地上へ巡礼に出る理由
巡礼は遍在氏を案内人にしました
甘言が付きまといました
巡礼は手綱と眼鏡とをかけられました
巡礼は高いところから地上を見わたしました
運命が天職を配分していました
巡礼は地上の中央広場を調べて、次のようなことが分かりました
巡礼は夫婦の身分と秩序を調べて、次のようなことが分かりました
巡礼は職人の身分を調べて、次のようなことが分かりました
巡礼は学識者の身分を調べましたが、最初は全般的に次のようなことが分かりました〔ほか〕
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地上の迷宮と心の楽園 ((コメニウスセレクション1)) 単行本 – 2006/9/1
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- 本の長さ268ページ
- 言語日本語
- 出版社東信堂
- 発売日2006/9/1
- ISBN-104887137036
- ISBN-13978-4887137035
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商品の説明
著者について
藤田/輝夫 1941年東京生まれ。1973年東京教育大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。1973年~秋田大学教育学部講師、助教授、教授。聖徳大学人文学部教授を歴任。2004年死去 相馬/伸一 1963年札幌生まれ。1994年筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。広島修道大学人文学部教授・博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 東信堂 (2006/9/1)
- 発売日 : 2006/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 268ページ
- ISBN-10 : 4887137036
- ISBN-13 : 978-4887137035
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,187,165位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 605位古代・中世・ルネサンスの思想
- - 1,749位ロシア・東欧文学研究
- - 2,307位西洋哲学入門
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年11月11日に日本でレビュー済み
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時代を超えて、本は語り続ける。良い本で出会えることは幸せです。感謝。
2013年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コメニウスと言えば、「世界初の子どものための絵本」として知られる『世界図絵』の作者。でも、それだけでなく、実践的な教育学の古典と呼ぶにふさわしい『大教授学』をはじめ、さまざまなジャンルにまたがった多数の本を彼は著わしています。
たとえば、『大教授学』において。「教師もまた、生徒を教える前に やはりまず 教育を受けたいという意欲を持った生徒に、少くとも 教育を受けられる状態にある生徒にし、また なにごとにつけても教師のいうことをきくような生徒にしておかなければならないはずですが、こうした心がけの教師がどこにいるというのでしょう」(鈴木秀勇訳)と、一見なんでもない表現ながら、現代においてもなお重要な問題点を指摘しました。
もっと評価されるべき思想家の一人ではないか。そう思うのですが、残念ながら、日本ではそう考えられてはいません。現在、手軽に入手できる本はほとんどない状態が続いています。
そんな中で、『地上の迷宮と心の楽園』(1631年)は例外的なケースです。
本の構成ですが、タイトルが暗示する通り、生の意味に迷う、ある若い旅人が案内人に導かれるまま地上の有り様をすみずみまで観察していきます。そして、それぞれの世界で暮らす人々の行為の虚しさ(「多様な虚しさ」)と偽り(「忌むべきペテン」)を発見・告発するまでが前半。後半に入ると、絶望の淵に立たされた若い旅人が神の存在に気づき、その神に自身を捧げることによってようやく心の平安と安全を手に入れる、そんな内容になっています。
前半では失笑してしまう場面がいくつもあります。現在とそれほど変わらない状況だから。
たとえば、親と子どもの振る舞いについて。あまりのひどさに若い旅人は注意します。「両親に対しては、子どもに対してロバのような溺愛と甘やかしはしないように、子どもには多少は徳をめざしなさいと警告したのです。しかし、それはほとんど成果をあげませんでした。なぜなら、彼らは私に軽蔑のしかめっ面をしたり、冷やかしをするだけでしたし、また、殺してやるぞと脅す者さえいたからです」(32〜33ページ)
すべてがこの調子なんですね。地上にはただただ不徳と無秩序が広がっているのでした。平安をもたらすように忠告する人が現れても、それは言葉だけ。議論したり分析したりするのが得意な人は大勢いても、実際に率先して行い、汗を流す人は見当たりません。
誰も世の中のねじれとゆがみ、その根っこを痛切に感じない。これでは、「地上の楽園と心の迷宮」です。
いっぽう、魂の再生とでも言えそうな後半になると、「聖書の二番煎じ」と感じる読者がいるかもしれません。たしかに、コメニウス自身、熱心なプロテスタントであり、聖書からの引用は多数に上ります。
でも、それで済ますのはあまりに惜しい。全体は寓話的で、画一的な表現も見られますが、「大部分は私自身の出来事を描いているのです」とコメニウスは語っているからです。
監修の相馬さんによって書かれた「解題」が参考になります。それを読むと、30歳過ぎで『地上の迷宮と心の楽園』を世に出した頃から、30年戦争などの悲劇(妻と2人の幼い子どもも亡くしたそうです)に次々と直面したコメニウスの絶望がわずかながらわかるような気がします。そして、悲惨な現実を変え得るのは子どもたちであり、その子どもたちを教育する理性的な大人の役割はとてつもなく大きいという彼の確信も。
そうした強い思いで『大教授学』や『世界図絵』を著わしたにちがいありません。きっと希望としての教育を志向したんですね。
チェコ(モラヴィア)に生まれ、オランダ(アムステルダム)で生を閉じたコメニウス。その苦難に満ちた生涯を重ね合わせる時、教育の意義を分かち合いたいという気持ちが強くなってきます。一人の旅人となって謙虚に、この徳性と神性にあふれた彼の旅を追いかけることはけっして無駄じゃない、そう思いました。
たとえば、『大教授学』において。「教師もまた、生徒を教える前に やはりまず 教育を受けたいという意欲を持った生徒に、少くとも 教育を受けられる状態にある生徒にし、また なにごとにつけても教師のいうことをきくような生徒にしておかなければならないはずですが、こうした心がけの教師がどこにいるというのでしょう」(鈴木秀勇訳)と、一見なんでもない表現ながら、現代においてもなお重要な問題点を指摘しました。
もっと評価されるべき思想家の一人ではないか。そう思うのですが、残念ながら、日本ではそう考えられてはいません。現在、手軽に入手できる本はほとんどない状態が続いています。
そんな中で、『地上の迷宮と心の楽園』(1631年)は例外的なケースです。
本の構成ですが、タイトルが暗示する通り、生の意味に迷う、ある若い旅人が案内人に導かれるまま地上の有り様をすみずみまで観察していきます。そして、それぞれの世界で暮らす人々の行為の虚しさ(「多様な虚しさ」)と偽り(「忌むべきペテン」)を発見・告発するまでが前半。後半に入ると、絶望の淵に立たされた若い旅人が神の存在に気づき、その神に自身を捧げることによってようやく心の平安と安全を手に入れる、そんな内容になっています。
前半では失笑してしまう場面がいくつもあります。現在とそれほど変わらない状況だから。
たとえば、親と子どもの振る舞いについて。あまりのひどさに若い旅人は注意します。「両親に対しては、子どもに対してロバのような溺愛と甘やかしはしないように、子どもには多少は徳をめざしなさいと警告したのです。しかし、それはほとんど成果をあげませんでした。なぜなら、彼らは私に軽蔑のしかめっ面をしたり、冷やかしをするだけでしたし、また、殺してやるぞと脅す者さえいたからです」(32〜33ページ)
すべてがこの調子なんですね。地上にはただただ不徳と無秩序が広がっているのでした。平安をもたらすように忠告する人が現れても、それは言葉だけ。議論したり分析したりするのが得意な人は大勢いても、実際に率先して行い、汗を流す人は見当たりません。
誰も世の中のねじれとゆがみ、その根っこを痛切に感じない。これでは、「地上の楽園と心の迷宮」です。
いっぽう、魂の再生とでも言えそうな後半になると、「聖書の二番煎じ」と感じる読者がいるかもしれません。たしかに、コメニウス自身、熱心なプロテスタントであり、聖書からの引用は多数に上ります。
でも、それで済ますのはあまりに惜しい。全体は寓話的で、画一的な表現も見られますが、「大部分は私自身の出来事を描いているのです」とコメニウスは語っているからです。
監修の相馬さんによって書かれた「解題」が参考になります。それを読むと、30歳過ぎで『地上の迷宮と心の楽園』を世に出した頃から、30年戦争などの悲劇(妻と2人の幼い子どもも亡くしたそうです)に次々と直面したコメニウスの絶望がわずかながらわかるような気がします。そして、悲惨な現実を変え得るのは子どもたちであり、その子どもたちを教育する理性的な大人の役割はとてつもなく大きいという彼の確信も。
そうした強い思いで『大教授学』や『世界図絵』を著わしたにちがいありません。きっと希望としての教育を志向したんですね。
チェコ(モラヴィア)に生まれ、オランダ(アムステルダム)で生を閉じたコメニウス。その苦難に満ちた生涯を重ね合わせる時、教育の意義を分かち合いたいという気持ちが強くなってきます。一人の旅人となって謙虚に、この徳性と神性にあふれた彼の旅を追いかけることはけっして無駄じゃない、そう思いました。