この本は悪徳弁護士、詐欺、ストーカー、集団ストーカー、宗教団体がらみの仕込み離婚など
現代を生きていて突然降って湧いた様に感じる悪意ある他者からの攻撃について事例を基に対応方法を説明している。
証拠と言うのは確かに最重要ポイントであるという事を納得出来る。
読み易く、具体的で戦いに際しての重要なポイントが散りばめられおり、著者は法律や手法等に詳しいだけでなく、実戦経験が豊富で人間を深く理解している。
著者の様な人が実力者と言うものだろう。
仲間以外を人間として見ず、自分の利益や欲求の為に平気で追いつめて命を奪う姿は強い嫌悪を抱くが
村社会とは元々よそ者を自分の権利を奪うかも知れない敵として見るものであり島国で農耕民族の日本人は特にその意識が強い。
治安が良い事等を日本の良さとすれば異なる村社会に足を踏み入れたときに発生する危険は監視社会と共に日本で生活する上で最も悪い面であろうと思う。
個人的にこういう事件は
戦後、米国の社会の解体により、多くの新興宗教や左右のような政治思想の団体が発生し新旧交えて権利を争い続け、全国に分散、混在している事
平等社会と言う名に惑わされ何処にも属していない一般人が日本が村社会の集合体であり常に危険が隠れている事を意識していない事
以上の事から一般人ばかりが的にかけられ悲惨な目に合っている事だと理解しています。
国内のパイが縮小し続ける程、このような事件は増え続けるだろうし、コミュニケーション不足と言われる様な狭いコミュニティーで生きて来た人程、被害に合い易い。
そういう危惧から著者はこの本を出版したのだと想像する。
著者はこういうトラブルは自分で解決する強い意志が必要である事を強調している。
自分の命を捨てないと勝負自体が出来ない事も多いし、シビアな戦いはそれぞれにリスクが伴うので覚悟の無い人間にはどうしても協力は出来ない。また他者は他者の手助けまでしか出来ないというのが実際なのでしょう。
２０１６年３月９日
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