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アニメ作家としての手塚治虫: その軌跡と本質 単行本 – 2007/3/1

4.7 5つ星のうち4.7 6個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ エヌティティ出版 (2007/3/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/3/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 268ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4757141521
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4757141520
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 6個の評価

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津堅 信之
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1983年生まれの私の場合、テレビアニメの鉄腕アトムも見ていないし、漫画はとても身近であるのに対して、手塚アニメは、ほとんど触れずに行きてきたのですが、最近、アニメ制作に興味が出てきて調べる中で、手塚治虫の話題をところどころで耳にしたため、本書を買ってみました。

すると、これまで知らなかった手塚治虫のアニメに対する活動を山のように知ることができ、その功罪は別にして、彼がどれほど強く後世の日本アニメに影響を与えたのかを知ることができました。

私の感覚として、手塚治虫のアニメへのアプローチは、今日におけるベンチャーマインドによるアプローチと同じであり、自分達で出来る方法を考え、それを実践した結果が全てであるという、おそらく完成された企業では絶対に行なわない方法で、テレビアニメを実現したというふうに思えました。

これを機に、現代のアニメ制作についても、より詳しく学んでいきたいと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
丁寧で、とってもいい本です。しかし
著者は「手塚ダンピングに始まるアニメーション産業の悲劇、という定説」を否定したがり過ぎる。

例えば「主体的版権収入などで経営努力をすればいい話」というあたりが乱暴に過ぎます。
現在数多ある制作プロダクションのうち、どれだけの社が主体的版権収入を得ているというのか。
得ている社だとしても、どれだけ下請けへも立派な分配を出来ているというのか。
まあしかし、この論の究極は「アニメは王様の趣味でしか成立しない」という結論になってしまうのですが。

あと、「アニメ作家としての手塚のだめなところ」がさらりと記述され過ぎている。
例えば、手塚のコンテが遅れて結局は追い込みの徹夜作業、というような部分。
実はここが大事な、手塚アニメの本質のひとつなのです。
そーいう意味で、ぜひ宮﨑駿の談話を併せて読みたいものです。

「風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡」 (文春ジブリ文庫)  です。
この本にある手塚批判部分は、単に「手塚が嫌いだから」ではありません。
現場のアニメーターとしての発言であり
「手塚を好きだったけど、率直に、アニメ作家としての彼に関してはこのように断じざるを得ない」ということが
てんやわんやの実例を挙げて発言されています。

この本にある、
手塚が目指したのは個人の実験的なアニメーション組合としての「場」だった、ということは
よくわかるんです。しかしあくまでもアマチュアにすぎない。

宮﨑ら商業としてのアニメを邁進し研究する者達にとっては
アマチュアによる出鱈目なダンピングや出鱈目な発言には腹が立ったことでしょう。
(しかも有名漫画家だから波及力があるのでタチが悪い)

どんなに事実関係を発掘しても、やはり
「安い産業へ育ってしまう風潮」を作った元凶のひとつであることは免れない、と思うのです。
ただ、艱難辛苦してアニメを産業へ育てる先鞭をつけた功績は、確かに手塚や萬年社にあります。それは間違いない。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮崎駿氏も著書で述べているように、『鉄腕アトム』を制作する際に、手塚が率いる虫プロが極端に低い金額で制作を受けたため、その後のアニメ制作現場が塗炭の苦しみを舐めたというのがアニメビジネス史における定説であった。しかし、この本によってその通説を再検証する必要が出てきた。

本書は虫プロを中心とした多くの人間に直接取材することで、今まで知り得なかった情報を数多く開示している。アニメビジネスに興味を持つ人間なら必携であり、手塚治虫に興味を持つ人間にとっても興味深く読める力作である。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月19日に日本でレビュー済み
著者の津堅さんは、
「私はいわゆる手塚信者ではない」
とことわったうえで、様々な関係者に
インタビューをされ、あるいは関係者の
文献を引用して、
「手塚治虫のアニメって、何だったの?
 どういう影響を日本のアニメーションに
 与えたの?」
という、ぼくらが普段、何気な〜くなんとなくでしか
認識していない、あの時代の真実を探ろうと、
懸命に努力してこの本を書いていらっしゃいます。

さすが京都精華大学の、アニメーション学科特任講師を
されてる方だけのことはあるなあ、という感じです。

いわゆるディズニーやチェコなどの「アニメーション」と、
海外でも普通に使われている日本の「アニメ」の違いを、
「鉄腕アトム」を源流として認め
指摘されている部分など、頭が下がる思いでした。

そして、作家の小林信彦さんが喜劇人の伝記を
書く時に、他人のいい加減な伝聞を絶対に
差し挟まないように、津堅さんも実際のインタビューや
ちゃんとした刊行物に載った言葉しか使用していません。

手塚さんを評価する時も批判する時も、
あくまで公平に、冷静な言葉だけを連ねられています。

ぼくには有名な虫プロ倒産の一件について、
果敢に事実へ肉薄しようとされる部分が、
大変印象深かったです。

これは読まなきゃソンですよお〜!!
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年4月3日に日本でレビュー済み
著者は、書籍の引用やインタビューを駆使して、手塚がダンピングしてアニメーションの制作費が安く抑えられる状況を作り出したという“神話”や虫プロでディズニーを目指した“神話”に疑義を呈する(鉄腕アトムの制作費が実際には喧伝されている額と違うことを明らかにしている)。

また、いままであまり触れられることのなかった手塚の“実験アニメーション”についても、その方向性や批評家に忌避されていた理由などが考察されている。

アニメにはあまり関心のない人でも、手塚に関心があれば、その半身ともいえるアニメに対する志向が伺える本書は刺激的であろう。

本書は類書がないこともあって細かい論評はされていない。しかし本書を元に様々な手塚アニメ研究が派生しうる礎となる本である。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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