近世後期、自学用の本で四書を学び漢詩を作った広範な「近世読者」は、明治以降どう変わったか。多様な史料で描く書籍文化史

読書記録が伝える近世の知の展開

昨今の書籍やネット上に蔓延する、俗説・デマ・ヘイト―そのカラクリを、人気教師が豊富な資料でやさしく徹底解説。もう騙されたくない人のための、歴史教育の新常識。

古代から19世紀末までに起きた日本史上の大事件に関する図書を集めた図書目録。古代から19世紀末までに発生した日本史上の大事件(災害・紛争を含む)216件を選定し、このうち関 ...

... 近世史 7 開国」(東京・有斐閣・ 1985 年) 219-269 頁〕. 35.徳川日本における読者層の研究は,今後の研究が待たれる史料分野である。森家の読書記録に関するここでの記述は,以下の諸研究に依拠している――水本邦彦「近世の農民生活一庄屋の交友関係から ...

江戸時代の文化や近世文学理解のための好個な手引書。本・本屋・読者についての書誌的知識、書物から知り得る、読書傾向・生活習慣などを平易に解説。

近世、全国の私塾、藩校で広がった読書会＝会読、その対等で自由なディベートの経験と精神が、明治維新を、近代国家を成り立たせる政治的公共性を準備した。思想史の傑作！

近代日本の活字メディアと読書文化は、明治30年代を転回点として、近世的読書の世界から近代活字メディアを基盤とする読書世界へと決定的に移行していく。本書は、このよう ...