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資料で読む世界の8月15日 単行本 – 2008/8/1
- 本の長さ230ページ
- 言語日本語
- 出版社山川出版社
- 発売日2008/8/1
- ISBN-104634640287
- ISBN-13978-4634640283
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登録情報
- 出版社 : 山川出版社 (2008/8/1)
- 発売日 : 2008/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 230ページ
- ISBN-10 : 4634640287
- ISBN-13 : 978-4634640283
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,197,451位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
兵庫県出身。京都大学東南アジア地域研究研究所教授。東京大学大学院情報学環客員教授、日本学術会議連携会員、日本学術振興会学術システム研究センター主任研究員、東洋文庫客員研究員などを兼任。
京都大学地域研究統合情報センター教授。専門は、歴史学、東アジア地域研究。
兵庫県出身。広島大学大学院を修了後、島根県立大学教授、神奈川大学教授などを経て、2010年4月より現職。 第20・21期日本学術会議連携会員(地域研究委員会地域情報分科会、史学研究委員会等アジア研究・対アジア関係に関する分科会)、日本歴史学協会国立公文書館特別委員会委員、東洋文庫客員研究員などを兼任。
研究室ホームページ⇒http://www.cias.kyoto-u.ac.jp/~tokishi/
孫安石(ソンアンソク、SON ANSUK)
韓国・ソウル生まれ。1997年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。北海道大学法学部専任講師を経て、現在、神奈川大学外国語学部教授。専攻は中国近現代史、上海都市史、日中関係史。
主な著書として、共編『中国人留学生と「国家」・「愛国」・「近代」』(2019年、東方書店)、共編『上海モダン『良友』画報の世界』(勉誠出版、2018年)、共編『中国・朝鮮における租界の歴史と建築遺産』 (御茶の水書房、2010年)、共編『留学生派遣から見た近代日中関係史』(御茶の水書房、2009年)、 共編『東アジアの終戦記念日』 (ちくま新書、2007年)、共編『中国における日本租界』(御茶の水書房、2006年)、共編『戦争・ラジオ・記憶』(勉誠出版、2006年)、共編『戦時上海』(研文出版、2005年)などがある。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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大戦が終了した日はその日とは限らず、また当時の国や地域の立場(国の成り立ち、
宗主国との関係など)により重要と考える日や捉え方が異なってきます。
本書にて、大戦の終結した期日を世界の視点から評価しなおす意義は、大戦の終了を
その地域・国の大衆がどう受け止めたかを知る資料とすることにありますが、
それに加えて、戦後の60年余りを形作り、更に現在の日本と繋がる相手国との
関係を見出す材料としても有用だと思います。
構成としては、第1部では日本、北海道、沖縄における終戦/敗戦記念日を見直し、
第2部では、台湾・朝鮮・満州にの光復/会報記念日、第3部には、独・英・
米・中・ソ連の戦勝/敗戦記念日、そして第4部に香港・シンガポール・ビルマ・
インドの東南/南アジアの戦勝/開放記念日が全18章に分けられ、それぞれ
新聞やラジオ放送の文面、つまり当時のメディアを中心とした資料を提示しながら
各々の国の戦後史に詳しい方の論考が加えられます。
個々の国における事象の考察の内容は書に譲りますが、国内においても、ポツダム宣言
受諾の降伏文書に調印した9月2日なども終結の日とも捉えられるし、北海道の
北部方面では武装解除を宣言し停戦が成立したのは9月も末に近づいた頃だった
という、8月15日で全て戦闘が終結した訳ではないという当然のことに気が
つかされました。
また終戦の年にはポツダム宣言の受諾通告と終戦の詔書の発布のあった8月14日が
銘記すべき日とされ、それが徐々に玉音放送が行なわれた8月15日へと何故
変化するに至ったか、その背景や経緯を辿ることで、現在のメディアがその日を
中心に戦争の回顧が盛んになる理由を考えると、やはり戦後という課題はまだまだ
続いているのだという思いを新たにせずには居られません。