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心は存在しない 不合理な「脳」の正体を科学でひもとく (SB新書 674) 新書 – 2024/11/7
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Q、悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのか?
日常生活を送っていると、「わたしであってわたしでない判断、行動をしている自分」を感じるときがあるかもしれません。
また、身体の細胞や脳脊髄液は日々入れ替わっており、数年前の自分と今日の自分が同一であることを生物学的に保証できる要素を探し出すことは難しいでしょう。
人間独自のものと称される「こころ」とは一体何なのか? また、どこにあるのか・・・
こんなことを考えるとき、だれもが「こころ」があることを前提に、「こころ」の定義や在りか、「こころ」がどうして生まれたのか、どうやって生まれたのかを議論しています。
しかし、じつは生物学的に見れば「こころ」は脳という働きの結果(副産物)であり、解釈に過ぎません。言ってしまえば、「最初からこころなんてものは存在しない」のです。
本書を読めば、「こころ」の実情がわかり、その謎が解けるとともに、「どうして自分は不合理なことばかりしてしまうのか?」「感情に振り回されてしんどい」という悩みも軽くなるはずです。
序章 実は心なんて存在しない?
第1章 心の定義は歴史上どう移り変わってきたのか
第2章 心はどうやって生まれるのか
第3章 心は性格なのか
第4章 心は感情なのか
第5章 脳はなぜ心を作り出したのか
終章 心は現実の窓
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2024/11/7
- 寸法1.26 x 11.2 x 17.3 cm
- ISBN-104815625840
- ISBN-13978-4815625849
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・アメーバの心、ダニの心、雑草の心、AIの心
商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2024/11/7)
- 発売日 : 2024/11/7
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4815625840
- ISBN-13 : 978-4815625849
- 寸法 : 1.26 x 11.2 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 40,015位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

毛内 拡(もうない ひろむ)
▷1984年生まれ、2013年 東京工業大学大学院修了 博士(理学)
▷理化学研究所 脳科学総合研究センター 研究員などを経て
現在、お茶の水女子大学 助教
▷専門は、脳神経科学、神経生理学
▷主な著書
○脳を司る「脳」(講談社ブルーバックス)2020
2021年 講談社科学出版賞 受賞
○面白くて眠れなくなる脳科学(PHP研究所)2022
○脳研究者の脳の中(ワニブックス)2022
○すべては脳で実現している。(総合法令出版)2022
○「気の持ちよう」の脳科学(筑摩書房)2022
▷毛内研究室(生体組織機能学)主宰
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2025年4月19日に日本でレビュー済みフォーマット: Kindle版 (電子書籍)Amazonで購入印象に残ったのは、多くの人は今自分が憂鬱なのか不安なのかを区別できない、ということ。
確かにそうかもしれない。
また、世の中に何か大きな思想や哲学が生まれる時は、決まって必ず社会や発信者に鬱的な環境が発生しているタイミングだったということも非常に興味深かった。
個人的に、特に面白くなったのは後半の第4章から。
このあたりはスピリチュアルな精神世界の勉強をされている方にもおすすめです。
過去の日本人が「エモーション」を「感情」と翻訳してしまったために現代の様々な専門書で混乱を招いている、というエピソードもとても面白かった。
第5章ではストレスと感情の関係について書かれており、現代人にはとても刺さると思う。
分かりやすい挿絵によって、ストレス耐性が高いということはどういうことなのか、よりイメージしやすかった。
ストレスに関する様々な統計を示しながらの心の解説は、現代のリアルに即していて興味深く読めた。
- 2024年12月27日に日本でレビュー済みフォーマット: 新書Amazonで購入もともと、自己意識がなぜあるのかに興味があり、いろいろと読んでは考えていました。
本書は直接意識の問題を取り上げているわけではないのですが、これまで読んだ本とも矛盾することなく、すんなり理解できました。
脳は心を作るためにあるわけではなく、心というものは生体が恒常性を保つために脳が行っている様々な処理の副産物であるという理解でいいのでしょうか。それならば同意です。
ただ、だからこそ個々人の違いを認めて、優しく寛容になりましょうね的な道徳観と絡めて論じるのは少し強引かな。
- 2025年2月23日に日本でレビュー済みフォーマット: 新書Amazonで購入開けない!
Kindle
心は存在しない
- 2024年11月13日に日本でレビュー済みフォーマット: Kindle版 (電子書籍)Amazonで購入「はじめに」のところに、このタイトルにしようと思ったのは「心というものが過大評価されすぎていて、生きづらい人、傷ついている人、常に悩み疲れている人が多いように思えるからです。」とあり、この言葉に大変共感しました。
心理学的な内容が多めですが、脳や神経の生物学的な説明もあり、両方を合わせて理解・納得できるところが多かったです。ちょっと違った角度から心を見つめるきっかけになると思いました。
- 2025年4月3日に日本でレビュー済みフォーマット: Kindle版 (電子書籍)Amazonで購入題名に惹かれて購入。脳科学についての知見は、薄く、得るところはない。どうやら、空の思想に辿り着いたらしく、東洋思想が好みの様だ。こうした講義で今どきの学生は納得するのだろうか。お好みは現代風アニメのようだが。
- 2024年11月13日に日本でレビュー済みフォーマット: 新書Amazonで購入この本の内容はポスト構造主義哲学や仏教哲学と言っている事は同じです。心が存在しない事に気がつけば精神疾患で悩む人が大幅に減ると思います。
- 2024年12月5日に日本でレビュー済みフォーマット: Kindle版 (電子書籍)Amazonで購入すごくなんだろう、読んでてて眠気を感じる本であり、読み応えがない感じの本です
- 2025年4月13日に日本でレビュー済みフォーマット: 新書脳科学と仏教を結びつけて語るという個人的には大変興味のある分野だったので、とても参考になりました。
ただ、もう少し仏教について勉強してから書いた方が良いのでは。
第1章「日本人は心をどのように捉えてきたか」では、末那識や阿頼耶識、阿摩羅識を日本人が独自に考え出したかのようになっていますがインド由来です。
また、終章「要素還元主義の限界と色即是空」では「空の解釈を巡っては過去3000年に渡って議論の分かれるところで」とありますが、そもそも釈尊は2500年前の人、空の理論を大成させたという龍樹は2世紀の人です。