟し、ひとつひとつの作品にあたり直し、作曲家たちの行動を明らかにして行く。
西欧の新しい技法を身につけることを求められ、一方では自分たちの日本の音楽を模索する作曲家
たちの前に、立ちはだかった大政翼賛体制が突きつけてきたものは何だったのか。
音楽家たちの戦争責任を問いつつ、日本の現代音楽の歴史を問い直す意欲作。


「若い戦後派の作曲家たちにとって戦前の作曲界の遺産は自分たちに無力のものとして
感じられたのは事実であった。かれらの新しい出発にあってそれは当然なことであった…だが、
ある時代の挫折はまた後の時代に繰り返される。同じ矛盾をいつまでもひきずっているということにも
気づかない。そんな過ちを自分の内部にもひそませていることになりはしないか。ぼくは、あらためて
日本の作曲界の半世紀の歩みをいま確かめ直してみようと考える」

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

最新の西欧技法を身につけつつ自分たち日本の歌を書くこと。近代日本の作曲家たちに求められた命題は重い。そして大政翼賛の時代、彼らはどう生きたのか。音楽家たちの戦争責任を問いつつ、日本の現代音楽を問い直す。

著者について

秋山邦晴
あきやま・くにはる
1929年東京都に生まれる。1952年早稲田大学仏文科中退。在学中、東京日比谷にあったCIE(アメリカ情報教育局)でレコード・コンサート・シリーズを構成・解説。アメリカ音楽、メシアン等ヨーロッパ現代音楽を紹介。
1951年1月、音楽雑誌『レコード音楽』編集長。同年8月、武満徹、鈴木博義、園田高弘、山口勝弘、北代省三、福島秀子、駒井哲朗、大辻清司ら11名と瀧口修造の命名による「実験工房」を結成。第1回発表会・ピカソ展前夜祭のシナリオを担当。
1952年10月ごろから本格的な評論活動を展開。以後一貫して実験的な創造活動を支持してきた。1953年東京交響楽団機関誌『シンフォニー』編集長となる。1958年NHK音楽作品〈ことばと音楽による3つの形象〉第2曲〈黒い絵画〉(作曲 武満徹)の詩を担当、イタリア放送協会グランプリ受賞。1956-58年、ブリジストンホールでシリーズ「作曲家の個展」を企画構成。1962年一柳慧、高橋悠治、小林健次ら13名と創造的な演奏家集団「ニューディレクション」を結成、内外のアヴァンギャルド作品を紹介。1963年フォード財団の招きで渡米。1964年「フルクサス」カーネギー・ホール・コンサートを指揮。1969年代々木国立競技場で「クロストーク・インターメディア」開催。1970年万博開会式のために〈鐘の音楽〉作曲。1975-77年「エリック・サティ連続演奏会」。1981年多摩美術大学教授。1986年『エリック・サティ・ピアノ全集』(校訂 高橋アキ、全音楽譜)。1995年「オマージュ・トゥ・ジョン・ケージ」一柳慧、高橋アキと出演。1996年「再現・1950年代の冒険 実験工房コンサート/映像と音楽」企画構成。1996年8月死去。
著書に『現代音楽をどう聴くか』(晶文社、1973)『日本の映画音楽史 I』(田畑書店、1974)『日本の作曲家たち 戦後から真の戦後的な未来へ』(全2巻、音楽之友社、1978/79)『エリック・サティ覚え書』(青土社、1990、第1回吉田秀和賞)、訳書『卵のように軽やかに サティによるサティ』(筑摩書房、1992)他。



林淑姫
りん・しゅくき
早稲田大学文学部卒業。日本近代音楽研究。日本近代音楽館主任司書。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ みすず書房 (2003/4/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/4/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 576ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4622044277
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4622044277
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 2個の評価

著者について

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秋山 邦晴
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長大な労作です。これまた読むには苦労します。30年前の文章だし。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年7月25日に日本でレビュー済み
1929年東京生まれの音楽評論家、秋山邦晴の力作。戦前、日本が西洋音楽を取り入れ始めた黎明期から、戦争中、戦後と、激動の時代を作曲家がどのように考え、行動してきたかを、綿密な調査によって明らかにしようとしている。2段組550ページを超える大作で、読むのにかなりの時間を要するが、日本のクラシック音楽に興味を持つ者にとっては、必読の書だ。

採り上げられている問題は多岐に渡っているが、一番読み応えがあったのは、戦争中、思想統制が激しくなる中で、作曲家達がどうしていたかについてだ。

大政翼賛的な時流の中で、音楽家達の団体は統合され、音楽活動をするためには必ず入らなければならない団体として「日本音楽文化協会」が結成される。この団体が、音楽家が徴用されることを防いだり、音楽会を開く、楽器の調達を助ける、楽譜を書くための紙を調達する等、戦時下で音楽活動をするために助けになったことは確かである。

その一方で、「楽界の諸活動を一元的に統括し、以て国策に効果的に対応するためのものとして着想され又成就された」という設立文通りに、「音楽は軍需品なり」のスローガンの下、「大東亜戦争行進曲集」を作ったり、戦意高揚音楽会を催したり、軍国主義にのめり込んでいったこともまた事実である。

第5章「戦時下の「過去」と「現在」」では、指揮者の山田耕筰が憲兵、内務省、情報局と一体となって陰謀工作で楽壇の独裁を完成させたとしている。この件は、日本音楽文化協会を追われた山根銀二が、戦後、東京新聞に山田を批判する記事を投稿し、「山田=山根」論争が勃発した。このやり取りの全文も掲載されている。

私には、山田耕筰と言えば、日本のクラシック音楽の功労者というイメージしかないが、日響(N響)からユダヤ人指揮者ローゼンストックを追い出したり、音楽挺身隊なるものを組織し、ヒットラー気取りで黒シャツを着て、警視庁興業係の権力を背景に演奏家を強制加入させた、とかいう話を聞くと、かなリイメージが変わってしまった。

山根銀二が火をつけた「山田=山根」論争は、戦争中軍国主義的国策にのめり込んだ山田が、戦争が終わると何事もなかったような顔で楽壇に返り咲いているのが許せなかったことに端を発しているが、結局山根3回、山田1回の新聞への意見掲載で、議論が深まることなく終わってしまった。

こうした、戦争推進に協力した人達を「戦犯」と呼んで批判する傾向は、音楽界以外にも多く見られたらしい。こうした事実を読むと、私は非常に複雑な思いに駆られる。

客観的に見ると山田のように、戦争中は軍に協力して権勢を振るい、戦後は何事もなかったように「さあ、復興に頑張ろう!」と叫ぶ輩は(それが本当なら)許せない気がする。

が、では、自分が同じ立場に立たされたら、日本中が集団ヒステリーを起こしたように「撃ちてし止まん!」と叫んでいる時に「それは違うだろう?」と言える自信はない。

多分調子に乗って軍に協力することもできず(自意識が邪魔してできない)、然りとて反対運動に身を投じる勇気もなく、ひっそりと身を沈めて自分に火の粉が降りかからないように時代が通り過ぎるのを待つばかりだったろう。平和な今でさえ、私はそうやって生きているのだ。

だから著者が、戦争中の音楽家達が「受動的に状況に密着しながら、与えられた機会と場のために衛生無害な「作品」を書き続けた」と批判しても、それに積極的に同調する気にはなれなかった。

だが、こうした「長いものに巻かれろ」的態度が正しいとは思わない。結局こうした日和見的態度をとる大多数の国民がいて初めて、時流に乗って「音楽への情熱を国家総力戦ヘ捧げることを、この上もない喜びだと確信している」といったことを言う人達が現れるのだ。

大声で「撃ちてし止まん!」と叫ぶ人と、黙って長いものに巻かれている人は、表裏一体、相互に補完し合っていて、お互いがいなければ成り立たない存在だと思う。きっと日本人の、一つの方向に向かう空気ができてしまうと反対できなくなってしまう性格は、こういう所から来ているんじゃないだろうか。

音楽と時代は決して無関係そはなく、その時代の音楽はその時代の考え方を表している。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンなどを見ても、そのことはハッキリと分かるだろう。戦争という苦しい時代にあれば、音楽家はその苦しさを作品にたたき込まなければならない。

秋山の意見はなかなか鋭く、戦時中の音楽界の現状、作曲家達の心情をよく言い表している。その一方で、戦後という「あの戦争は間違っていた」という考えが強固に植え付けられた時代の感覚を感じないわけにはいかない。戦争への強い反省から、戦争に反対しなかった作曲家達への批判が厳しいような気もした。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート