地域のあり方を考えるシリーズの最終巻

ているのに対し、マルクス主義史学の側が必ずしもこれに対抗する十分な理論と内容を打ち出しえていないところに、「民族の問題」「民族文化」のとりあげ方を改めて再検討する必要性を感じるのである。なお歴研は、このあと五三年の「世界史 ... 郷土史の編纂 ...

... 史」(『仏教の歴史と文化』)・「日蓮の外道観について」(『秋大史学』二七)は、いずれも日蓮思想の新たな側面に光を当てる ... 郷土史研究家の多彩な論文を収録した『日蓮』(千秋社)が刊行されたことを記しておく。時宗関係では今井雅晴氏の仕事が注目され ...

... 史料『蒼生一奇談』及『百姓一揆談』について―」「経済理論」 IC )、宇野幸男氏「元文三年の刈谷領徒党強訴」「郷土文化」セーニ)能勢志子氏「大和龍門一揆について」(「新しい歴史学」 1 )、徳永職男氏「鳥取藩元文一揆について」(「日本史研究」一六) ...

... の可否も、遠からぬ将来に問われてよいように思われるのである。昨年一年間で、近世史研究の成果としてまとめられたものとしては、歴史学研究会・日本史研究会編集<講座日本歴史 5、6 近世 1、2 〉が、まずあげられよう。収録諸論考については以下の各項 ...

... の変容や再生産に密接に関係するものであり、政治史研究者の無視しえぬ領域である。第三に、桑田悦「『旧日本軍の近代化の遅れ』の一考察―第一次大戦直後の日・仏歩兵操典草案の比較と『火力戦闘の主体論争』を中心として―」(『紀要』〈防衛大〉三四)は ...