序古代傳説の比較研究は未だ秩序づけられた間ではない。この領域は未だ開拓されない、否、測量されたことさへもない處女原野のやうに携がつてゐる。極東の古代からこの神秘の迷路を横ぎつて地中海沿岸地の古代文化へ達することが可能であると信ぜられる ...

... 古代伝説中の帝俊、帝舜、帝嚳、夔は、いずれもそのような人物である。従って、日本古代神話中の大国主の神は、その別名「八千矛の神の命」(呪力を持つ矛を手に神の御言持ち)から判断すれば、やはり「神」と「巫」という二つの性質を具えたものとして設定 ...

... 古代出雲攷」で、まづその構想の全般を世に問ひ、これが實證に鋭意研鑽を重ねられ ... 比較文學者として特色をたれてゐること、さらには氏の文學比較の一環として、日本 ... 傳説の比較研究」、近くは「心」を飾った雄篇「穀神考」、ささやかな私の抄録 ...

... 傳説郷土研究 10 昭中島治字二郎石器に伴ふ説話の展民俗三ノ三昭昭中山太郎人身御供の資料としての「おなり女」昭三傳說中史二ノ石器時代明那同海と傳説歷史公論五爪那古利貞山東地方の古傳説と我古代 ... 比較研究岩波日文二二ノ五岩俗民太陽崇拝と宗教観念の ...

... 古代伝説の比較研究,岩波講座『日本文学』(岩波書店) ,,, 32- ,,日本の叙事詩の展開,文学(岩波書店) , 18-2 , 13 , 50-02 ,,比較文学と万葉集,『万葉集大成』 7 (平凡社) . , 15 , 54-10 ,,『日本音声の実験的研究』岩波書店, 55- ..万葉集に於ける詩的 ...

... 比較研究されなければならぬ、それは、神話發生には季節祭が重要な關係を有つてゐるからである。故に北支那の神話を研究するには朝鮮、満洲のそれが比較されねばならぬと説いてゐる。又氏は古代 ... 傳説を解して次の如く言ふ。即ち、 totem 的な結趾が熊の假面 ...

... 研究」(大正十三年刊)・「日本上代史研究」(昭和五年刊)・「上代日本の會及び思想」〇倉野憲司「古事記の新研究」(昭和二 ... 比較神話」(大正十三年刊)「日本神話傳説の研究」(二大正十四年刊)高木敏雄氏〇「神話學論考」松村武雄(昭和四年刊)〇「日本文に現れ ...

... 研究第 1 輯>內)東京昭和 9 洋小 189 頁による原臺灣高砂族傳說集 289.3-3 民族怪異 1 527.1-24 臺北帝大言語研究室(小川尙 ... 古代傳説の比較研究 1 527.1-33 山の人生 1 527-1-21 土居光知柳田國男東京昭和 7 洋中 53 頁(岩波講座日本文學)東京大正 15 ...

... 傳説研究にありといふも過常の論ではないであろう。日本傳説の研究も、軈ては、其研究の範圍を、日本民族といふ限定の中から向上しめて、虞く人史上に立脚地を設けしめ、世界各国人の有する説話を比較 ... 古代文明人の常であつた。彼等の接息せる地は、其緯度 ...