この本の購入は印章の中に「蔵書印」が江戸時代から収集されていないかと思い購入したのが動機です。
小野則秋『日本蔵書印考』の補遺として利用活用しようと考えたのですが蔵書印の資料は手に入れることはできませんでした。
有名な花押ばかりなので展示会での史料を読むときの参考になろうかと思います。
只、有名な花押、印章だからこれら掲載の印章、花押を伴う展示は中々お目にかかれないと思います。
花押、印章を鑑賞する趣味の道具としては便利だと思います。
吉川弘文館が出版するのだからもう少し工夫が欲しかったのが私の我儘でしょうか。
地方別、図書館別。文庫別などに区切ってマニアックに追求して印章、花押について地域史の研究に役立つものが欲しかった。地域史では今 古文書講読会が盛んです。このときに役立つ地域史の資料となり得るこのようなハンドブック欲しいところです。
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