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とことん語る福島事故と原子力の明日: 学生と原子力OBの往復書簡 (電気新聞ブックス) 新書 – 2012/5/31

3.7 5つ星のうち3.7 5個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日本電気協会新聞部 (2012/5/31)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/5/31
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 355ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4905217156
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4905217152
  • 寸法 ‏ : ‎ 11 x 1.9 x 17.4 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 5個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
5グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年9月27日に日本でレビュー済み
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この本で福島原発事故とその影響、また日本の将来のエネルギーに対する原子力の役割がよく分かる。事故は多くの人々に迷惑をかけ、原子力開発に携わった者は反省しなければならないが、その後の影響はむしろ放射線に対する過剰な安全規制に原因がある。また、脱原発は、電気が足りるかどうかの話にとどまらず、日本の経済・社会とともに国際関係への影響と大きく広がっていること等、広い知識がこの本から得られる。
2014年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の内容は国の事故調査の内容と食い違いがあります。
出版している電気協会は電力会社の資金で運営されている協会ですから、電力会社の立場で書かれた都合の良い内容になっています。
この本によると、原子力事故は(電力会社が)想定を超えた津波によるもので、電力会社としては回避できないものであったとしているが、これで被害にあった方々は納得するのでしょうか?
特に気になる記述は、「Q4:地震の揺れでは壊れなかったのか?」に対し、「A:津波が到達するまでは安全に運転されていた」とある。発電所は地震と同時にスクラムし、変電設備の損壊で外部電源は喪失、かろうじてDGにより所内電源は確保されていたものの、プラントの健全性は確認できていないと言うのが東電の報告だったはず・・・。
もう言い訳はやめましょう。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年12月1日に日本でレビュー済み
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イモーシャルな反応に傾きがちな本当に重いこのテーマを、責務を淡々とこなしてきた実務家、そして使命感に燃える若き学徒との真摯な交流の形で、一般向けを意識しつつ、まとめられています。もちろん、専門的なタームも途中交じっては来ますが、けっして読むことの妨げになっていません。
女性を含む、もっと多くの方に手にとってもらいたい一冊であると思います。時あたかも、原発問題は、歳末選挙に向かってデッドヒートしてもおかしくない難題ではありますが、そういう皮相的なことではないことを、この一書は示しています。
2012年9月28日に日本でレビュー済み
政府の腰の定まらないエネルギー政策が心配で、本書を手にした。福島事故で原子力安全神話が覆り、多くの国民は「原発ゼロ」を選択しつつあるが、本書を熟読して我が国の今後の進むべき道を改めて考えた。学生の質問・意見は、原子力に対する不安、放射線への恐怖など多くの国民の質問を代弁し、厳しく追及をしてくれている。それらに対して、ごく冷静にデータを添えて応えているシニアの回答を繰り返し読んで、一つづつが肯ける内容だった。福島事故の解説、事故に対して真摯に学び今後に備える姿勢にシビレタ。放射能には恐怖が付きまとい、だから原子力はダメだと思って来たが、本書を読んで目から鱗が落ちた。エネルギー資源の無い日本は、原子力を止めて風力・太陽光に代えるべきだと信じていたが、脱原子力は全くの間違いだと気づかせてくれた。
友人にも、皆さんにも是非お勧めしたい類稀な良書だ!!
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