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資料で読む世界の8月15日 単行本 – 2008/8/1

5.0 5つ星のうち5.0 1個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 山川出版社 (2008/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 230ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4634640287
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4634640283
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 1個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2008年10月4日に日本でレビュー済み
日本人として私達が意識する「終戦の日」は通常8月15日ですが、世界から見て
大戦が終了した日はその日とは限らず、また当時の国や地域の立場(国の成り立ち、
宗主国との関係など)により重要と考える日や捉え方が異なってきます。

本書にて、大戦の終結した期日を世界の視点から評価しなおす意義は、大戦の終了を
その地域・国の大衆がどう受け止めたかを知る資料とすることにありますが、
それに加えて、戦後の60年余りを形作り、更に現在の日本と繋がる相手国との
関係を見出す材料としても有用だと思います。

構成としては、第1部では日本、北海道、沖縄における終戦/敗戦記念日を見直し、
第2部では、台湾・朝鮮・満州にの光復/会報記念日、第3部には、独・英・
米・中・ソ連の戦勝/敗戦記念日、そして第4部に香港・シンガポール・ビルマ・
インドの東南/南アジアの戦勝/開放記念日が全18章に分けられ、それぞれ
新聞やラジオ放送の文面、つまり当時のメディアを中心とした資料を提示しながら
各々の国の戦後史に詳しい方の論考が加えられます。

個々の国における事象の考察の内容は書に譲りますが、国内においても、ポツダム宣言
受諾の降伏文書に調印した9月2日なども終結の日とも捉えられるし、北海道の
北部方面では武装解除を宣言し停戦が成立したのは9月も末に近づいた頃だった
という、8月15日で全て戦闘が終結した訳ではないという当然のことに気が
つかされました。

また終戦の年にはポツダム宣言の受諾通告と終戦の詔書の発布のあった8月14日が
銘記すべき日とされ、それが徐々に玉音放送が行なわれた8月15日へと何故
変化するに至ったか、その背景や経緯を辿ることで、現在のメディアがその日を
中心に戦争の回顧が盛んになる理由を考えると、やはり戦後という課題はまだまだ
続いているのだという思いを新たにせずには居られません。
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