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デンマークの光と影: 福祉社会とネオリベラリズム 単行本 – 2010/12/1

4.4 5つ星のうち4.4 9個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 壱生舎 (2010/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 247ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4900028029
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4900028029
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 9個の評価

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鈴木, 優美
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ごく近年の国内事情が福祉政策の変化を中心に適切に整理されている。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 デンマークの社会について、現状がよくわかる本である。
 ただし、細かい数字が多く、煩雑な面が若干ある。
 
 また、誤解されかねない点について一言。デンマークでは、本人に不利益が及ぶ場合でも、「本人の意思の尊重」として、軽度の認知症の患者や一人暮らしの老人が放置されることの問題性が指摘されている。しかし、この点は、日本でも、本人に意思能力がある限り、強制入院等はできないのであって、強引に施設に入所させることは違法である。この種のケースについては、日本でも手が出せない。したがって、日本でも、法的には、デンマークと同じなのである。日本でも、軽度の認知症や軽度の障害者の行動について困る事態が多い。浪費するとわかっていても、本人から金を取り上げることができない人たちが、日本にいくらでもいる。暴力的な人は、暴力を振るうまでは、逮捕できない。
 日本でも、意思能力がない場合に初めて、本人の意思を無視できるが、それは、重度の痴呆症などの場合である。意思能力に関する法律的な考え方は、先進国では同じである。ただし、日本では、法律を無視する運用が横行しているだけのことである。
 著者は、専門家が、親身に助言すべきだと言うが、肥満、アル中、暴飲暴食、放蕩、だらしない生活、浪費などは、助言だけで、解決できる問題ではない。専門家が助言しても、たぶん、デンマークでは効果がないだろう。日本でも、同じである。どこまで助言するかは、個々の専門家の価値観の問題ではないか。それを、デンマークの社会や制度と関係があるかのように書いても仕方がない。個人の価値観の問題と制度の問題を混同すべきではない。
 
 この点は、自己決定とパターナリズムに関わる問題である。本人の利益のために本人の意思を無視してよいではないかというパターナリズムは、自殺願望者を拘束できるのかという問題に行き着く。自己不利益行動の究極は自殺だからである。自殺願望者を拘束できる国は、日本も含めて、先進国にはないのではないか。

 

することが多いだけ
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年9月2日に日本でレビュー済み
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北欧の福祉政策の良い点だけでなく問題点を根拠に基づいて述べている。
日本の北欧崇拝者にはぜひとも一読を勧めたい。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 「世界一幸福な国」と各種調査で注目を浴びた、北欧の小国デンマーク。その国の光と影を、現在の保守政権の政策を追いながら描き出したのが本書です。
 スウェーデンと並んで世界一の公的部門、社会保障支出を誇るデンマーク。学費、医療費は無料、自立して暮らせる高水準の居住環境が保障され、風力発電などの環境政策が先進的で、失業率が低く、経済競争力が高い。近年ではフレキシキュリティという、労働市場の柔軟性と労働者の生活の安全性を両立される労働市場政策で注目を浴びています。
 しかし、90年代以降、この小国にも新自由主義思想が浸透し、また社会民主党政権から保守連立政権へと移行することによって、さまざまな問題が生じています。筆者は雇用情勢-特に若者-の悪化、公共福祉削減とセーフティネットの脆弱化、経済格差の拡大などのマクロの変化から、競争にさらされる教育やアクセスが遠のく医療などの制度、そして肥満の増加や薬物乱用、精神疾患の増大などのミクロの問題まできめ細かくレポートしています。最終章でレポートされているフレキシュキュリティについては、メディアで紹介される割には詳細な実態がわからないので、貴重な資料だといえます。フレキシキュリティを国の制度というよりも、労働組合のイニシアチブを前面に打ち出しているところが鋭いと思いました。
 日本人はデンマークに対して悪いイメージはない。そのことは良いことであるとし、筆者は単純な「バラ色の無理解」から議論のできる理解へと読者を導きます。「世界一幸福な国」がなぜそうなり、そしてこれからどうなろうとしているのか。デンマークの社会を知るにはまたとない1冊です。
42人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
デンマークに行くことになり購入しました。頭の悪い自分にはわかりづらく、もっとわかりやすいと良かったです
2011年1月21日に日本でレビュー済み
 この本は、デンマーク在住の筆者が、現地の議論を踏まえながら福祉国家の変容が進む様子を丹念に示したものです。普遍的だった社会保障や社会サービスが、新自由主義的な議論の中で、社会的に排除されやすい人がより周辺へと追いやられやすい制度へと変革されつつあるという本書の指摘は、海外の政策を理想化しがちな日本にとって重要な視点を与えてくれるように思います。また、個人の自立を促す教育や個人の意思を尊重する社会の仕組みが、家庭の問題や民族的なバックグラウンド、加齢による問題を抱える人など、強くあることが難しい人々に不利に働くことがあるという指摘も、考えさせられます。
 なかでも、興味深かったのは、日本でも有名になりつつある、デンマークのフレキシキュリティモデルに関する記述です。柔軟な労働市場とそれを支える充実したセーフティネット、教育保障としての職業訓練を組み合わせたこのモデルは、労使協調の伝統の下で長年積み上げられてきたものであること、一方で多様な主体が異なる認識を重ねがちなためにバランスを取ることが難しいモデルであること、実際、セーフティネットの縮小などにより新たなバランスの模索が進んでいるということは、これまであまりきちんと指摘されてこなかったように思います。こうした「ひりひり」するような本書の内容は、意図的に選択された「影の部分」というより、デンマークの人々が一抹の不安とともに感じている「今の状況」を誠実に切り取った結果なのだろうと思います。
 本書は政策や制度の中身についても詳しく触れています。このように書くと内容が難しそうに感じるかもしれませんが、筆者のスタンスが明確であること、政策や制度の変化が何を意味するのかを「さらり」とまとめる一文が随所にちりばめられていることから、スリリングな小説を読むような感覚で読み通すことも出来ます。デンマークに焦点をあてた本ではありますが、ここで書かれていることは、欧州の福祉国家が共通して直面している問題でもあると思うので、そうした問題を、温度のある議論を通して知りたいという人にもお勧めです。
40人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年1月4日に日本でレビュー済み
デンマーク在住の若手研究者によるデンマーク社会評論といった位置づけかな。
デンマークの新聞をよく読み込んでいる点は確かに評価に値するものの、デンマークの
中道右派政権が進めている数々の政策を「ネオリベラル」的とあっさり切って捨てている
点、「光と影」と言いつつ実際はほとんどが影の部分にしか焦点があてられておらず、
若干バランスを欠いている点はちょっと気になった。また、デンマークで進んでいると
される様々なネオリベラル?な改革内容は日本から見ると、まだまだ手厚い福祉国家だなあ
と思わせる内容であり、これをネオリベと切って捨てるにはちょっと分析が甘いのではないか
と思えた。さりとて、全体としては巷にあふれるデンマーク、北欧べた褒め系の本をいい意味
で相対化する役割があるのかなとも思えたので、星3つを与えることにした。
35人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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