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『読書人の没落』においてドイツ大学知識人の教育・文化・イデオロギーを解明した著者が、世紀転換期のフランス大学知識人界の思想を、この時期の教育と階層構造の変動を視野に入れつつドイツとの比較のもとに解明する知と教養の歴史社会学。知の歴史社会学に新生面を拓く。

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本の長さ

352ページ
言語

日本語
出版社

名古屋大学出版会
発売日

1996/3/20
ISBN-10

4815802769
ISBN-13

978-4815802769
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フリッツ K.リンガー
3
単行本
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商品の説明

内容（「MARC」データベースより）

世紀転換期のフランス大学知識人界の思想を、この時期の教育と階層構造の変動を視野に入れつつドイツとの比較のもとに解明する、知と教養の歴史社会学。知の歴史社会学の新生面を拓く。

著者について

【訳者】
筒井清忠(つついきよただ、結論)
1948年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。『日本型「教養」の運命』(岩波書店、1995年)。

田中紀行(たなかのりゆき、1章4節、2章)
1962年生まれ。京都大学大学院文学研究科助教授。「ドイツ教養市民層の社会学的考察」(『社会学評論』162号、1990年)。

永谷健(ながたにけん、序章、1章1~3節)
1963年生まれ。名古屋工業大学工学部助教授。「近代日本における上流階級イメージの変容」(『思想』No.812、1992年)。

中島道男(なかじまみちお、5章)
1954年生まれ。奈良女子大学文学部教授。『人というカテゴリー』(カリザス/コリンズ/ルークス編(共訳)、紀伊國屋書店、1995年)。

小川伸彦(おがわのぶひこ、3章)
1962年生まれ。奈良女子大学文学部助教授。「制度としての文化財」(『ソシオロジ』第35巻第3号、1991年)。

北垣徹(きたがきとおる、4章)
1967年生まれ。京都大学人文科学研究所助手。「新たな社会契約」(『ソシオロジ』第40巻第1号、1995年)。

(所属等は初版第1刷発行時のものです。)

登録情報

出版社 ‏ : ‎ 名古屋大学出版会 (1996/3/20)
発売日 ‏ : ‎ 1996/3/20
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 352ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4815802769
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4815802769

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- - 5,229位社会学概論
- - 8,975位哲学・思想 (本)

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F．K．リンガ−

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狭間

2023年9月24日に日本でレビュー済み

謝辞

序　章　知識人界・思想史・知識社会学
　　　　 1　知識人界の研究
　　　　 2　大学文化・社会関係・知識人
　　　　 3　還元主義・相対主義・知識社会学

第1章　教育・中産階級・知識人
　　　　　 —— 近代のフランス・ドイツにおける社会空間
　　　　 1　教育システムの比較史
　　　　 2　ナポレオン以降のフランスの中等・高等教育
　　　　 3　教育の複線型分節化セグメンテーションとフランスのブルジョワジー
　　　　 4　近代フランスのブルジョワ文化と知識人

第2章　教育＝教養エデュケーションの意味（1）
　　　　 1 「教養ビルドゥング」とドイツの伝統におけるその含意 1890～1930年
　　　　 2　マシュー・アーノルドの立場
　　　　 3　1890～1920年のフランス教育論争の起源と諸相
　　　　 4　フランスの知的プロレタリアート像

第3章　教育＝教養エデュケーションの意味（2）
　　　　 1 「一般教養キュルチュール・ジェネラル」の擁護
　　　　 2　改革派の立場
　　　　 3　3つの歴史的展望
　　　　 4　メリトクラシーに向けて

第4章　新たなフランスの大学
　　　　 1　ドイツの大学文化の危機
　　　　 2　科学と政治
　　　　 3　1900～1904年の新ソルボンヌのイデオロギー
　　　　 4　文学との対立

第5章　歴史学と社会学にみられる教育改革の影響
　　　　 1　哲学と人間諸科学
　　　　 2　シャルル・セニョーボスと新しい科学的歴史学
　　　　 3　エミール・デュルケームの教育論
　　　　 4　職業としての学問

結　論　解釈としての教育

　訳者あとがき
　文献目録
　人名索引

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