子供たちにチベット文化を継承させたいという、亡命チベット人の熱き想いから生まれた本。これが中学の教科書?と思うくらいレベルが高い。(とくに論理学の章)これ一冊をマスターすればあなたもチベット通になれる。
チベットの歴史と宗教―チベット中学校歴史宗教教科書― (世界の教科書シリーズ35)
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チベットの歴史と宗教―チベット中学校歴史宗教教科書― (世界の教科書シリーズ35) (世界の教科書シリーズ 35) 単行本 – 2012/4/10
1958年のダライ・ラマ亡命の後、幾多の困難を乗り越えた次世代のために作成された教科書。王統史、仏教史、論理学、仏教学という4つのチベット文化の神髄を学びながら。国を失う体験をしながらも、偏狭なナショナリズムに陥ることなく、慈悲の心を養う。
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社明石書店
- 発売日2012/4/10
- ISBN-104750335681
- ISBN-13978-4750335681
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登録情報
- 出版社 : 明石書店 (2012/4/10)
- 発売日 : 2012/4/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 320ページ
- ISBN-10 : 4750335681
- ISBN-13 : 978-4750335681
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,344,692位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 18,369位世界史 (本)
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2012年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2012年4月20日に日本でレビュー済み
この本はチベット中央政権文部省の教科書で、TCV(チベット子供村)等のインドやネパールの亡命チベット人学校で使用されている教科書を翻訳したものである。
TCVの子供(15歳の娘)の里親をしている電気猫としては、買わないわけにはいかない本なのだ。
内容はチベットの歴史と宗教(中学校:6・7・8年生用)をまとめたもので、王統史、インド仏教史、論理学、仏教学という4つのチベット文化の基本を学ぶことができる。
王統史は、古代の神話・伝説の世界から、ソンツェンガンポ王やランダルマ王、チベットとモンゴルが高僧と施主の関係にあった時代、そしてダライラマ1世から現代の14世までの歴史が記されている。
神話と歴史が混然一体となった内容は、戦前の日本の教科書のようでもある。
インド仏教史は、釈尊が悟りを開くまでの話とその弟子達(聖カーシャパなど7人)、ナーガルジュナ以下インドの聖者8人の解説。
仏教学は、三宝や四聖諦に観音の六字真言といった基本から、ニンマ派など各派の解説、そして大乗の唯識派や中観派思想まで簡潔にまとめられている。
但し、チベット独自の論理学だけは、注釈にもあるようにこの本を読んだだけでは正直訳が分からない・・・。
先生の説明が前提とあるが、おそらく先生から教わっても理解できそうもないものだった。
中学でこれを勉強させられるのは、他人事ながら大変だと思われ・・(* ̄∇ ̄)ノ
これは問答パターンをひたすら丸暗記するしかないような気がする。
この本は亡命チベット人の子供たちが、どのような歴史と宗教を学んでいるのかがわかるので、TCVの支援者はもちろん、チベット支援をやっている人全般にとって、中々参考になるのではないだろうか。
チベット亡命政府の基本的な歴史観や宗教観を知るに上でも、貴重な資料だといえる。
ちなみに、表紙の写真の中に電気猫がいつもお世話になっているTCVの里親担当セクレタリーのTさんが写ってたので驚いた。
早速メールで表紙の写真を送ってお知らせしたら、出版社から写真の使用許可の依頼があったそうなので、写真が使われることは知ってたらしいが、現物をみるのは初めてのようで無事出版されたことを喜んでいた。
TCVの子供(15歳の娘)の里親をしている電気猫としては、買わないわけにはいかない本なのだ。
内容はチベットの歴史と宗教(中学校:6・7・8年生用)をまとめたもので、王統史、インド仏教史、論理学、仏教学という4つのチベット文化の基本を学ぶことができる。
王統史は、古代の神話・伝説の世界から、ソンツェンガンポ王やランダルマ王、チベットとモンゴルが高僧と施主の関係にあった時代、そしてダライラマ1世から現代の14世までの歴史が記されている。
神話と歴史が混然一体となった内容は、戦前の日本の教科書のようでもある。
インド仏教史は、釈尊が悟りを開くまでの話とその弟子達(聖カーシャパなど7人)、ナーガルジュナ以下インドの聖者8人の解説。
仏教学は、三宝や四聖諦に観音の六字真言といった基本から、ニンマ派など各派の解説、そして大乗の唯識派や中観派思想まで簡潔にまとめられている。
但し、チベット独自の論理学だけは、注釈にもあるようにこの本を読んだだけでは正直訳が分からない・・・。
先生の説明が前提とあるが、おそらく先生から教わっても理解できそうもないものだった。
中学でこれを勉強させられるのは、他人事ながら大変だと思われ・・(* ̄∇ ̄)ノ
これは問答パターンをひたすら丸暗記するしかないような気がする。
この本は亡命チベット人の子供たちが、どのような歴史と宗教を学んでいるのかがわかるので、TCVの支援者はもちろん、チベット支援をやっている人全般にとって、中々参考になるのではないだろうか。
チベット亡命政府の基本的な歴史観や宗教観を知るに上でも、貴重な資料だといえる。
ちなみに、表紙の写真の中に電気猫がいつもお世話になっているTCVの里親担当セクレタリーのTさんが写ってたので驚いた。
早速メールで表紙の写真を送ってお知らせしたら、出版社から写真の使用許可の依頼があったそうなので、写真が使われることは知ってたらしいが、現物をみるのは初めてのようで無事出版されたことを喜んでいた。