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浮世栄花一代男 from books.google.com
... 一代男八冊右によって、すでに藤井乙男先生『江戸文学研究』所収「浮世花鳥風月と浮世栄花一代男)や石川巌氏(『文献志林』所「好色四季咄の正体」)や吉田幸一氏(『西鶴研究』第二・五号所載「好色堪忍記」「再び好色堪忍記について」)の述べられている ...
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... 男が主人公で、近所の老婆の野辺送りにたまたま紛れ込んだ吉原で、初めて美形の山に接して恋にあこがれ、浅草の業平社に祈誓 ... 浮世栄花一代男』の伝本は数少ないのあるが、これまでの報告によれば、次の四種の版次があるとされている。元禄六年初版本 ...
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... 浮世栄花一代男』・『好色堪忍記』(上記の改題本)・『好色兵櫛』(『色里三所世帯』の改題増補版、元禄九年二月刊)等である(いまは西鶴関係の浮世草子に限った)。これだけの事象からひとつの判断をくだすのは危険であるが、ただ言えることは以下の認識であ ...
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... 一代男より二代男をへて三所世帯になり、栄華一代男に至る」好色物の一つの流れをみることによって、西鶴作であるとしている ... 浮世栄花一代男」『西鶴研究』六昭和 28 年 10 月)。岸氏はさらに、西鶴にしてみれば現代人が矛盾と感じるほどの自己分裂は ...
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... 浮世栄花一代男』(元禄六年)の隠笠の模倣である。『栄花一代男』のこの空想的趣向が、すでに『好色一代男』の渣滓たる部分のみを描く為の方便にすぎなかった。それを模倣した赤烏帽子の利用が、どんなものであったかは容易に想像されるであろう。しかも ...
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... 一代女』巻一の一に見られる「遊仙窟」の訓をあてた特殊な表記が重ねてあらわれる。「浮世栄花一代男」一の一あだびとたはふれたどりなを詠めて気もかはり鏢行に・・・・散茶は個人に調謔さもあらばあれ......濡の縄に投節のつれうた......いとすじつき ...
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... 浮世に対する執着からはなれて、ふたたび東武に帰って金西鶴の自序にあるように、本書は、浅草金竜山の辺に住む土器細工の男が、ある日野送りの帰りに吉原の歓楽のその巡歴の半紙本四巻四冊、題簽は「栄花一代男」となっている。元禄九年刊行の「増益書籍 ...