己の中の内なるノモス(律法)の壁を破砕せよ!「法に従う倫理」から「愛に従う倫理」へ―パウロの信仰が最も凝縮して語られている「ローマの信徒への手紙」(「ロマ書」)。人間 ...

... ロマ書の中心は「義人は信仰に由りて生くべし」(一章十七節)とあるように、人の救済は善行によるのではなく、ただ信仰にのみよるという信仰義認の思想にあった。ロマ書講演の第一講の末尾で鑑三は述べている。鑑三のロマ書の研究はカールのロマ書の第二版 ...

... ローマの監獄に差入物を ダイスマン教授は、ロマ書第十六章を獨立したる一つの書翰であると考へてゐるが、餘程面白い考へ方だと思ふ。同氏はそれをエペソに宛てた手紙ぢゃないかと主張してゐる。ピレモンコロサイエペソの三書は、ローマの監獄で、紀元六 ...

... 書三章一三、四章六、ロマ書三章二四、八章二三) 3 法律的に見たる赦免 Forensic として(ロマ書五章一二~二一、コロサイ書二章一四)章 4 祭典的に見たる犠牲 Blood として(ロマ書三章二五、コリント前書一一章二一、コリント後書五章二、その他ガラテヤ書) ...

西洋古典学の重鎮である著者が、無教会の集会で9年間にわたり語った講義の再現。ギリシア語の精細な吟味をもとに、原文に忠実な翻訳と新たな解釈を提示。巨匠ケーゼマンら ...