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地域アート――美学/制度/日本 単行本 – 2016/3/10

3.6 5つ星のうち3.6 8個の評価

はじめに
◆藤田直哉 前衛のゾンビたち――地域アートの諸問題
◆星野太×藤田直哉 まちづくりと「地域アート」――「関係性の美学」の日本的文脈
◆加治屋健司 地域に展開する日本のアートプロジェクト――歴史的背景とグローバルな文脈
◆田中功起×遠藤水城×藤田直哉 「地域アート」のその先の芸術――美術の公共性とは何か
◆清水知子 Shall We “Ghost Dance"? ――ポスト代表制時代の芸術
◆藤井光×藤田直哉 エステティック・コンディション――美学をかこむ政治や制度
◆北田暁大 「開かれる」のではなく「閉じられているがゆえに開かれている」 ――社会とアート
◆会田誠×藤田直哉 地域アートは現代美術家の〝役得〞――アーティストは欲張りになれ
◆じゃぽにか(有賀慎吾・村山悟郎)×佐塚真啓×藤田直哉 日常化したメタ・コンテクスト闘争――「誰でもデュシャン」の時代にどう芸術を成立させるか あとがき
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 堀之内出版 (2016/3/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/3/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 456ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4906708552
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4906708550
  • 寸法 ‏ : ‎ 18.8 x 13 x 2.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 8個の評価

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星5つ中3.6つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
紙と文字の色のせいで読みづらいというレビューがあったので覚悟をして買ったが、私には問題がなかった。
2016年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
楽しみにしていて、届いて開けたとたん読む気が失せました。本文に色のついた紙を使っていたからです。いくらアート関係の本とは言え、これはちょっと違うと思います。残念。
33人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年6月19日に日本でレビュー済み
「現代アート」のいま(「地域アート」)を知ることのできる本。

本書は、SF・文芸評論家である編著者が、文芸誌「すばる」(2014年10月号)に寄稿した『前衛のゾンビたち 地域アートの諸問題』に、とても大きな反響が寄せられたのが、そもそものはじまりらしい。書籍冒頭に『・・ゾンビたち』が掲載されてある。

「地域アート」については、「まえがき」に次のように示されている。《「地域アート」とは、ある地域名を冠した美術のイベントと、ここで新しく定義します。//「地域アート」は、「現代アート」から派生して生まれた、新しいジャンルです。//現代の日本において「地域アート」は非常に盛んになっています》。《「地域アートは、今までの芸術と異なって、関わる人が膨大に広がっていることも大きな特徴です。作家、キュレーターだけでなく、運営をサポートするボランティアの人たち・・略・・観客も重要な「芸術」の担い手と看なされています。時には、そのような人々の繋がりや参加そのものが作品の本体となることも起こっています》。《そのような新しい芸術が、なぜ生まれ、このように盛んになっているのか、その背景、そこにある美学、それから問題が、本書が明らかにしようとするものです》。

『前衛のゾンビたち』には、《彼ら(マルセル・デュシャン、アンディ・ウォホル)の作品は、一般に「現代アート」と呼ばれている。だが、今、最も隆盛している「現代アート」は、こうした作家の作品ではない。今や主流となりつつあるのは「地域アート」なのである》と、ある。つまり、今や、地域ーローカルー地方ー田舎のイメージさえある芸術が、最前衛の芸術を意味するらしい。すくなくとも、「地域アート」が、「現代アート」のいまを形作っているといっていいのだろう。

その「地域アート」には、いわゆる「問題」があるという。ひとつには、“制度”のなかに組み込まれてあること。作家の内面から「自由」に創造されるものでないこと。さらには、“日本”の文化政策の一部として、政府や自治体から「助成」を受けていること。それが、書籍の主題に付随する「制度」「日本」の意味するところで、それを軸に「地域アート」に迫ろうという意図が示されている。“美学”は「感性・認識の学」という意味で、《芸術作品を鑑賞・享受する「感性・認識」が、大きく変動する時期に入っているのではないかという仮説》が、本書で検討されることを意味する。

本書は、評論、対談、鼎談、の集成で、論議はアートしろうとにも分かるレベル。芸術の本を意識しての装丁はいいのだが、紙面印字がブルーで、読むのに難儀した。せめて印字ポイントをもう少し大きくして欲しかった。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年11月25日に日本でレビュー済み
日本では、瀬戸内国際芸術祭、越後妻有アートトリエンナーレなど、たくさんの「地域アート」が催されており、また世界的にもそうである。また、現代では「芸術」「芸術家」という言葉に代わって、「アート」「アーティスト」という語がよく使われる。これは、芸術作品と我々との関わり方が従来とは変容しつつあることを示している。そのことが「地域アート」の考察から見えてくる。主として大都市ではない場所で行われる地域アートには、さまざまな作品が展示され、多数の観客が集まる。しかし多くの場合、自治体から資金援助がなされており、地域アートは、まずもって「地域おこし」「地域振興」のために位置づけられている。今までアートに関心がなかった人たち、美術館などに行かない人たちもたくさんやってくる。とてもいいことではないかと、まずは評価される。しかし、そこには芸術として優れた作品が展示されているのかといえば、そうとも言えない。著者によれば、美術は人間によって創造された新しい表現であるが、それが我々の感性そのものを拡張するところに、その意義がある。ルノアールの描いた女性やセザンヌが描いた静物によって、我々は「そのように見ることができる」ことを知って驚き、我々自身の感性がより豊かに拡張される。美術館の展示の意義はそこにあるが、多くの地域アートにおいては、観客の「参加」に重点が置かれ、コミュニケーションとしての芸術という新しい在り方が模索されている。「ワークショップ」「コラボレーション」という言葉が良く使われるようになったが、我々は「表現したいという欲求」を持っており、これを喚起するというのが地域アートの重要な役割なのである。言われてみれば、従来も、オペラ鑑賞は社交の一部であり、日本の連歌、連句、歌会、句会などは、まさに詩歌をネタにしたコミュニケーションの快をその主旨としていた。また、好きな絵や歌手が誰かと一致すれば、「趣味が合うね」と、その人を親しく感じる。芸術作品は人と人とを結びつけるという機能が確かにある。それが、「芸術」や「芸術家」よりも「アート」「アーティスト」という語が好まれる背景にあるのだ。本書は、地域アートを実際に作っている人と著者との座談会が非常に面白い。彼らが何を考え、どのように現実を認識しているかが、よく言語化されている。地域アートが、一回性のイベントとして、地元の観光地化の装置にされてしまう傾向からどう抜け出せるのか、重要な問題が提起されている。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年7月16日に日本でレビュー済み
本当に文字が読みにくくてイライラします。グレーの紙に青い印字、非常に読みにくいです。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート