指定の教材として読みました。
経済学説史の本で通読したのは初めてです。
かつて見た経済学説史の本は、著者により特徴がありすぎて、ある種の癖を感じていました。
経済学者の評伝集、エピソード集のようなものから、本格的すぎる論考のものまで様々です。
本書は、著者が一人で書いていて、マルクス経済学も、ミクロ・マクロ経済学も、ケインズ以後の経済学も取り上げていますが、特定の偏り・肩入がなく、バランスの良さを感じます。。
そして、とても平易な文章で、丁寧に書かれているので、学説のコア部分が良くわかります。
コア・テキストというのがぴったりです。
（290）
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