アゼルバイジャン語のスペシャリストの著者による在日タタール人の記録です。
詳細な内容は、ほかの方が書いてらっしゃるので省きますが、
代々木上原にモスクがありますが、その歴史背景を知りませんでした。
日本に、居住していたということも。。
大変面白い本です。
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在日タタール人: 歴史に翻弄されたイスラーム教徒たち (ユーラシア・ブックレット No. 134) 単行本 – 2009/2/20
松長 昭
(著)
- 本の長さ63ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋書店
- 発売日2009/2/20
- ISBN-104885958326
- ISBN-13978-4885958328
登録情報
- 出版社 : 東洋書店 (2009/2/20)
- 発売日 : 2009/2/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 63ページ
- ISBN-10 : 4885958326
- ISBN-13 : 978-4885958328
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,211,548位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,480位世界史一般の本
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2010年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たいへんおもしろかった。タタールの人々がかつて日本にやってきてくれたことだけでも、「よく来てくれました」という気持ちでこの本を注文したのですが、読み進むにつれて、ソ連や中国という大国に翻弄されたタタールの人々が「満州国」や日本にどれほど期待していたか、どんなに失望させられたかを感じられた。タタール民族の運命を通して、日本という国の本質がわかるようです。「ごめんね〜、期待に応えられなくて」というしかありません。本書を読むにつれ、五族協和やアジアの解放が、まったく日本のご都合主義だったのかがわかります。
2010年1月19日に日本でレビュー済み
約2千人(満州・中国に7千人)と言われる総数は不明ながら、ロシア革命と内戦からの避難民として無戸籍のまま来日後、東京・名古屋・神戸・熊本などにコミュニティを作り、ウール毛織物のの羅紗行商を日本全国でしたりしながら暮らし、戦後8年を経て、トルコ国内世論によりトルコ国籍を付与され、貧困から逃れトルコ・米・豪などへ再び移住していった在日タタール人について、論文的な堅めの筆致で書かれている。
日本の研究が、戦中の対回教政策などを嫌って中東イスラームを中心としており、少数の在日タタール人も世代交代しているので、研究は少なく、解明も困難な中、1917年のロシア革命から約40年間の足取りを、反ソ活動家として軍部と結びついたクルバンガリーと、タタール人の地位向上を目指し来日したイスハキーの二人を軸に、ムスリム運動の方向をめぐる対立、ソ連の極東政策、満洲問題、日本のイスラーム世界への戦略、陸軍の諜報活動など幅広く書かれており、ブックレットだが中身は詰まっている。
今では、東京ジャーミィも建て替えられ、プロレスのレフェリーをしたユセフ=トルコやタレントのロイ・ジェームスを覚えている人も少なかろうが、タタール人が日本の歴史の一片として存在した事も残すべき資料であり、遅まきながら研究が待たれよう。
日本の研究が、戦中の対回教政策などを嫌って中東イスラームを中心としており、少数の在日タタール人も世代交代しているので、研究は少なく、解明も困難な中、1917年のロシア革命から約40年間の足取りを、反ソ活動家として軍部と結びついたクルバンガリーと、タタール人の地位向上を目指し来日したイスハキーの二人を軸に、ムスリム運動の方向をめぐる対立、ソ連の極東政策、満洲問題、日本のイスラーム世界への戦略、陸軍の諜報活動など幅広く書かれており、ブックレットだが中身は詰まっている。
今では、東京ジャーミィも建て替えられ、プロレスのレフェリーをしたユセフ=トルコやタレントのロイ・ジェームスを覚えている人も少なかろうが、タタール人が日本の歴史の一片として存在した事も残すべき資料であり、遅まきながら研究が待たれよう。