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日本史を学ぶための〈古代の暦〉入門 単行本 – 2014/6/24
細井 浩志
(著)
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《暦》を知れば、日本史はもっと面白い。暦のはじまり、日食・月食、二十四節気、陰陽師…。古代の暦の知識が身につく恰好の入門書!
- 本の長さ252ページ
- 言語日本語
- 出版社吉川弘文館
- 発売日2014/6/24
- ISBN-104642082557
- ISBN-13978-4642082556
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商品の説明
著者について
1963年生まれ。九州大学大学院博士課程単位取得退学、現在、活水女子大学文学部教授 ※2014年5月現在 【主な編著書】『古代の天文異変と史書』、『古代壱岐島の世界』、(共著)『陰陽道の講義』
登録情報
- 出版社 : 吉川弘文館 (2014/6/24)
- 発売日 : 2014/6/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 252ページ
- ISBN-10 : 4642082557
- ISBN-13 : 978-4642082556
- Amazon 売れ筋ランキング: - 465,298位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 12,665位日本史 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
但し、一度読んだだけではとても理解できません。内容を理解するためには4~5回は読まないと全体の半分も理解できないでしょう。それでも、とても興味をそそられる内容です。
2020年9月27日に日本でレビュー済み
国家制度が高度化・広域化すると、時間的な秩序を確保するツールとして、共通の「暦」が必要になる。古代中国には、「観象授時(かんしょうじゅじ)」といい、天子(皇帝)は、天命を受けて統治者となったのだから、天意を知る者として、天文現象を観測し、正しい暦を人民に授ける責務を負うという思想があった。わが国の古代王朝にも、中国の最新の暦の編纂技法(暦法)を導入し、陰陽寮で独自の暦(「具注暦」)を編纂し、全国の政庁に頒布するという慣例があった。本書は、天体運動のしくみ(太陽の黄道・年周運動、ケプラーの法則など)をふり返りながら、わが国の暦の歴史・文化を概観したものだ。著者は、あとがきで、「思い切って暦の天文学的な説明にも踏み込み、一方で歴史学的な成果も盛り込むように努めました」と述べており、おそらく、高校物理ぐらいの天文学の知識がないと、本書の第1篇「暦とは何か」あたりで挫折するだろう。私自身は、ネット検索で知識を補いながら、なんとか本書を読み切った。
古代の太陰暦は、朔望月、つまり、朔(新月)から次の朔(新月)の前日までの期間(約29.5日)を1か月とする素朴な暦だった。季節の移り変わりの要因は、地球の公転と地軸の傾きによる日照時間の変化によるものだから、月は特に関係がないが、著者は、「前近代社会では、月の満ち欠けは重要な自然のカレンダーでした」(p34)という。月は、潮の満ち引きや日食・月食の現象を引き起こしたり、大潮となる新月・満月の日に赤ん坊の出産が増えるといった民間伝承があったことから、わが国の古代の人々にとって、そのミステリアスな威力が太陰暦への信用にもつながったのだろうと思う。
しかし、本書によれば、太陰暦には、暦として重大な欠陥があった。月の満ち欠けを1年間繰り返していくと、29.5日×12月=354日となるから、1太陽年(365.25日)との間で約11日のズレが生じ、これは3太陽年で11日×3≒約1か月のズレとなる。このような太陰暦では、暦の日付が季節の移り変わりと一致しなくなる。そこで、古代中国では、月の満ち欠けとは別に、太陽の運動を精密に観察することにより、実際の季節を知るための指標として、二十四節気が考案された。二十四節気とは、太陽が1年がかりで天球を通っていく道筋=黄道(360度)を24分割し、春分(平気法という編纂技法では冬至)を0度とし、0度から15度ごとの間隔で、啓蟄、夏至、秋分、立冬、大寒などといった区分(分点)を設けたものだ。
地球は、1日に1回転の自転を繰り返しながら、同時に、公転により、1年がかりで太陽のまわりを1周している。人が地球上にいると、地球の公転は、1年がかりで、太陽が天球(360度)を西から東へ1周する天体の運動としてとらえられる。大学教員である著者が、授業で、「太陽は、年周運動により、黄道上を西から東へ進む」と説明すると、太陽が東から登り、西へ沈む日周運動との関係で、学生たちの理解が混乱するそうだ。私も黄道の知識があやふやだったので、学生たちのその気持ちがよくわかる。
少しおさらいをすると、太陽は、毎日、東から登り、西に沈むという日周運動を行っているが、これは地球の自転による「見え方」にすぎない。もし、太陽の光が非常に弱ければ、日中でも天球の星々を目視することができ、太陽だけが日周運動を行っているのではなく、天球全体が日周運動を行っているのがわかるはずだ。だが、実際には、太陽は、常に太陽系の中心部にあって、べつに回転運動を行っていないし、天球(宇宙)も回転運動を行っていない。ただ地球が自転しているから、そのように見えるだけだ。さらに、天球上に占める太陽の位置をよく観察すると、日周運動とは別に、ほんのわずかだが、天球の星々の間を移動しているのがわかる。地球は、1年がかりで太陽の周りを1周しており、地球から見える太陽とその背景にある天球の位置関係が少しずつ変わるため、あたかも、太陽が、1年がかりで地球の公転が描く平面(=黄道)を1周するかのように移動する。これが地球の公転による太陽の年周運動の「見え方」だ。ただし、この太陽の年周運動は、黄道(360度)を1日につき西から東へ約1度しか進まないため、人々の眼にはその運動がほとんどわからない。先ほどの学生たちの混乱は、太陽の運動の「見え方」として、地球の自転による日周運動と、地球の公転による年周運動とが混同されたものだ。
さらに厄介なことに、地球の公転の軌道は、太陽系のなかで楕円形を描くことから、ケプラーの法則により、その運動速度が一定にならない。楕円形の焦点に近い「冬至」の頃が最も速く、焦点から離れた「夏至」の頃が最も遅くなる。また、月の運動も、地球の周りで楕円形の軌道を描くため、同様に、速度が一定にならない。月の満ち欠けの周期は、平均で約29.5日だが、実際には、29.2日から29.8日までの変動が生じている。このような事情で、暦を編纂する際に、月と太陽の運動を等速度で計算すると、朔(新月)や日食などの発生時刻とのズレが生じてしまう。このズレを防止するため、「太陰太陽暦(旧暦)」では、月と太陽の運動速度の変化を精密にとらえる編纂技法(「定朔法」)が考案された。その後も、地球の地軸のふらつきによる春分点の西への移動(「歳差運動」)が発見されるなど、暦の編纂では、次々と、精度向上のための改良が行われた。
以上のとおり、本書の内容の一部だけでも混み入っていて、その主な原因は、月と地球の自転と公転の複雑な関係性によるものだ。だが、そのほかにも、本書の内容は、実質的に、「天体の運動」「暦法(編纂技法)」「暦の歴史」の三つに区分できるが、この三つが混在する構成による影響が少なくない。たとえば、日食・月食が巻末近くになって図解されるが、本来、第1篇あたりで「天体の運動」として説明されるべきだろうし、具注暦とその一部をなす暦注の説明は、複数の章に分かれるが、「具注暦の概要」として一本化すべきではなかったか。本書には、朔望月、黄道のほかにも、暦・二十四節気の用語が多数登場するが、その説明が、初出時には付されず、曖昧なままだったり、ずっと後のページにあったりする。二十四節気は、12の節気と12の中気とで二分され、1年を通じて、節気と中気が交互に配置されるルールとなっている。節気は、春夏秋冬を決める指標であり、中気は、1月から12月までの月と閏月を決める指標という意味合いを持つらしいが、本書の説明では、節気と中気の違いがほとんどわからない。巻末の索引を活用しようにも、その示されたページに明確な説明がないために、索引が役に立たない場合が何度もあった。
もともと、私の関心事は、古代の暦そのものというより、古代の日付の役割を持つ干支(かんし)のしくみにあった。本書は、木簡のケーススタディで干支のしくみを説明するが(p87~)、最終的には、『日本暦日原典』という別の書物を見よ、となっている。いくら暦のしくみが複雑だといっても、「古代の暦入門」と銘打つからには、干支の初日がどのように配置されるのかなど、干支のベーッシクなしくみだけでも説明すべきだろう。私は、天体の運動だけでなく、暦の歴史もネットで検索しながら本書を読んだが、本書を読むための入門書がほしいくらいの心境だった。もし、大学の講義のテキストに本書が使用されていたら、学生たちは苦労したことだろうと同情したくなった。
古代の太陰暦は、朔望月、つまり、朔(新月)から次の朔(新月)の前日までの期間(約29.5日)を1か月とする素朴な暦だった。季節の移り変わりの要因は、地球の公転と地軸の傾きによる日照時間の変化によるものだから、月は特に関係がないが、著者は、「前近代社会では、月の満ち欠けは重要な自然のカレンダーでした」(p34)という。月は、潮の満ち引きや日食・月食の現象を引き起こしたり、大潮となる新月・満月の日に赤ん坊の出産が増えるといった民間伝承があったことから、わが国の古代の人々にとって、そのミステリアスな威力が太陰暦への信用にもつながったのだろうと思う。
しかし、本書によれば、太陰暦には、暦として重大な欠陥があった。月の満ち欠けを1年間繰り返していくと、29.5日×12月=354日となるから、1太陽年(365.25日)との間で約11日のズレが生じ、これは3太陽年で11日×3≒約1か月のズレとなる。このような太陰暦では、暦の日付が季節の移り変わりと一致しなくなる。そこで、古代中国では、月の満ち欠けとは別に、太陽の運動を精密に観察することにより、実際の季節を知るための指標として、二十四節気が考案された。二十四節気とは、太陽が1年がかりで天球を通っていく道筋=黄道(360度)を24分割し、春分(平気法という編纂技法では冬至)を0度とし、0度から15度ごとの間隔で、啓蟄、夏至、秋分、立冬、大寒などといった区分(分点)を設けたものだ。
地球は、1日に1回転の自転を繰り返しながら、同時に、公転により、1年がかりで太陽のまわりを1周している。人が地球上にいると、地球の公転は、1年がかりで、太陽が天球(360度)を西から東へ1周する天体の運動としてとらえられる。大学教員である著者が、授業で、「太陽は、年周運動により、黄道上を西から東へ進む」と説明すると、太陽が東から登り、西へ沈む日周運動との関係で、学生たちの理解が混乱するそうだ。私も黄道の知識があやふやだったので、学生たちのその気持ちがよくわかる。
少しおさらいをすると、太陽は、毎日、東から登り、西に沈むという日周運動を行っているが、これは地球の自転による「見え方」にすぎない。もし、太陽の光が非常に弱ければ、日中でも天球の星々を目視することができ、太陽だけが日周運動を行っているのではなく、天球全体が日周運動を行っているのがわかるはずだ。だが、実際には、太陽は、常に太陽系の中心部にあって、べつに回転運動を行っていないし、天球(宇宙)も回転運動を行っていない。ただ地球が自転しているから、そのように見えるだけだ。さらに、天球上に占める太陽の位置をよく観察すると、日周運動とは別に、ほんのわずかだが、天球の星々の間を移動しているのがわかる。地球は、1年がかりで太陽の周りを1周しており、地球から見える太陽とその背景にある天球の位置関係が少しずつ変わるため、あたかも、太陽が、1年がかりで地球の公転が描く平面(=黄道)を1周するかのように移動する。これが地球の公転による太陽の年周運動の「見え方」だ。ただし、この太陽の年周運動は、黄道(360度)を1日につき西から東へ約1度しか進まないため、人々の眼にはその運動がほとんどわからない。先ほどの学生たちの混乱は、太陽の運動の「見え方」として、地球の自転による日周運動と、地球の公転による年周運動とが混同されたものだ。
さらに厄介なことに、地球の公転の軌道は、太陽系のなかで楕円形を描くことから、ケプラーの法則により、その運動速度が一定にならない。楕円形の焦点に近い「冬至」の頃が最も速く、焦点から離れた「夏至」の頃が最も遅くなる。また、月の運動も、地球の周りで楕円形の軌道を描くため、同様に、速度が一定にならない。月の満ち欠けの周期は、平均で約29.5日だが、実際には、29.2日から29.8日までの変動が生じている。このような事情で、暦を編纂する際に、月と太陽の運動を等速度で計算すると、朔(新月)や日食などの発生時刻とのズレが生じてしまう。このズレを防止するため、「太陰太陽暦(旧暦)」では、月と太陽の運動速度の変化を精密にとらえる編纂技法(「定朔法」)が考案された。その後も、地球の地軸のふらつきによる春分点の西への移動(「歳差運動」)が発見されるなど、暦の編纂では、次々と、精度向上のための改良が行われた。
以上のとおり、本書の内容の一部だけでも混み入っていて、その主な原因は、月と地球の自転と公転の複雑な関係性によるものだ。だが、そのほかにも、本書の内容は、実質的に、「天体の運動」「暦法(編纂技法)」「暦の歴史」の三つに区分できるが、この三つが混在する構成による影響が少なくない。たとえば、日食・月食が巻末近くになって図解されるが、本来、第1篇あたりで「天体の運動」として説明されるべきだろうし、具注暦とその一部をなす暦注の説明は、複数の章に分かれるが、「具注暦の概要」として一本化すべきではなかったか。本書には、朔望月、黄道のほかにも、暦・二十四節気の用語が多数登場するが、その説明が、初出時には付されず、曖昧なままだったり、ずっと後のページにあったりする。二十四節気は、12の節気と12の中気とで二分され、1年を通じて、節気と中気が交互に配置されるルールとなっている。節気は、春夏秋冬を決める指標であり、中気は、1月から12月までの月と閏月を決める指標という意味合いを持つらしいが、本書の説明では、節気と中気の違いがほとんどわからない。巻末の索引を活用しようにも、その示されたページに明確な説明がないために、索引が役に立たない場合が何度もあった。
もともと、私の関心事は、古代の暦そのものというより、古代の日付の役割を持つ干支(かんし)のしくみにあった。本書は、木簡のケーススタディで干支のしくみを説明するが(p87~)、最終的には、『日本暦日原典』という別の書物を見よ、となっている。いくら暦のしくみが複雑だといっても、「古代の暦入門」と銘打つからには、干支の初日がどのように配置されるのかなど、干支のベーッシクなしくみだけでも説明すべきだろう。私は、天体の運動だけでなく、暦の歴史もネットで検索しながら本書を読んだが、本書を読むための入門書がほしいくらいの心境だった。もし、大学の講義のテキストに本書が使用されていたら、学生たちは苦労したことだろうと同情したくなった。
2019年3月12日に日本でレビュー済み
筆者は、天文学に詳しい歴史学者。図も多く読みやすい。天文学の知識も身につく。