教育、とくに「よい」教育を語るとき、ほとんどの見解は主観的になります。従って、「よい」教育を(日本の)社会で追究するには、教育を語る当事者が、自分の考えは主観に過ぎないとの立場に立ち、多様な他者との合意形成や納得解を生み出す姿勢が大切です。そして、その姿勢が最もある方々が、(いろんな言われ方をされますが、自分がこれまで沢山の教育関係者に関わっての私見としては、なんといっても)国家の政策に関わる皆さんだと思います。
本著は、2010年代の(公)教育政策を、小中等の学校種、文系理系といった教科特性、STEAMやジェンダー等の時代特性、働き方改革等の時代要請…などなど、様々な視点から眺め、そして網羅的に(しかも一つ一つに簡潔に)言及している書籍です。自分の興味関心が強い領域については内容的に薄いと感じるかもしれません。一方で自分がこれまで関わったことのない教育領域については知らないことだらけだと思います。そして、広く「よい」教育を考えていくなら、興味関心領域についての追究姿勢と共に、関わったことのない教育領域について、知り、理解する姿勢が何よりも大事だと思いますし、その一助として本著は最適だと思います。
私自身は2010年代後半から、政策を支援する立場にかかわり、政策の視点で色々見るため、本著に書かれていることの多くは理解している一方で、政策立案に関わっていない領域についてはとても勉強になりました。タイトルについた「検証」の視点がやや弱かったため、私見としての評価は満点としませんでしたが、教育政策にこれから関わろう!勉強しよう!という立場であれば間違いなく満点としていたと思います。
※参考までに執筆者一覧を画像でつけました。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥2,750¥2,750 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥2,750¥2,750 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥1,614¥1,614 税込
配送料 ¥257 6月10日-14日にお届け
発送元: KS オンラインショップ(アルコール消毒後、発送致します。) 販売者: KS オンラインショップ(アルコール消毒後、発送致します。)
¥1,614¥1,614 税込
配送料 ¥257 6月10日-14日にお届け
発送元: KS オンラインショップ(アルコール消毒後、発送致します。)
販売者: KS オンラインショップ(アルコール消毒後、発送致します。)
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
検証 日本の教育改革――激動の2010年代を振り返る 単行本(ソフトカバー) – 2021/11/8
南部 広孝
(著, 編集),
京都大学大学院教育学研究科教育実践コラボレーション・センター
(監修)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥2,750","priceAmount":2750.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,750","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"cA4eJwt3qJNxAYhSh6NyTf0ONR0uQS7KsTJCwxJOWqppYoQa5BVQXx3TnPBer4cZQhwnSEj0EQObKP6X%2FB2lz8t3cz7zaipt1tsbZZLzIr%2FqW9LUrEcr1JFbQEODygI2%2BaLM0zkC%2BDc%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥1,614","priceAmount":1614.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,614","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"cA4eJwt3qJNxAYhSh6NyTf0ONR0uQS7Ku%2FEF3Pe%2F4noXV9sdBPywCy6qFlj1a13uzrVe9dq6N348Q8LDACkhjNwLvQd0iFBvBHEjipecVvSwvP07LOVaap7PIfBxjI9K6rT%2BJVQ7edHRodtjwYn4DmKnRP5CUSOMCa0YbvPRcYSGTztmlK95VQQVb1SHUs4K","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
本書は、激しく変わってきたここ10年の日本の教育改革を総括するものである。
ここ10年来、新学習指導要領・アクティブ・ラーニング・専門職大学・ポリシーメイキング・ICT活用等、様々なキーワードを軸に教育改革が進んでいるが、かなりのスピードで動いていることもあり、なかなかまとまって全貌を理解することが難しい状況である。
本書では、教育学研究の専門家を集める京都大学大学院教育学研究科の協力を得、教育改革の諸政策をまとめつつ、その課題と展開を提案する。
目次
第1章 日本の教育改革の主な政策措置
第2章 初等中等学校の教育課程改革
―学習指導要領改訂とその後―
第3章 ITリテラシーとプログラミング教育
第4章 高度な科学技術人材の育成をめざす教育
第5章 グローバル人材を育てるカリキュラム改革
―SGH、WWLの取組に着目して-
第6章 児童生徒の評価と大学入試改革
第7章 大学の教育課程の改革動向
第8章 グローバル化時代における大学の国際化政策
第9章 第4次産業革命に対応する新型職業大学
第10章 教師教育をめぐる改革動向
第11章 日本の教育発展のこれからの課題
―地方から教育の世界を拓くオルタナティブ教育―
巻末資料
キーワード解説1 コンピテンシー
キーワード解説2 PISA(生徒の学習到達度調査)
キーワード解説3 リテラシー
キーワード解説4 2017・18年学習指導要領改訂
キーワード解説5 大学教育改革3ポリシー
キーワード解説6 GIGAスクール
キーワード解説7 新自由主義
ここ10年来、新学習指導要領・アクティブ・ラーニング・専門職大学・ポリシーメイキング・ICT活用等、様々なキーワードを軸に教育改革が進んでいるが、かなりのスピードで動いていることもあり、なかなかまとまって全貌を理解することが難しい状況である。
本書では、教育学研究の専門家を集める京都大学大学院教育学研究科の協力を得、教育改革の諸政策をまとめつつ、その課題と展開を提案する。
目次
第1章 日本の教育改革の主な政策措置
第2章 初等中等学校の教育課程改革
―学習指導要領改訂とその後―
第3章 ITリテラシーとプログラミング教育
第4章 高度な科学技術人材の育成をめざす教育
第5章 グローバル人材を育てるカリキュラム改革
―SGH、WWLの取組に着目して-
第6章 児童生徒の評価と大学入試改革
第7章 大学の教育課程の改革動向
第8章 グローバル化時代における大学の国際化政策
第9章 第4次産業革命に対応する新型職業大学
第10章 教師教育をめぐる改革動向
第11章 日本の教育発展のこれからの課題
―地方から教育の世界を拓くオルタナティブ教育―
巻末資料
キーワード解説1 コンピテンシー
キーワード解説2 PISA(生徒の学習到達度調査)
キーワード解説3 リテラシー
キーワード解説4 2017・18年学習指導要領改訂
キーワード解説5 大学教育改革3ポリシー
キーワード解説6 GIGAスクール
キーワード解説7 新自由主義
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社学事出版
- 発売日2021/11/8
- 寸法12.8 x 2 x 18.8 cm
- ISBN-104761927534
- ISBN-13978-4761927530
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 検証 日本の教育改革――激動の2010年代を振り返る
¥2,750¥2,750
最短で6月8日 土曜日のお届け予定です
残り2点(入荷予定あり)
¥3,080¥3,080
最短で6月8日 土曜日のお届け予定です
在庫あり。
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
出版社より
2010年代の教育改革を網羅し、検証。日本の教育改革のこれからを考えるために!
激動の2010年代を中心に、日本の教育改革や政策動向を検証!
それぞれの改革や政策の重要ポイントを具体的に取り上げつつ、変化の動向をとらえ、さらにその可能性や課題について言及する。
学習指導要領の未来―生活科・総合そして探究がつくる令和の学校教育 | もし「未来」という教科があったなら―学校に「未来」という視点を取り入れてみた | Q&Aで学ぶ 中学校国語新学習指導要領 | |
---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.5
39
|
5つ星のうち4.2
19
|
5つ星のうち4.1
10
|
価格 | ¥2,200¥2,200 | ¥1,861¥1,861 | ¥1,870¥1,870 |
関連書籍 | 日本の学校教育の根幹である学習指導要領がどのような変遷をたどり、何を目指してきたのか、そして、これからどこへ向かうのか。 大きな影響を与えてきた生活科の新設、総合的な学習の時間の創設、そして探究的な学びの推進に焦点を当てながら、大胆に描く! | 高校教育に「未来」を取り入れたらどうなるだろう? 学校教育にも「未来」を意識した取り組みが行われている現在、しかし本当に「未来」を取り入れるとはどういうことか?真に学校や子どもにとって意味のある「未来」という視点の取り入れ方とはどういうことか | 「学習指導要領を理解することは,各教科等において,生徒にどのような力(今回の改訂では「,資質・能力」という言葉で整理されています)を育成するのかを理解することです。」 ―中学校国語科における新学習指導要領のポイントをQ&Aの形式で整理した,中学校国語科教師のためのハンドブック! |
商品の説明
著者について
南部 広孝
京都大学大学院教育学研究科教授/教育実践コラボレーション・センター長
京都大学大学院教育学研究科教育実践コラボレーション・センター
教育実践コラボレーション・センターは、京都大学大学院教育学研究科の「子どもの生命性と有能性を育てる教育・研究推進事業」を推進すべく、2007年4月に新設されたセンターです。
教育実践コラボレーション・センターの目的は、現場から持ち込まれた具体的な問題に対し、異分野融合チームを組織するなどして、教育学研究科としての組織的な対応をコーディネートすることにあります。
その際、子どもをめぐる教育問題の中心を、「生命性を深めること」(心の問題)と「有能性を高めること」(学力問題)という2つの軸として取り出し、そのトータルな育成の方法を探ります。
また、教育研究におけるマクロ的アプローチ(教育制度学や教育社会学や比較教育学)とミクロ的アプローチ(認知心理学や心理臨床学や教育哲学)を統合しつつ研究を進めます。
「生命性と有能性」「マクロとミクロ」など、これまで分断されてきた領域間のコラボレーションを組織することで、子どもの全体性を捉え、複合的な教育問題の解決に真に寄与しうる教育学の構築を目指します。
さらに、教育問題の解決と新しい教育空間のデザインの場に大学院生が参加することで、実践的な理論の力と理論的な実践の力を持つ研究者・実践者の養成も実現できると考えます。
京都大学大学院教育学研究科教授/教育実践コラボレーション・センター長
京都大学大学院教育学研究科教育実践コラボレーション・センター
教育実践コラボレーション・センターは、京都大学大学院教育学研究科の「子どもの生命性と有能性を育てる教育・研究推進事業」を推進すべく、2007年4月に新設されたセンターです。
教育実践コラボレーション・センターの目的は、現場から持ち込まれた具体的な問題に対し、異分野融合チームを組織するなどして、教育学研究科としての組織的な対応をコーディネートすることにあります。
その際、子どもをめぐる教育問題の中心を、「生命性を深めること」(心の問題)と「有能性を高めること」(学力問題)という2つの軸として取り出し、そのトータルな育成の方法を探ります。
また、教育研究におけるマクロ的アプローチ(教育制度学や教育社会学や比較教育学)とミクロ的アプローチ(認知心理学や心理臨床学や教育哲学)を統合しつつ研究を進めます。
「生命性と有能性」「マクロとミクロ」など、これまで分断されてきた領域間のコラボレーションを組織することで、子どもの全体性を捉え、複合的な教育問題の解決に真に寄与しうる教育学の構築を目指します。
さらに、教育問題の解決と新しい教育空間のデザインの場に大学院生が参加することで、実践的な理論の力と理論的な実践の力を持つ研究者・実践者の養成も実現できると考えます。
登録情報
- 出版社 : 学事出版 (2021/11/8)
- 発売日 : 2021/11/8
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 4761927534
- ISBN-13 : 978-4761927530
- 寸法 : 12.8 x 2 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 376,781位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 380位学校教育一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー
4 星
2010年代の教育"政策”を全体で捉え、俯瞰するためには必読書
教育、とくに「よい」教育を語るとき、ほとんどの見解は主観的になります。従って、「よい」教育を(日本の)社会で追究するには、教育を語る当事者が、自分の考えは主観に過ぎないとの立場に立ち、多様な他者との合意形成や納得解を生み出す姿勢が大切です。そして、その姿勢が最もある方々が、(いろんな言われ方をされますが、自分がこれまで沢山の教育関係者に関わっての私見としては、なんといっても)国家の政策に関わる皆さんだと思います。本著は、2010年代の(公)教育政策を、小中等の学校種、文系理系といった教科特性、STEAMやジェンダー等の時代特性、働き方改革等の時代要請…などなど、様々な視点から眺め、そして網羅的に(しかも一つ一つに簡潔に)言及している書籍です。自分の興味関心が強い領域については内容的に薄いと感じるかもしれません。一方で自分がこれまで関わったことのない教育領域については知らないことだらけだと思います。そして、広く「よい」教育を考えていくなら、興味関心領域についての追究姿勢と共に、関わったことのない教育領域について、知り、理解する姿勢が何よりも大事だと思いますし、その一助として本著は最適だと思います。私自身は2010年代後半から、政策を支援する立場にかかわり、政策の視点で色々見るため、本著に書かれていることの多くは理解している一方で、政策立案に関わっていない領域についてはとても勉強になりました。タイトルについた「検証」の視点がやや弱かったため、私見としての評価は満点としませんでしたが、教育政策にこれから関わろう!勉強しよう!という立場であれば間違いなく満点としていたと思います。※参考までに執筆者一覧を画像でつけました。
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
申し訳ありませんが、エラーが発生しました
申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年11月19日に日本でレビュー済み
教育、とくに「よい」教育を語るとき、ほとんどの見解は主観的になります。従って、「よい」教育を(日本の)社会で追究するには、教育を語る当事者が、自分の考えは主観に過ぎないとの立場に立ち、多様な他者との合意形成や納得解を生み出す姿勢が大切です。そして、その姿勢が最もある方々が、(いろんな言われ方をされますが、自分がこれまで沢山の教育関係者に関わっての私見としては、なんといっても)国家の政策に関わる皆さんだと思います。
本著は、2010年代の(公)教育政策を、小中等の学校種、文系理系といった教科特性、STEAMやジェンダー等の時代特性、働き方改革等の時代要請…などなど、様々な視点から眺め、そして網羅的に(しかも一つ一つに簡潔に)言及している書籍です。自分の興味関心が強い領域については内容的に薄いと感じるかもしれません。一方で自分がこれまで関わったことのない教育領域については知らないことだらけだと思います。そして、広く「よい」教育を考えていくなら、興味関心領域についての追究姿勢と共に、関わったことのない教育領域について、知り、理解する姿勢が何よりも大事だと思いますし、その一助として本著は最適だと思います。
私自身は2010年代後半から、政策を支援する立場にかかわり、政策の視点で色々見るため、本著に書かれていることの多くは理解している一方で、政策立案に関わっていない領域についてはとても勉強になりました。タイトルについた「検証」の視点がやや弱かったため、私見としての評価は満点としませんでしたが、教育政策にこれから関わろう!勉強しよう!という立場であれば間違いなく満点としていたと思います。
※参考までに執筆者一覧を画像でつけました。
本著は、2010年代の(公)教育政策を、小中等の学校種、文系理系といった教科特性、STEAMやジェンダー等の時代特性、働き方改革等の時代要請…などなど、様々な視点から眺め、そして網羅的に(しかも一つ一つに簡潔に)言及している書籍です。自分の興味関心が強い領域については内容的に薄いと感じるかもしれません。一方で自分がこれまで関わったことのない教育領域については知らないことだらけだと思います。そして、広く「よい」教育を考えていくなら、興味関心領域についての追究姿勢と共に、関わったことのない教育領域について、知り、理解する姿勢が何よりも大事だと思いますし、その一助として本著は最適だと思います。
私自身は2010年代後半から、政策を支援する立場にかかわり、政策の視点で色々見るため、本著に書かれていることの多くは理解している一方で、政策立案に関わっていない領域についてはとても勉強になりました。タイトルについた「検証」の視点がやや弱かったため、私見としての評価は満点としませんでしたが、教育政策にこれから関わろう!勉強しよう!という立場であれば間違いなく満点としていたと思います。
※参考までに執筆者一覧を画像でつけました。
このレビューの画像