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金融政策の「誤解」 ―― “壮大な実験"の成果と限界 単行本 – 2016/7/16
早川 英男
(著)
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第57回(2016年度)エコノミスト賞を受賞しました。
▼緩和一辺倒の政策手段から、いかに脱却するか
黒田東彦日銀総裁が遂行する「異次元緩和」政策は、目標に掲げたインフレ率2%の達成・維持と経済停滞からの脱却に至らないまま、「マイナス金利」という奥の手を導入した。この先の政策運営に暗雲が漂い始めているなか、日銀きっての論客と言われた筆者が、日銀を退職後、ついに沈黙を破って持論を開陳する注目の書!
日銀は何ができて、何ができないのか ――
▼緩和一辺倒の政策手段から、いかに脱却するか
黒田東彦日銀総裁が遂行する「異次元緩和」政策は、目標に掲げたインフレ率2%の達成・維持と経済停滞からの脱却に至らないまま、「マイナス金利」という奥の手を導入した。この先の政策運営に暗雲が漂い始めているなか、日銀きっての論客と言われた筆者が、日銀を退職後、ついに沈黙を破って持論を開陳する注目の書!
日銀は何ができて、何ができないのか ――
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社慶應義塾大学出版会
- 発売日2016/7/16
- 寸法13.5 x 2 x 19.5 cm
- ISBN-104766423569
- ISBN-13978-4766423563
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対象商品: 金融政策の「誤解」 ―― “壮大な実験"の成果と限界
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出版社より
金融政策の「誤解」 | 失業なき雇用流動化 | |
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.6
25
|
5つ星のうち4.0
3
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価格 | ¥2,750¥2,750 | ¥2,750¥2,750 |
内容 | 黒田東彦日銀総裁が遂行する「異次元緩和」政策は目標に至らないまま「マイナス金利」という奥の手を導入した。日本の金融政策は今後どこに向かうのか? 日銀きっての論客と言われた筆者が、満を持して持論を開陳、金融界の話題をさらった書。 | 働き方を変えれば、日本が変わる! 働く人々が職場や会社を安心して自由に移動できるよう、新たな雇用スタイルの導入や就労・再就職支援システムの構築などを提言。 成長につながる「働き方改革」の具体策がここにある。 |
受賞 | 「第57回エコノミスト賞」受賞! |
商品の説明
著者について
早川英男(はやかわ ひでお)
1954年生まれ
77年 東京大学経済学部卒業、日本銀行入行
83-85年 プリンストン大学大学院留学(MA取得)
2001年 日本銀行調査統計局長
07年 同行名古屋支店長
09年 日本銀行理事 を経て
2013年 富士通総研経済研究所入所
現在 同研究所エグゼクティブ・フェロー
1954年生まれ
77年 東京大学経済学部卒業、日本銀行入行
83-85年 プリンストン大学大学院留学(MA取得)
2001年 日本銀行調査統計局長
07年 同行名古屋支店長
09年 日本銀行理事 を経て
2013年 富士通総研経済研究所入所
現在 同研究所エグゼクティブ・フェロー
登録情報
- 出版社 : 慶應義塾大学出版会 (2016/7/16)
- 発売日 : 2016/7/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 304ページ
- ISBN-10 : 4766423569
- ISBN-13 : 978-4766423563
- 寸法 : 13.5 x 2 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 340,826位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 946位金融・ファイナンス (本)
- - 22,975位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年11月5日に日本でレビュー済み
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2016年の著作であるが、出口を見据える時期になってきたと思われる2023年の今読んでも示唆に富んだいるといると思う。経済学専門ではない私にも分かりやすく読めた。YouTubeでの早川さんのお話が面白かたたので、著作を探してこの本を見つけた。初めての著作と文中に書かれていた。
2016年8月31日に日本でレビュー済み
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2013年4月に黒田日銀がQQEを始めて以来、完全雇用と物価の基調がプラスに転じたことから、著者はデフレは解消したと判断している。
しかし日銀は最初の公約「2年でインフレ率2%」を先送りしていることで、市場や国民の信頼を徐々に失っている。
デフレが解消した理由としてQQEの効果もあったが、高齢化に伴う生産年齢人口の減少や労働生産性の低下による潜在成長率が下がり、その結果需給ギャップがほぼ解消したためと著者は判断している。
日本は2020年頃より団塊の世代が後期高齢者になり、貯蓄を取り崩して行く。 しかし単純にデフレ脱却=経済の活性化とはならないと著者は指摘する。 ここにリフレ派と呼ばれる人たちの誤算がある。
日銀はQQEの目標をマネタリーベースの増加に置くより、長期金利の下押しを目標にすることを明確にしたほうがよいと提言する。 QQEの出口戦略としても、これからはマイナス金利政策が注目されている。 (9月の日銀金融政策決定会合において総括的検証をする予定なので、徐々に金利政策にシフトするのかも知れない)
今後どのような政策を日銀が処方するにしても、その有効性は市場からの信頼が鍵となる。 日銀はサプライズや強がりを捨てて、市場との真摯な対話に勤めることを薦めている。
政府債務の圧縮手段として考えられている金融抑圧については、現在の国際的に資本移動が自由な状況下では、高金利国への資産フライトが起こってしまうので、個人資産への統制を強化して資産課税を行う可能性を著者は示唆している。 (最近、海外への資産持ち出し監視が強化されている)
しかし日銀は最初の公約「2年でインフレ率2%」を先送りしていることで、市場や国民の信頼を徐々に失っている。
デフレが解消した理由としてQQEの効果もあったが、高齢化に伴う生産年齢人口の減少や労働生産性の低下による潜在成長率が下がり、その結果需給ギャップがほぼ解消したためと著者は判断している。
日本は2020年頃より団塊の世代が後期高齢者になり、貯蓄を取り崩して行く。 しかし単純にデフレ脱却=経済の活性化とはならないと著者は指摘する。 ここにリフレ派と呼ばれる人たちの誤算がある。
日銀はQQEの目標をマネタリーベースの増加に置くより、長期金利の下押しを目標にすることを明確にしたほうがよいと提言する。 QQEの出口戦略としても、これからはマイナス金利政策が注目されている。 (9月の日銀金融政策決定会合において総括的検証をする予定なので、徐々に金利政策にシフトするのかも知れない)
今後どのような政策を日銀が処方するにしても、その有効性は市場からの信頼が鍵となる。 日銀はサプライズや強がりを捨てて、市場との真摯な対話に勤めることを薦めている。
政府債務の圧縮手段として考えられている金融抑圧については、現在の国際的に資本移動が自由な状況下では、高金利国への資産フライトが起こってしまうので、個人資産への統制を強化して資産課税を行う可能性を著者は示唆している。 (最近、海外への資産持ち出し監視が強化されている)
2024年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
異次元緩和は、短期勝負。納得できました。
リフレ派は少数派で金融緩和でインフレを起こせるとは限らない。この後が心配になりました。
リフレ派は少数派で金融緩和でインフレを起こせるとは限らない。この後が心配になりました。
2016年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
元日銀チーフエコノミストで、日本一のエコノミストと言われる早川氏ならではの
QQEの本質を解き明かし、それにまつわる誤解を見事に解説した経済に関心の
ある人には必読書。経済の歴史も織り交ぜて、なぜ主要中銀がいずれも
非伝統的な金融政策に踏み込んだのか、その意味もよくわかる。随時手元に
置いて参考書として使いたい。
QQEの本質を解き明かし、それにまつわる誤解を見事に解説した経済に関心の
ある人には必読書。経済の歴史も織り交ぜて、なぜ主要中銀がいずれも
非伝統的な金融政策に踏み込んだのか、その意味もよくわかる。随時手元に
置いて参考書として使いたい。
2019年12月14日に日本でレビュー済み
アベノミクスは大きく云えばリフレ、各論に向かえば
QQE(Quantitative and Quantitative Monetary Easing)の
緻密な設計ぶりを喧伝するものですが、そもそも潜在成長力
を失った現実を見ないまま進めている可能性があると指摘
しています。
物価上昇率は最初の1年で劇的に雇用改善した段階で目標
を修正し、悪く云えば「勝ち逃げ」に入ればまだ良かった
ものの。。とも。
オリンピック誘致が見込み違いに輪をかけた状態である
ならばこれは事態収拾が大変そうです、、これは(:_;)
QQE(Quantitative and Quantitative Monetary Easing)の
緻密な設計ぶりを喧伝するものですが、そもそも潜在成長力
を失った現実を見ないまま進めている可能性があると指摘
しています。
物価上昇率は最初の1年で劇的に雇用改善した段階で目標
を修正し、悪く云えば「勝ち逃げ」に入ればまだ良かった
ものの。。とも。
オリンピック誘致が見込み違いに輪をかけた状態である
ならばこれは事態収拾が大変そうです、、これは(:_;)
2016年9月5日に日本でレビュー済み
調査統計局長を務めるなど、業界ではよく知られた日銀エコノミストの解説書。著者は黒田緩和の理論的整合性には懐疑的で、世間的には「反リフレ派」に分類される。
著者は黒田氏の主導するQQEを「偽薬」と位置付けている(これ自体はとくに著者のオリジナルというわけではない)。理論的には効果がないが、患者(マーケット)が効くと信じる、もしくは周囲が効くと信じるだろうと信じるならば(ケインズの美人投票論)、効くかもしれない、という意味だ。こうした観点からすると実験的に試す価値がなかったわけではないが、すでに効かないことが明白になった以上、速やかに方向転換を図るべきだという。医療における偽薬は効かなくても無害だが、QQEは「出口」で極めて大きな国民負担が生じる政策だからだ。
こうした指摘は、主流派の経済学者にはなんの違和感もなく受け入れられるものだろうが、安倍首相や黒田総裁に期待を寄せ、実際に「黒田バズーカ」の威力(と見えるもの)を目にした人々にとっては心情的に受け入れにくいかもしれない。ただ、本書でも指摘されているように、QQEが理論的にインフレを引き起こせると心から信じているのは岩田副総裁らごく少数の学者だけで、リフレ派とされる理論家にも、実は偽薬効果やショック療法的な効果しか信じていない人が少なくない。ただ、「理論的には効かない」と認めてしまうと偽薬ではなくなるので、そう言わないだけだ。実は黒田氏自身も、学会などでの講演録を読めば、専門家の前では理論的根拠に乏しいことを暗に認めていることがわかる。
私見だが、現在の金融政策をめぐる専門家同士の論争がわかりにくいのは、そうした二枚舌の論客(偽薬を使う医者と同じで本人に悪意はない)が混じっていることが影響している。黒田氏やリフレ派の学者の一部は、QQEに理論的根拠がないことを知っていても、「効く」と言い続けるしかないからだ。一般の人から見れば「リフレ派」と「反リフレ派」が経済理論をめぐって論争しているように見えても、実は政策に理論的根拠がないことは双方承知しており、「リスクの高い物質を偽薬として投与することが倫理的に正しいかどうか」が隠れた争点になっているケースが少なくないのだ。
本書の最大の意義は、こうしたリフレ論争をめぐる争点の分かりにくさを解きほぐした点にありそうだ。「出口」までは認識されにくいQQEのリスクとコストについて元実務家の視点から分析した点も興味深かった。展開されている主張は極めてスタンダードな論文に基づいており、日銀による9月の政策検証の意味を整理したい人などには手ごろだろう。ただ、経済学や過去の金融政策についてそれなりの知識がなければ理解できない部分が多いので、「池上本」的なわかりやすさを期待するとアテが外れる。「アベノミクスで日本の将来はバラ色」といった話が読みたい人も、避けたほうが無難だ。
著者は黒田氏の主導するQQEを「偽薬」と位置付けている(これ自体はとくに著者のオリジナルというわけではない)。理論的には効果がないが、患者(マーケット)が効くと信じる、もしくは周囲が効くと信じるだろうと信じるならば(ケインズの美人投票論)、効くかもしれない、という意味だ。こうした観点からすると実験的に試す価値がなかったわけではないが、すでに効かないことが明白になった以上、速やかに方向転換を図るべきだという。医療における偽薬は効かなくても無害だが、QQEは「出口」で極めて大きな国民負担が生じる政策だからだ。
こうした指摘は、主流派の経済学者にはなんの違和感もなく受け入れられるものだろうが、安倍首相や黒田総裁に期待を寄せ、実際に「黒田バズーカ」の威力(と見えるもの)を目にした人々にとっては心情的に受け入れにくいかもしれない。ただ、本書でも指摘されているように、QQEが理論的にインフレを引き起こせると心から信じているのは岩田副総裁らごく少数の学者だけで、リフレ派とされる理論家にも、実は偽薬効果やショック療法的な効果しか信じていない人が少なくない。ただ、「理論的には効かない」と認めてしまうと偽薬ではなくなるので、そう言わないだけだ。実は黒田氏自身も、学会などでの講演録を読めば、専門家の前では理論的根拠に乏しいことを暗に認めていることがわかる。
私見だが、現在の金融政策をめぐる専門家同士の論争がわかりにくいのは、そうした二枚舌の論客(偽薬を使う医者と同じで本人に悪意はない)が混じっていることが影響している。黒田氏やリフレ派の学者の一部は、QQEに理論的根拠がないことを知っていても、「効く」と言い続けるしかないからだ。一般の人から見れば「リフレ派」と「反リフレ派」が経済理論をめぐって論争しているように見えても、実は政策に理論的根拠がないことは双方承知しており、「リスクの高い物質を偽薬として投与することが倫理的に正しいかどうか」が隠れた争点になっているケースが少なくないのだ。
本書の最大の意義は、こうしたリフレ論争をめぐる争点の分かりにくさを解きほぐした点にありそうだ。「出口」までは認識されにくいQQEのリスクとコストについて元実務家の視点から分析した点も興味深かった。展開されている主張は極めてスタンダードな論文に基づいており、日銀による9月の政策検証の意味を整理したい人などには手ごろだろう。ただ、経済学や過去の金融政策についてそれなりの知識がなければ理解できない部分が多いので、「池上本」的なわかりやすさを期待するとアテが外れる。「アベノミクスで日本の将来はバラ色」といった話が読みたい人も、避けたほうが無難だ。
2017年3月22日に日本でレビュー済み
著者は、全国紙に掲載されるコメントで知りましたが
わかりやすい
熱く激批しない
注目点が変に拡張しない
という印象で、経済専門本ビギナーという立場で手にとりました。
アベノミクスはおかしい、今の日銀のやり方はまちがっているという主旨の本は百花繚乱ですが
本著は”リフレ派の不思議”に絞ることでさまざまな問題をあぶりだしてくれます。
なので 金融政策の誤解 というタイトルですが正確には 不思議に迫る といった感じです。
ですが、いつまでたってもたけなわを迎えない緩和宴が実は期待値に働きかけるものでなく、誤解に働きかけるものであることを踏まえれば妥当です。
2014緒戦の特攻実験で消費者物価上昇率が1.5になった時点で勝ち逃げすればよかったものの、いまだ緩和出口には口を閉ざし、安定的な物価上昇のためにずっと金利の面倒をみるはめになった背景が、元日銀調査統計局長ならではの切り口で俯瞰できる一冊です。
文中、著者の考えに賛否はあると思いますがそれは読者の自由なのでよいこととし、
あえていいたいのは、現在をときめく?!経済専門家の立ち位置がよくわかる!要するにこの人とこの人はこの点では意見が同じだな、とか。しかも何年の発言かも記載されています。
もうひとつ、注釈がいいです。注釈、よまなくてもいい個所かもしれませんがこの本にいたっては注釈に味がある。本文と参照しなくともここだけピックアップしてよんでもおもしろい。
難しいというより内容が濃すぎて読破に時間を要しましたが、最終章「出口」に特化したホラーな続著をお願いしたいです。
わかりやすい
熱く激批しない
注目点が変に拡張しない
という印象で、経済専門本ビギナーという立場で手にとりました。
アベノミクスはおかしい、今の日銀のやり方はまちがっているという主旨の本は百花繚乱ですが
本著は”リフレ派の不思議”に絞ることでさまざまな問題をあぶりだしてくれます。
なので 金融政策の誤解 というタイトルですが正確には 不思議に迫る といった感じです。
ですが、いつまでたってもたけなわを迎えない緩和宴が実は期待値に働きかけるものでなく、誤解に働きかけるものであることを踏まえれば妥当です。
2014緒戦の特攻実験で消費者物価上昇率が1.5になった時点で勝ち逃げすればよかったものの、いまだ緩和出口には口を閉ざし、安定的な物価上昇のためにずっと金利の面倒をみるはめになった背景が、元日銀調査統計局長ならではの切り口で俯瞰できる一冊です。
文中、著者の考えに賛否はあると思いますがそれは読者の自由なのでよいこととし、
あえていいたいのは、現在をときめく?!経済専門家の立ち位置がよくわかる!要するにこの人とこの人はこの点では意見が同じだな、とか。しかも何年の発言かも記載されています。
もうひとつ、注釈がいいです。注釈、よまなくてもいい個所かもしれませんがこの本にいたっては注釈に味がある。本文と参照しなくともここだけピックアップしてよんでもおもしろい。
難しいというより内容が濃すぎて読破に時間を要しましたが、最終章「出口」に特化したホラーな続著をお願いしたいです。
2016年10月5日に日本でレビュー済み
日銀の金融政策の問題点を明確に指摘した良書。
ようやく日銀は金融政策の軸を量から金利に戻した。
リフレ派の失敗が明確になったいま、リフレ派は口汚く罵ってきた白川さんに謝罪すべき。猛省を促したい。
ようやく日銀は金融政策の軸を量から金利に戻した。
リフレ派の失敗が明確になったいま、リフレ派は口汚く罵ってきた白川さんに謝罪すべき。猛省を促したい。