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フェミニスト現象学入門―経験から「普通」を問い直す 単行本 – 2020/5/31
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購入オプションとあわせ買い
妊娠、月経、身振り、ハラスメント、トランスジェンダー、カミングアウト、女らしさ/男らしさ、人種差別、障害、老い……
この世界に生きるということはどのような経験なのか?
ボーヴォワール、メルロ=ポンティといった哲学者の議論を拡張しつつ、当事者たちの経験の記述から様々なテーマに接近し、「当たり前」と「規範」の問い直しを試みる。
フェミニスト現象学に関係する論文や海外文献を紹介した文献案内も巻末に収めた、充実の入門書。
●主な内容
・フェミニスト現象学とは何か?
・女の子らしい身振りとは何か?
・妊娠とは、お腹が大きくなることなのだろうか?
・なぜ月経を隠さなくてはいけないのだろうか?
・外見を気にしてはいけないのか?
・どこまでがセクシュアル・ハラスメント?
・一人暮らししなければ一人前じゃないのか?
・なぜ今、フェミニスト現象学なのか?
・なぜ自分のセクシュアリティを口に出すのか?
・「性別違和」とは何か?
・男だってつらい?
・人種は存在するのか?
・障害はどのような経験なのか?
・年を取ることと、老いることは同じなのか?
「本書を読むためにフェミニズムやジェンダー論の知識はまったく必要ない。哲学・倫理学や現象学に興味があるだけだという方も、気軽に本書を手に取ってほしい。〔…〕そして誰より、本書の記述するさまざまな経験の当事者の方々に、「これは私の経験だ」と感じてもらえること、少しでも力になれることを願ってやまない。もちろん、「ここに私はいない」という声もぜひ届けてほしい。そして、もしよかったら記述の作業に加わってほしい。哲学そのものがそうであるように、フェミニスト現象学はいつでも未完成で、始まったばかりである。」(「はじめに」より)
■目次
はじめに
I フェミニスト現象学の始まり
01 フェミニスト現象学とは何か br>――基本的な視点と意義(中澤 瞳)
1 出発点としての女性の経験
2 反自然主義、反本質主義という視点
3 フェミニスト現象学が向き合ってきた課題
4 人間と世界をその事実性から出発して了解する
5 フェミニスト現象学の意義
02 女の子らしい身振りとは何か br>――身振りについてのフェミニスト現象学(中澤 瞳)
1 当たり前を作っているのは体の作りか習慣か
2 女らしい仕草と生き方
3 女の子みたいな投げ方:世界の現れ方の違い
4 「できる」身体と「できない(かもしれない)」身体
03 妊娠とは、お腹が大きくなることなのだろうか br>――妊娠のフェミニスト現象学(宮原 優)
1 変化する身体:習慣と知覚
2 妊娠期における習慣の解体「:不安定な身体」
3 胎児との共存
04 なぜ月経を隠さなくてはいけないのだろうか br>――月経のフェミニスト現象学(宮原 優)
1 現代社会において月経を隠すことが課す負担
2 月経に付与された意味と役割
3 人間の身体
Column 1 セックス/ジェンダーの区別とフェミニスト現象学(稲原美苗・川崎唯史)
05 外見を気にしてはいけないのか br>――ボディ・イメージと雰囲気のフェミニスト現象学(佐藤 愛)
1 摂食障害
2 ボディ・イメージ
3 誰かの外見に巻き込まれる br>4 見えないものを見る
5 不思議な粘土細工
6 他者とともに作る自分だけの外見
06 どこまでがセクシュアル・ハラスメント br>――ジェンダー視点の重要性(山本千晶)
1 「セクシュアル・ハラスメント」の大まかな説明
2 女性に年齢を聞くのはタブー br>3 「つき合っている人いるの」?がときに相手にもたらす困惑
4 「お子さんは」?という質問の「性的(セクシュアル)」な側面
5 「経験」からはじまる
Column 2 「愛の証」とドメスティック・バイオレンス(酒井麻依子)
07 一人暮らししなければ一人前じゃないのか br>――〈 家に住むこと〉のフェミニスト現象学(池田 喬)
1 時空の中心、世界の拠点としての家
2 親と同じ家に住む:自立へのステップとその影
3 一人暮らしへの挑戦:孤立は自立ではない
4 語りの場としての家:物質化されたアイデンティティ
5 家に住むことと自分であること
Column 3 ケアをお金で買うってどういうこと(? 佐藤 靜)
II フェミニスト現象学の拡がり
08 なぜ今、フェミニスト現象学なのか br>――展開と挑戦(稲原美苗)
1 「マイノリティ」側から世界を考える
2 フェミニスト現象学の展開
3 フェミニスト現象学の挑戦
09 なぜ自分のセクシュアリティを口に出すのか br>――経験からのセクシュアリティ再考(フィリップ・ヒューズ)
1 日常を問う現象学について
2 規範としてのセクシュアリティ
3 異性愛規範が起こすSO差別
4 イギリスの異性愛規範
5 日本の異性愛規範と、外国人である私
6 セクシュアリティ再考
Column 4 SOGI は区別できるのか(?古怒田望人)
10 「性別違和」とは何か br>――トランスジェンダー現象学の導入に向けて(藤高和輝)
1 トランスジェンダーと「間違った身体」
2 病理学的図式
3 身体イメージ・モデル
4 身体イメージと社会的構築
5 三人称パースペクティヴを越えて
Column 5 トランス嫌悪と現象学(藤高和輝)
11 男だってつらい br>――男らしさと男性身体のフェミニスト現象学(川崎唯史・小手川正二郎)
1 「 男なら泣くな」
2 男らしさの現象学へ「:密閉された身体」を例に
3 スポーツ
4 セックス
Column 6 トランス男性性(藤高和輝)
12 人種は存在するのか br>――差別に対するフェミニスト現象学的アプローチ(池田 喬・小手川正二郎)
1 人種とジェンダーの現象学の展開
2 ハーフに注目した人種の現象学
13 障害はどのような経験なのか br>――生きづらさのフェミニスト現象学(稲原美苗)
1 障害の個人モデル、社会モデル、生活モデル
2 障害に対するフェミニスト現象学的アプローチ
3 障害者の「生きられた経験」を考える
14 年を取ることと、老いることは同じなのか br>――フェミニスト現象学の視点から考える老い(中澤 瞳)
1 「もう年だ」と「なんてお若い! 」
2 何歳から老人?:年齢と老い
3 できなさの経験
4 老いることは怖くない
5 人間らしさの喪失
6 愛の喪失
文献案内
おわりに
事項索引
人名索引
この世界に生きるということはどのような経験なのか?
ボーヴォワール、メルロ=ポンティといった哲学者の議論を拡張しつつ、当事者たちの経験の記述から様々なテーマに接近し、「当たり前」と「規範」の問い直しを試みる。
フェミニスト現象学に関係する論文や海外文献を紹介した文献案内も巻末に収めた、充実の入門書。
●主な内容
・フェミニスト現象学とは何か?
・女の子らしい身振りとは何か?
・妊娠とは、お腹が大きくなることなのだろうか?
・なぜ月経を隠さなくてはいけないのだろうか?
・外見を気にしてはいけないのか?
・どこまでがセクシュアル・ハラスメント?
・一人暮らししなければ一人前じゃないのか?
・なぜ今、フェミニスト現象学なのか?
・なぜ自分のセクシュアリティを口に出すのか?
・「性別違和」とは何か?
・男だってつらい?
・人種は存在するのか?
・障害はどのような経験なのか?
・年を取ることと、老いることは同じなのか?
「本書を読むためにフェミニズムやジェンダー論の知識はまったく必要ない。哲学・倫理学や現象学に興味があるだけだという方も、気軽に本書を手に取ってほしい。〔…〕そして誰より、本書の記述するさまざまな経験の当事者の方々に、「これは私の経験だ」と感じてもらえること、少しでも力になれることを願ってやまない。もちろん、「ここに私はいない」という声もぜひ届けてほしい。そして、もしよかったら記述の作業に加わってほしい。哲学そのものがそうであるように、フェミニスト現象学はいつでも未完成で、始まったばかりである。」(「はじめに」より)
■目次
はじめに
I フェミニスト現象学の始まり
01 フェミニスト現象学とは何か br>――基本的な視点と意義(中澤 瞳)
1 出発点としての女性の経験
2 反自然主義、反本質主義という視点
3 フェミニスト現象学が向き合ってきた課題
4 人間と世界をその事実性から出発して了解する
5 フェミニスト現象学の意義
02 女の子らしい身振りとは何か br>――身振りについてのフェミニスト現象学(中澤 瞳)
1 当たり前を作っているのは体の作りか習慣か
2 女らしい仕草と生き方
3 女の子みたいな投げ方:世界の現れ方の違い
4 「できる」身体と「できない(かもしれない)」身体
03 妊娠とは、お腹が大きくなることなのだろうか br>――妊娠のフェミニスト現象学(宮原 優)
1 変化する身体:習慣と知覚
2 妊娠期における習慣の解体「:不安定な身体」
3 胎児との共存
04 なぜ月経を隠さなくてはいけないのだろうか br>――月経のフェミニスト現象学(宮原 優)
1 現代社会において月経を隠すことが課す負担
2 月経に付与された意味と役割
3 人間の身体
Column 1 セックス/ジェンダーの区別とフェミニスト現象学(稲原美苗・川崎唯史)
05 外見を気にしてはいけないのか br>――ボディ・イメージと雰囲気のフェミニスト現象学(佐藤 愛)
1 摂食障害
2 ボディ・イメージ
3 誰かの外見に巻き込まれる br>4 見えないものを見る
5 不思議な粘土細工
6 他者とともに作る自分だけの外見
06 どこまでがセクシュアル・ハラスメント br>――ジェンダー視点の重要性(山本千晶)
1 「セクシュアル・ハラスメント」の大まかな説明
2 女性に年齢を聞くのはタブー br>3 「つき合っている人いるの」?がときに相手にもたらす困惑
4 「お子さんは」?という質問の「性的(セクシュアル)」な側面
5 「経験」からはじまる
Column 2 「愛の証」とドメスティック・バイオレンス(酒井麻依子)
07 一人暮らししなければ一人前じゃないのか br>――〈 家に住むこと〉のフェミニスト現象学(池田 喬)
1 時空の中心、世界の拠点としての家
2 親と同じ家に住む:自立へのステップとその影
3 一人暮らしへの挑戦:孤立は自立ではない
4 語りの場としての家:物質化されたアイデンティティ
5 家に住むことと自分であること
Column 3 ケアをお金で買うってどういうこと(? 佐藤 靜)
II フェミニスト現象学の拡がり
08 なぜ今、フェミニスト現象学なのか br>――展開と挑戦(稲原美苗)
1 「マイノリティ」側から世界を考える
2 フェミニスト現象学の展開
3 フェミニスト現象学の挑戦
09 なぜ自分のセクシュアリティを口に出すのか br>――経験からのセクシュアリティ再考(フィリップ・ヒューズ)
1 日常を問う現象学について
2 規範としてのセクシュアリティ
3 異性愛規範が起こすSO差別
4 イギリスの異性愛規範
5 日本の異性愛規範と、外国人である私
6 セクシュアリティ再考
Column 4 SOGI は区別できるのか(?古怒田望人)
10 「性別違和」とは何か br>――トランスジェンダー現象学の導入に向けて(藤高和輝)
1 トランスジェンダーと「間違った身体」
2 病理学的図式
3 身体イメージ・モデル
4 身体イメージと社会的構築
5 三人称パースペクティヴを越えて
Column 5 トランス嫌悪と現象学(藤高和輝)
11 男だってつらい br>――男らしさと男性身体のフェミニスト現象学(川崎唯史・小手川正二郎)
1 「 男なら泣くな」
2 男らしさの現象学へ「:密閉された身体」を例に
3 スポーツ
4 セックス
Column 6 トランス男性性(藤高和輝)
12 人種は存在するのか br>――差別に対するフェミニスト現象学的アプローチ(池田 喬・小手川正二郎)
1 人種とジェンダーの現象学の展開
2 ハーフに注目した人種の現象学
13 障害はどのような経験なのか br>――生きづらさのフェミニスト現象学(稲原美苗)
1 障害の個人モデル、社会モデル、生活モデル
2 障害に対するフェミニスト現象学的アプローチ
3 障害者の「生きられた経験」を考える
14 年を取ることと、老いることは同じなのか br>――フェミニスト現象学の視点から考える老い(中澤 瞳)
1 「もう年だ」と「なんてお若い! 」
2 何歳から老人?:年齢と老い
3 できなさの経験
4 老いることは怖くない
5 人間らしさの喪失
6 愛の喪失
文献案内
おわりに
事項索引
人名索引
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社ナカニシヤ出版
- 発売日2020/5/31
- 寸法21 x 14.8 x 2.5 cm
- ISBN-104779514266
- ISBN-13978-4779514265
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フェミニスト現象学 | フェミニスト現象学入門 | |
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価格 | ¥3,520¥3,520 | ¥2,420¥2,420 |
編者 | 稲原美苗・川崎唯史・中澤 瞳・宮原 優 | 稲原美苗・川崎唯史・中澤 瞳・宮原 優 |
執筆者(執筆順) | 中澤 瞳 小手川正二郎 江原由美子 宮原 優 稲原美苗 河島思朗 藤高和輝 松浦 優 古怒田望人 いりや 池田 喬 中 真生 山本千晶 赤阪辰太郎 佐藤 愛 酒井麻依子 川崎唯史 佐野泰之 吉川 孝 小宮友根 岩川ありさ 装幀=南 琢也 装画=浦郷仁子 | 川崎唯史 中澤 瞳 宮原 優 稲原美苗 佐藤 愛 山本千晶 酒井麻依子 池田 喬 佐藤 靜 フィリップ・ヒューズ 古怒田望人 藤高和輝 小手川正二郎 装幀=南 琢也 装画=浦郷仁子 |
刊行年月 | 2023年8月 | 2020年5月 |
今まで見過ごされてきた当事者のさまざまな経験を記述・考察し、性をめぐる「当たり前」と「規範」を問い直すフェミニスト現象学。好評書『フェミニスト現象学入門』(2020年刊)の、待望の続編。 | ボーヴォワール、メルロ=ポンティといった哲学者の議論を拡張しつつ、当事者たちの経験の記述から様々なテーマに接近し、「当たり前」と「規範」の問い直しを試みる。フェミニスト現象学に関係する論文や海外文献も紹介した文献案内も巻末に収めた充実の入門書。 |
商品の説明
出版社からのコメント
妊娠、月経、身振り、ハラスメント、トランスジェンダー、カミングアウト、女らしさ/男らしさ、人種差別、障害、老い……
この世界に生きるということはどのような経験なのか?
ボーヴォワール、メルロ=ポンティといった哲学者の議論を拡張しつつ、当事者たちの経験の記述から様々なテーマに接近し、「当たり前」と「規範」の問い直しを試みる。
フェミニスト現象学に関係する論文や海外文献を紹介した文献案内も巻末に収めた、充実の入門書。
この世界に生きるということはどのような経験なのか?
ボーヴォワール、メルロ=ポンティといった哲学者の議論を拡張しつつ、当事者たちの経験の記述から様々なテーマに接近し、「当たり前」と「規範」の問い直しを試みる。
フェミニスト現象学に関係する論文や海外文献を紹介した文献案内も巻末に収めた、充実の入門書。
著者について
■執筆者紹介(編者は*)
川崎唯史(かわさき・ただし)*
担当:はじめに、Column 1、11章、文献案内
熊本大学大学院生命科学研究部助教。
専門は、メルロ=ポンティ、現象学、医療倫理。
主著に「『ヒューマニズムとテロル──共産主義の問題に関する試論』──道徳と政治の突き合わせ」(松葉祥一・本郷均・廣瀬浩司編『メルロ=ポンティ読本』, 法政大学出版局, 2018年)、「メルロ=ポンティにおける道徳論の試み」(『倫理学研究』48,2018年)など。
中澤 瞳(なかざわ・ひとみ)*
担当: 1章、2章、14章
日本大学通信教育部准教授。
専門は哲学。
主著に「フェミニスト現象学から考える男女共同参画」(『理想』695,2015年)、「フェミニズムとメルロ=ポンティ――規範を生きる身体の経験」(松葉祥一・本郷均・廣瀬浩司編『メルロ=ポンティ読本』、法政大学出版局, 2018年)、「山戸作品における身体――メルロ=ポンティの哲学を糸口に」(『ユリイカ』51(12), 2019年)。
宮原 優(みやはら・ゆう)*
担当: 3章、4章、おわりに
専門は現象学、哲学。
主著に「月経について語ることの困難――身体についての通念が女性の社会参画にもたらす問題点」(『理想』695,2015年)、「不妊治療に見られる経験の構造――「期待」という人間の在り方」(『UTCP Uehiro Bokklet』12,2017年)、「見られるものとしての身体――サルトルの現実とメルロ=ポンティの希望」(『現象学年報』27,2011年)。
稲原美苗(いなはら・みなえ)*
担当: Column1、8章、13章
神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。
専門は現象学、ジェンダー論、臨床哲学。
主著に“Disability and Ambiguities: Technological Support in a Disaster Context" (Galvin, K. T(.ed).Routledge Handbook of Well-Being, Routledge, 2018)、「障害とスティグマ――嫌悪感から人間愛へ」(『思想』1118,2017年)、Abject Love: Undoing the Boundaries of Physical Disability(VDM Verlag, 2009)など。
佐藤 愛(さとう・あい)
担当: 5章
立命館大学言語教育センター 嘱託講師。
専門はフランス思想と精神医学史。
主著に「ウジェーヌ・ミンコフスキーのtonalite──アンリ、ハイデガーを手がかりに」(『ミシェル・アンリ研究』9,2019年)、「規範とそのファントム──身体図式から考察する摂食障害の身体 」(『Fashion Talks... 』6,2017年)、「ウジェーヌ・ミンコフスキーにおける浸透あるいは分有の原理」(『フランス哲学・思想研究』20,2015年)など。
山本千晶(やまもと・ちあき)
担当: 6章
フェリス女学院大学国際交流学部准教授。
専門はジェンダー法学。
主著に「ドメスティック・バイオレンス」(広岡守穂編『社会が変わるとはどういうことか』?有信堂高文社, 2019年)、「「ババァ発言」訴訟と差別の経験」(『ジェンダーと法』14,2017年)。
酒井麻依子(さかい・まいこ)
担当: Column 2
日本学術振興会特別研究員PD。
専門は、メルロ=ポンティ、現象学、フランス近現代思想。
主著に『メルロ=ポンティ 現れる他者/消える他者――「子どもの心理学・教育学」講義から』(晃洋書房, 2020年)。
池田 喬(いけだ・たかし)
担当: 7章、12章
明治大学文学部准教授。
専門はハイデガー、現象学、現代倫理学。
主著に『ハイデガー 存在と行為――『存在と時間』の解釈と展開』(創文社, 2011年)、『生きることに責任はあるのか――現象学的倫理学への試み』(共編著, 弘前大学出版会, 2012年)、『映画で考える生命環境倫理学』(共編著, 勁草書房, 2019年)。
佐藤 靜(さとう・さやか)
担当: Column 3
大阪樟蔭女子大学学芸学部准教授。
専門は倫理学。
論文に「ケアワークと性差別――性別役割分業・人種間分業・グローバリゼーション」(『唯物論研究年誌』22,2017年)。「ケアする責務と応答責任――プラグマティックな当為の位置付けをめぐって」(『倫理学年報』64,2015年)。著書に「内発的義務論における経験の直接性と〈場〉」(金井淑子・竹内聖一編『ケアの始まる場所――哲学・倫理学・社会学・教育学からの11章』ナカニシヤ出版, 2015年)。
フィリップ・ヒューズ
担当: 9章
神戸大学大学院国際文化研究科博士後期課程、日本経済大学非常勤講師。
専門はセクシュリティ、ジェンダー、クィア理論。
古怒田望人(こぬた・あさひ)
担当: Column 4
大阪大学人間科学研究科博士後期課程/ライター投稿型LGBT発信サイトNOISE専属ライター。
専門は現象学、フランス現代思想、クィア理論、トランスジェンダー・スタディーズ。
主な論文に「トランスジェンダーの未来=ユートピア――生殖規範そして「未来」
の否定に抗して」(『現代思想』47(14), 2019年)、「「性同一性障害特例法」における「セクシュアリティ」の問題」(『年報人間科学』40,2019年)。
藤高和輝(ふじたか・かずき)
担当: 10章、Column 5、Column 6
京都産業大学文化学部助教。
専門はフェミニスト哲学、クィア理論、トランスジェンダー・スタディーズ。
主著に『ジュディス・バトラー――生と哲学を賭けた闘い』(以文社, 2018年)、翻訳書にゲイル・サラモン『身体を引き受ける――トランスジェンダーと物質性のレトリック』(以文社, 2019年)。
小手川正二郎(こてがわ・しょうじろう)
担当: 11章、12章
國學院大學文学部准教授。
専門はレヴィナス、現象学・フランス哲学。
主著に『現実を解きほぐすための哲学』(トランスビュー, 2020年)、『甦るレヴィナス――『全体性と無限』読解』(水声社, 2015年)、“Truth and Sincerity: The Concept of Truth in Levinas' Philosophy"(Warren, N. de and Taguchi, S. (eds). New Phenomenological Studies in Japan, Springer, 2019)。
川崎唯史(かわさき・ただし)*
担当:はじめに、Column 1、11章、文献案内
熊本大学大学院生命科学研究部助教。
専門は、メルロ=ポンティ、現象学、医療倫理。
主著に「『ヒューマニズムとテロル──共産主義の問題に関する試論』──道徳と政治の突き合わせ」(松葉祥一・本郷均・廣瀬浩司編『メルロ=ポンティ読本』, 法政大学出版局, 2018年)、「メルロ=ポンティにおける道徳論の試み」(『倫理学研究』48,2018年)など。
中澤 瞳(なかざわ・ひとみ)*
担当: 1章、2章、14章
日本大学通信教育部准教授。
専門は哲学。
主著に「フェミニスト現象学から考える男女共同参画」(『理想』695,2015年)、「フェミニズムとメルロ=ポンティ――規範を生きる身体の経験」(松葉祥一・本郷均・廣瀬浩司編『メルロ=ポンティ読本』、法政大学出版局, 2018年)、「山戸作品における身体――メルロ=ポンティの哲学を糸口に」(『ユリイカ』51(12), 2019年)。
宮原 優(みやはら・ゆう)*
担当: 3章、4章、おわりに
専門は現象学、哲学。
主著に「月経について語ることの困難――身体についての通念が女性の社会参画にもたらす問題点」(『理想』695,2015年)、「不妊治療に見られる経験の構造――「期待」という人間の在り方」(『UTCP Uehiro Bokklet』12,2017年)、「見られるものとしての身体――サルトルの現実とメルロ=ポンティの希望」(『現象学年報』27,2011年)。
稲原美苗(いなはら・みなえ)*
担当: Column1、8章、13章
神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。
専門は現象学、ジェンダー論、臨床哲学。
主著に“Disability and Ambiguities: Technological Support in a Disaster Context" (Galvin, K. T(.ed).Routledge Handbook of Well-Being, Routledge, 2018)、「障害とスティグマ――嫌悪感から人間愛へ」(『思想』1118,2017年)、Abject Love: Undoing the Boundaries of Physical Disability(VDM Verlag, 2009)など。
佐藤 愛(さとう・あい)
担当: 5章
立命館大学言語教育センター 嘱託講師。
専門はフランス思想と精神医学史。
主著に「ウジェーヌ・ミンコフスキーのtonalite──アンリ、ハイデガーを手がかりに」(『ミシェル・アンリ研究』9,2019年)、「規範とそのファントム──身体図式から考察する摂食障害の身体 」(『Fashion Talks... 』6,2017年)、「ウジェーヌ・ミンコフスキーにおける浸透あるいは分有の原理」(『フランス哲学・思想研究』20,2015年)など。
山本千晶(やまもと・ちあき)
担当: 6章
フェリス女学院大学国際交流学部准教授。
専門はジェンダー法学。
主著に「ドメスティック・バイオレンス」(広岡守穂編『社会が変わるとはどういうことか』?有信堂高文社, 2019年)、「「ババァ発言」訴訟と差別の経験」(『ジェンダーと法』14,2017年)。
酒井麻依子(さかい・まいこ)
担当: Column 2
日本学術振興会特別研究員PD。
専門は、メルロ=ポンティ、現象学、フランス近現代思想。
主著に『メルロ=ポンティ 現れる他者/消える他者――「子どもの心理学・教育学」講義から』(晃洋書房, 2020年)。
池田 喬(いけだ・たかし)
担当: 7章、12章
明治大学文学部准教授。
専門はハイデガー、現象学、現代倫理学。
主著に『ハイデガー 存在と行為――『存在と時間』の解釈と展開』(創文社, 2011年)、『生きることに責任はあるのか――現象学的倫理学への試み』(共編著, 弘前大学出版会, 2012年)、『映画で考える生命環境倫理学』(共編著, 勁草書房, 2019年)。
佐藤 靜(さとう・さやか)
担当: Column 3
大阪樟蔭女子大学学芸学部准教授。
専門は倫理学。
論文に「ケアワークと性差別――性別役割分業・人種間分業・グローバリゼーション」(『唯物論研究年誌』22,2017年)。「ケアする責務と応答責任――プラグマティックな当為の位置付けをめぐって」(『倫理学年報』64,2015年)。著書に「内発的義務論における経験の直接性と〈場〉」(金井淑子・竹内聖一編『ケアの始まる場所――哲学・倫理学・社会学・教育学からの11章』ナカニシヤ出版, 2015年)。
フィリップ・ヒューズ
担当: 9章
神戸大学大学院国際文化研究科博士後期課程、日本経済大学非常勤講師。
専門はセクシュリティ、ジェンダー、クィア理論。
古怒田望人(こぬた・あさひ)
担当: Column 4
大阪大学人間科学研究科博士後期課程/ライター投稿型LGBT発信サイトNOISE専属ライター。
専門は現象学、フランス現代思想、クィア理論、トランスジェンダー・スタディーズ。
主な論文に「トランスジェンダーの未来=ユートピア――生殖規範そして「未来」
の否定に抗して」(『現代思想』47(14), 2019年)、「「性同一性障害特例法」における「セクシュアリティ」の問題」(『年報人間科学』40,2019年)。
藤高和輝(ふじたか・かずき)
担当: 10章、Column 5、Column 6
京都産業大学文化学部助教。
専門はフェミニスト哲学、クィア理論、トランスジェンダー・スタディーズ。
主著に『ジュディス・バトラー――生と哲学を賭けた闘い』(以文社, 2018年)、翻訳書にゲイル・サラモン『身体を引き受ける――トランスジェンダーと物質性のレトリック』(以文社, 2019年)。
小手川正二郎(こてがわ・しょうじろう)
担当: 11章、12章
國學院大學文学部准教授。
専門はレヴィナス、現象学・フランス哲学。
主著に『現実を解きほぐすための哲学』(トランスビュー, 2020年)、『甦るレヴィナス――『全体性と無限』読解』(水声社, 2015年)、“Truth and Sincerity: The Concept of Truth in Levinas' Philosophy"(Warren, N. de and Taguchi, S. (eds). New Phenomenological Studies in Japan, Springer, 2019)。
登録情報
- 出版社 : ナカニシヤ出版 (2020/5/31)
- 発売日 : 2020/5/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 208ページ
- ISBN-10 : 4779514266
- ISBN-13 : 978-4779514265
- 寸法 : 21 x 14.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 106,627位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 104位論理学・現象学
- カスタマーレビュー:
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