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新対話篇 (ゲンロン叢書) 単行本 – 2020/5/1
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哲学と芸術の根本に立ち返った本格対談集
東浩紀が2012年以降に行なった対談・鼎談から、
哲学と芸術をテーマとするものを厳選し集成。
文化が政治に従属し、人間がデータに還元される時代に、
「対話」というもっとも古く原始的な方法で人文知の再起動に挑む10章。
飴屋法水・柳美里との語り下ろしを加えた決定版。
【目次】
はじめに
草木の生起する国 梅原猛
テロの時代の芸術 鈴木忠志
SFから神へ 筒井康隆
種の慰霊と森の論理 中沢新一
文学と政治のあいだで 加藤典洋
正義は剰余から生まれる 國分功一郎
デラシネの倫理と観光客 五木寛之+沼野充義
歴史は家である 高橋源一郎
国体の変化とジェンダー 原武史
生きることとつくること 柳美里+飴屋法水
- 本の長さ384ページ
- 言語日本語
- 出版社株式会社ゲンロン
- 発売日2020/5/1
- 寸法12.8 x 2.7 x 19 cm
- ISBN-104907188366
- ISBN-13978-4907188368
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出版社より
この時代この国で、ソクラテスをやりなおすためにはどうすればいいのか。多少大げさにいえば、そんなことばかり考えて生まれたのが、この対談集である。
――哲学と芸術の根本に立ち返る、本格対談集!
東浩紀が2012年以降に行なった対談・鼎談から、哲学と芸術をテーマとするものを厳選し集成。
対話という、もっとも古く原始的な方法で人文知の再起動に挑む10章。
創業10周年記念、ゲンロン叢書007『哲学の誤配』と同時刊行。
時間をかけ、生身の身体を持ち寄って、結論が出るかわからない会話を続けること、性急に答えを求めず、複数の可能性を信じること。速さから遅さへ、ネットからリアルへ。
『新対話篇』はそうした主張そのものの実践と見ることができるだろう。
――倉数茂(作家・週刊読書人 2020年7月10日号より)
『新対話篇』は、ソクラテスの対話をやりなおす東が実践してきた、選りすぐりの能動的誤配録なのだ。
――斎藤哲也(ライター/編集者・文學界 2020年8月号より)
【目次】
はじめに
草木の生起する国|梅原猛
テロの時代の芸術|鈴木忠志 司会=上田洋子
SFから神へ|筒井康隆
種の慰霊と森の論理|中沢新一
文学と政治のあいだで|加藤典洋
正義は剰余から生まれる|國分功一郎
デラシネの倫理と観光客|五木寛之+沼野充義
歴史は家である|高橋源一郎
国体の変化とジェンダー|原武史
生きることとつくること|飴屋法水+柳美里
商品の説明
著者について
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。
専門は哲学、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(1998年、第21回サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(2001年)、『クォンタム・ファミリーズ』(2009年、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(2011年)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(2017年、第71回毎日出版文化賞 人文・社会部門)、『ゆるく考える』(2019年)、『テーマパーク化する地球』(2019年)ほか多数
登録情報
- 出版社 : 株式会社ゲンロン (2020/5/1)
- 発売日 : 2020/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 384ページ
- ISBN-10 : 4907188366
- ISBN-13 : 978-4907188368
- 寸法 : 12.8 x 2.7 x 19 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 135,770位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 149位論文集・講演集・対談集
- カスタマーレビュー:
著者について
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。専門は哲学、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(講談社)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(ゲンロン、第71回毎日出版文化賞 人文・社会部門)、『ゆるく考える』(河出書房新社)、『ゲンロン戦記』(中公新書ラクレ)ほか多数。
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②梅原氏は西田幾多郎の「無」の哲学に異議を唱える。西田の「無」は、「絶体矛盾的自己同一」としての「無」であり、論理的空間としての「無」を意味する。主観と客観を統一する「無」は場所の論理としての「無」であり、論理空間としての「無」である。西田の哲学は、主観が客観を包み込むと同時に客観が主観を包み込む、所謂矛盾律に反する絶対矛盾的自己同一の論理である。
③西洋近代哲学に学んだ西田は、『善の研究』において、主観と客観の一致(統一・一体化)を主客未分の〈純粋経験〉に求めるが、『自覚における直観と反省』では〈純粋経験〉は〈自覚〉の体系へと変貌し、『絶対矛盾的自己同一』では〈自覚〉を説明する論理として、〈絶対矛盾的自己同一〉が導入され、場所としての〈無〉に帰着した。
④西田の〈無〉を実体を欠いた単なる論理として受け止めたのが梅原猛氏ではないか?論理空間上の場所としての〈無〉は、実体を有するものではなく、あくまでも論理空間上において要請される論理的契機にすぎないものである。東浩紀氏は西洋哲学の「ロゴス中心主義」を批判したデリダと梅原氏の思想的立場が接近すると言うが、デリダもまた論理空間上で脱構築を提唱した点において西洋哲学の立場を踏襲しているではないか。
⑤梅原氏は〈実体〉を求めて大乗仏教の本覚思想へ導かれた。あらゆるものが生々流転し、輪廻転生して殺し、殺される相互関係性にある。これが〈縁起〉であろう。あらゆるものがこの相互関係性において存在すると考えるのが〈空〉の理論である。つまり、梅原氏は〈無〉は〈空〉でなければならないと考えたのである。
⑥ハイデガーと同様に西田幾多郎が存在者の「存在」を説明する真理を求めたのに対し、梅原猛は存在する「存在者」を説明する真理を求めたのである。この二人の哲学者の違いは西洋哲学と仏教的世界観の違いである。とても面白い思想的差異である。「存在」ではなく、「存在者」を包括し、生命論として深める思想を求めた梅原猛。「草木国土悉皆成仏」=「山川草木悉有仏性」の仏教的世界観・価値観から見て原発ほど破壊的なものはない。原発は破壊するのみであらゆるものを生かすことが出来ないからである。
とても参考になる。ハイデガーは「存在の牧人」としての人間の将来を説き、高弟ハンス・ヨナスは「世代間倫理」を説き、次世代に住み良い環境を残すべき行動責任を道徳法則として追求した。西洋哲学は切り捨てられるべきものではない。論理空間上に真理を求めたことに意義があるのだ。
色々考えるべき論点が満載だ。
お勧めの一冊だ。